2019年04月01日

新元号狂騒曲

 昨年末ぐらいから乱発されていた「平成最後の」という表現にちょっと辟易してきた。
 平成30年間を振り返る地上波の番組の似たり寄ったり感(全部見てないけど・・・チラチラ見た雰囲気で)にもげんなり。
 挙句の果ての「新元号大予想」にはあきれてものも言えないというか・・・<昭和 → 平成>のときにも似たようなことをやり、ことごとく外していたことをあたしは覚えている(どうやら予想上位のものをはずしていった、という話もあるらしいのだが、だったら余計に予想通りになるはずがない)。 あの頃よりネットやSNSの発達しまくってる今回は絶対に情報を漏洩させないと官房長官が固い決意を表明していたではないか。 その時間になればわかることなのに、ちょっとでも早く知りたいってなんなの?、と思う(それに、予想ははずれることもわかっている)。
 だから、元号に関するニュース、かなりあたしはスルーした。
 それでもちょっと目についちゃうのはどういうわけ?
 「新元号の候補となったものは公表しない」と言ったのに、「候補は6つあった」とか「“安”の字が入るものはなかった」とかチラチラ出てくるのってどういうこと? リークしても大したことない情報とはこれはレベルが違うでしょう。 かかわった人たちは「これは墓場まで持っていくこと」とは思えないのか?
 それと同じで「“平成”が決まるときに同時に候補になっていたもの」を公表するのもどうなのかなぁ、と。 もう30年も使った“平成”以上に親しみもインパクトもあるものはないわけだし、公表されたら落選した(?)その単語たちはもう二度と元号に採用されることはないと言われたようなものではないか。 ・・・なんか、かなしい。

 さて本日朝、仕事場でも「今日発表だね!」、「11時半だっけ?」とちょっと浮き立つ空気あり。
 こういうのは嫌いではない、むしろ好きだ。
 その当日のお祭り感というか・・・間近に迫ったカウントダウンをワクワクと楽しむ気持ちが伝わってくるからいい!
 しかし仕事をしていると・・・気が付いたらもう11時半をとっくに回っている。
 えらい人が「あ、見なきゃ!」と言ってくれたのでネットブラウザを立ち上げて同時中継配信を見た。
 ・・・<令和>の文字、音声は聞こえない。
 「これ、そのまま読んでいいんですかね」
 「“れいわ”かしら」
 「Rだ、新しい!」
 「でも“昭和”と字がかぶってるわ〜」
 平成発表のときよりも好意的な評価が多いのは、やはり慣れ親しんだ“昭和”に似てるからなんじゃないのかなぁ、と思ってしまうのは意地悪だろうか。

 「へいせいであります」と言っている当時の小渕官房長官の映像は使われまくっている。 彼が総理大臣であったときよりもはるかに多く。 今回の菅官房長官も「自分の映像が後世まで語り継がれる・いつまでも使われ続けるだろう」ことにプレッシャーを感じなかったかな・・・とそっちのほうが気になった。

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2018年05月21日

あぁ・・・なんとも言葉にならない

 さ、帰るぞ、と仕事場にて。 電車が遅延してたり止まっていたりしたら困るから、PCをシャットダウンする前にヤフー運行状況を確認しようと思った(とはいえ、実際に駅に着いてみると何かあったりすることもあるんだけど)。
 そうしたら、ニュースのトップのところに「登山家・栗城史多氏エベレストで死亡」の文字を見つけてしまった。
 <NEW>がついていなかったから、そのニュースが配信されてから数時間はたっていたのだろう。
 ・・・なんっとも言えない気持ちになった。
 あたしは彼のことにそんなに詳しくないから(NHKで以前やったドキュメンタリーを見たくらい)、何も語れる立場にはない。
 でもなんとなく、いつかこんな日が来るような気がしていた。 思ったよりも早かったな・・・という印象で、だから「あーあ」みたいな気持ちになってしまったのかもしれない。
 いろいろ批判もあった人だし、でも擁護する人たちもいた。 内容はともかく、この炎上社会で賛否両論を浴びながらやり続けることは鉄のメンタルだな、と思っていた。 凍傷で指を失ってもやり続けると聞いたときには、「この人を止めるには、この人の中にある衝動を抑えるには、もう最後までやり続けるしかないんだろうな」と傍観者ながら感じていた。
 日本人の登山人口が減り、かつ高齢化している中で、その年齢でのチャレンジはいろんな意味があったことだろう。
 いまはただ、静かな眠りの中にいることを祈りたい。
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2018年02月21日

漣さん・・・

 今日は体調を崩して、仕事を休んでずっと寝ていた。
 昼過ぎくらいからようやく起き出し「あー、何か食べねば」、とごそごそ。 あぁ、洗濯したいのに、気力がわかない。
 その後、録画した海外ドラマを流して横になり、だらだら、うとうと。
 だからドラマの内容が全然入ってこず、同じドラマを何回も繰り返し流すことに。 聞き覚えのある台詞になんか安心し、またうとうと。 気がつけば夜。
 そんなとき、下の妹からメールが入る。
 「漣さん死んじゃったの?」と。
 は? それは『バイプレイヤーズ』のネタかなんかじゃないの? 半分頭がぼけた状態で、充電中だったタブレットのところまで動いてスイッチを入れる。 ヤフーニュースの号外表示が出ていた。
 ――えっ?
 ほんとなの? 事実なの?
 いやいや、今日これから『相棒』があって、そのあと『バイプレイヤーズ』ですけど!
 テレ東の『バイプレイヤーズ』公式ページを呼び出すと、<おしらせ>に漣さんのことが書いてある。 他の4人連名の、お悔やみの言葉が載っている。
 ・・・ほんとなんだ、ほんとなんだ! しかもこのコメントからは、まだ撮影中であることがうかがわれ。
 涙が止まらない。

 いつもの調子で『バイプレイヤーズ』第三話が始まる。 普通だ、まったく普通だ。 この流れでテロップは出せない、エンディングでだろうな、と思う。
 上の妹からもメールが来る。
 「報ステ見てるんだけど、なんか松重さんが病院に付き添ったんだって」
 地元にはテレ東のネット局がない。 ケーブルテレビがサービスとして、北海道の電波を拾ってくれているのだが、天候の悪化で映像が乱れたりするので画像の質は保証できない(だからサービスなんだけど。 地デジ以降どうなったのかは不明)。
 さすがしっかり者、影のリーダー松重豊。 ほんとに『バイプレイヤーズ』の関係性そのままじゃないか。
 これはネタです、最終回がネタバレしちゃいましたって、誰か言ってください!

  バイプレイヤーズ2.jpg まさか、これが漣さんの遺作になるなんてかけらも想像したことなかった。
 ひどいよ、漣さん。 いつも通りの適当な感じも、歌がうまくないところも、観てたら泣けてくる。 話が全然入ってこない。
 妹情報が続く。 撮影後に食事して、自室に帰ったところで漣さんから不調を訴えるメッセージがバイプレグループLINEに入り、松重さんが付き添って病院に向かったこと、他の3人も追いかけて、彼らに看取られていってしまったとのこと。
 ずるいよ、漣さん!
 残された人のことを考えてよ・・・責任感の強い松重さんだよ? もっと早く気付けば、とか救急車を呼んでいればとか、絶対悩んじゃってるよ。 他の人たちだってそうだよ。 今回参加しなかった寺島進は後悔するじゃないか。
 そもそも漣さんのこと大好きな人たちが、みんなショックを受けて、苦しむじゃないか!
 ひどいよ、漣さん。
 あたしのところの仕事場の、役に立たないおっさんたち何人もと引き換えにしていいから(仕事ができない奴らだから何人いても漣さんとはイコールになれないけれど)、いくらでも首差し出すから、帰ってきてよ! 『バイプレイヤーズ』の撮影、全部終わってないんでしょ? 第四話の予告はあったけど、多分最終回のナレーションは漣さん担当という構成だと思うから、どこまでできているのかわからないけど・・・。
 でもどうにか完成させてください。 中途半端な形で終わるなら、漣さんが悲しむ。

ラベル:ドラマ
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2017年10月14日

ふざけたこと言わないでください

 ネットニュースで、こんなのを見つけまして。

 10月13日に開催された<全国図書館大会 東京大会>で、文芸春秋社の松井社長が、「『文庫』の売上げが大幅に減少しはじめたのは2014年のこと」と前置きし、「確たるデータはありませんが、近年、文庫を積極的に貸し出す図書館が増えています。それが文庫市場低迷の原因などと言うつもりは毛頭ありませんが、まったく無関係ではないだろう、少なからぬ影響があるのではないかと、私は考えています」と主張。
 「文庫くらいは自分で買おう。そんな空気が醸成されていくことが何より重要」としつつ、公共図書館に文庫の貸し出しをやめるよう要望を出すと共に、読者に向けても「借りずに買ってください」と呼びかけた。

 ・・・はい???
 図書館に文庫が置いてあるのなんてずっと昔からですけど?
 ていうか、そういうこと言うなら絶版書をなくしてよ!
 以前より<品切れ・重版未定>になる周期が明らかに短くなっているんですけど。 本屋で売ってないから図書館で借りるしかないんですよ。
 文庫を「恒久的に保存していく蔵書」という位置づけから「薄利多売」に切り替えたのは出版社のほうじゃないの? 一冊で済む本をわざわざ上下巻に分けて値段を吊り上げたりしてるくせに、図書館のせいにするのか!
 なんかすごく、腹が立っちゃいました。

 ちょっと冷静になって、考えてみます。
 「出版社だって商売だ」という気持ちはわかります。 でも、出版社はただの商売じゃない、文化事業です。 それを理解していない人が社長ってのは・・・残念です。
 本がタダではないこともわかっています。 でも時間も体力もあってたくさん本を読むことができた若い頃、あたしにはお金がありませんでした。 だから図書館と古本屋さんのお世話になって、その後の人生に影響を与えられた本に数えきれないほど出会ってきました。 それはとても感謝していますし、だからこそ同じような境遇の人たちのために安価でたくさんの本が読める環境は残しておいてほしいのです。
 あたしは成長して自分でお金を稼げるようになりました。 だからあの頃の恩返しの意味もあって、できる限り買える本は買おうと思っていますし、実践しているつもりです。 でも本との出会いってタイミングもあって、「あ、こんなの出てるんだ!」と気づいて探した時には絶版・・・ということもあるわけで(それは単行本も文庫もあり。 単行本だったら文庫になるかもという望みを抱くこともできるけど、最初から文庫の場合はほぼ復刊は望み薄)、そうなったら図書館を頼るしかないわけですよ。 古本屋さんも<新古書店>みたいなところが増えたから探したいものはなかなか見つからないしね。
 それに、いろいろ不景気な昨今、「文庫本くらい自分で買え」っていうのはちょっと乱暴な論調かと。
 読みたい、ほしいものであれば黙ってても買いますよ。
 なのに、キングの『IT』の映画(11月3日公開)に合わせて出したのは電子書籍の合本版って・・・(それ、文芸春秋社ですよ)。 さすがに文句が出たんか文庫が増刷されましたけど、そもそも『IT』を絶版にしていることがあり得ないよ(あたしは最初に文庫が出たとき全4巻買いましたけど・・・実家に置いて来た。 また読みたいけど・・・映画見てからにしようかな。 それとも電子書籍版にしようかな。 でも解説とかなかったりするから微妙なんですよね)。

 でも、読みたい気持ちはあっても「どれを選んでいいのかわからない」っていう人も大人でもたくさんいます。
 ノーベル文学賞の影響でカズオ・イシグロが今売れまくっているのは、そういう人の需要にはまったから。 「文学だからお堅いのでは・・・」と悩んでいる人には、「『ダウントン・アビー』見てた? だったら『日の名残り』はいいと思うよ。 同じように貴族社会が没落していく中で、執事であることがアイデンティティである、って人の話だよ」みたいなこというと、「そうなの! 読んでみたい!」って返事が来るし、「タイトルからだと『わたしを離さないで』はラブストーリー色が強めっぽいけど、完全にSFだから」というと興味津々になる人もいる。
 要はプレゼンの仕方です。
 本屋さんのPOPは林立しすぎて逆に読みにくくなってるし、ビブリオバトル的イベントも有効でしょうが、同じ時間に人を集めることがたいへん。 となると結局ネット書店のレビューが参考になる、になっちゃうのかな。 それに、初めての作家の人をいきなり買うのは勇気がいるよね。 その入り口として<図書館>ってすごく大事なのに。
 それに、シリーズものだけど途中で翻訳が止まるとか、次作が出るかわからない、とはじめに言われちゃったら「じゃあ読まないほうがいいかなぁ」ってなるのが人情じゃない? そのあたりの解決策を出さずに要求だけ出すなんて・・・ひどいよ。
 図書館で出会って、その後、「自分にとって大切な作家」になる人もいる。 出版社自らその出会いをなくそうとするなんて、読書人口が育たないじゃないか。
 もっと大きな目で見てくださいよ。
 ブログを無料で公開している文筆家の人だって、それがきっかけで自分の著作に興味を持ってくれれば、とリンクフリーにしている人が多いのに。 文芸春秋、時代に逆行してるなぁ。
 というわけで、腹の立ったニュースでした。

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2017年09月21日

<銀河英雄伝説 Die Neue These>について

 新しい『銀河英雄伝説』アニメ化の情報が解禁になったようで。
 公開されたポスター、見ました。

  銀河英雄伝説新アニメP.jpg ・・・うーん、キャラデザイン変わることはわかっていたけれど。 ラインハルト、性格違う〜。 ヤン、なんか若くなってる〜。

 記事によれば、

 新アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』は、ファーストシーズン『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』が2018年4月よりテレビ放送が開始。セカンドシーズン『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』の2019年中のイベント上映も決定、キャスト陣として、ラインハルト役に宮野真守、キルヒアイス役に梅原裕一郎、ヤン・ウェンリー役に鈴村健一らが名を連ねる。

 とのこと。
 あー、なんとなく“ラインハルト:宮野真守”は予想の範囲内というか・・・最近の若手声優さんあまり知らないのですが、彼が一番人気という印象があるので。
 で、短い予告編のようなものを見ました。

  銀河英雄伝説新アニメP3.jpg 宇宙の戦闘シーンは素晴らしく美しくなっているが。

 ナレーションはきっと報道やドキュメンタリーっぽい硬い感じの語りっぽい人になるんじゃないかなぁ、と予測していたけど、そんな感じだった。
 キャストの声は名前の挙がっている3人のものしかなかったけれど、「あぁ、堀川りょうのラインハルトには高貴さと寂寥感が同居していたのだな」、「キルヒアイスの広中雅志さんの声には優しさだけではなく包容力があったのだな」、「・・・富山敬に代われる人なんて、いないな」ということを実感したのだった。
 あたしはもともと原作からこの物語に入ったので、アニメになっていると妹から聞いたとき、「ヤン・ウェンリーは富山敬か〜。 ちょっと微妙な感が無きにしも非ずだけど、他にこの人!、って浮かぶわけじゃないからなぁ」と大変失礼なことを考えた。 で、アニメをフルに観て、「ヤンだけじゃなくすべてのキャストがはまってる」と思うようになり、そのあと、原作を読むと頭の中でその方々の声で再生されるようになった。
 勿論、長くやれば役が役者を育てる、ということがある。 もともと実力ある人たちがそうやって取り組んだのだから、そりゃはまるよ。
 新キャストが同じようにはまるほど、テレビ放送の話数はそれなりに多いのだろうか・・・なんか12話とか24話って感じがしなくもないのだが。
 しかも続きがイベント上映ってどういうことよ。
 まぁ、まだまだ詳細はわからないので(そもそもテレビ放送もどこの局でやるのかも発表されてないみたいだし)、続報を待ちましょうか。

ラベル:SF
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2017年04月27日

信じたくないが故の、実感のなさ

 ジョナサン・デミ監督の訃報が飛び込む。
 ・・・実感がわかない。
 アンソニー・ホプキンスやジョディ・フォスター、アン・ハサウェイらの追悼コメントを見て、「あぁ、本当なんだ・・・」とは感じるんだけれど、他の人ほどの衝撃がない。
 彼ががんを患っていたとは知らなかったし、そもそも年齢も知らなかった。 『羊たちの沈黙』でアカデミー賞のステージに上がったときの印象しかないことに気づく。
 でもあたしはジョナサン・デミ監督のセンスが、大好きなのだ。

 幸運にもあたしは『羊たちの沈黙』をリアルタイムで映画館で観ていて・・・サイコサスペンスで恐ろしいものを描いているにもかかわらずこんなに素晴らしくて、途中でハラハラドキドキさんざんさせられたのに、後味がよいってどういうこと!、とどよめきました。
 で、いろいろ考えてみて・・・キャスティングがまず文句なかったし、その活かし方も素晴らしく(あたしはこの映画以上にかっこいいスコット・グレン:クロフォード捜査官を観たことがない)。 そして、それまでなんとなく映画を見ていた若造のあたしに、カット割りやアングルすべてに意味がある、あえて加えられた意匠にもテーマに沿った意味がある、ということを教えられ・・・ストーリーやキャスト重視だったあたしに、<映像が語る>ことの重要さ、それがあるからこそ作品に厚みが出、そこらへんにある映画と、歴史に残る映画の違いを見せつけられた。
 もっとも、すぐに気付いたわけではなくて、ほんとにわかったのはもう少ししてからだけど。
 その後『フィラデルフィア』も観て、「あ、この監督のセンス、やっぱり好きだ。 というか、この人が好きなものがあたしも好きだ」と実感して、俳優の名前だけでなく映画監督の名前も覚えておいた方がいいと知る。 好きだと思う監督の作品にははずれが少ないと学習した(その後、『エイリアン3』で、作品自体は微妙ではあったが、そのスピード感を気に入ったあたしはデヴィッド・フィンチャーを、『シックス・センス』で度肝を抜かれてM・ナイト・シャマランを追いかけることになる)。
 何度目かの再放送で観た『刑事コロンボ:美食の報酬』の監督がジョナサン・デミだと気づいたときの驚きといったら!
 今につながるあたしの「映画の観方」の土台をつくってくれたのは、彼なのだ。
 そして<台詞ばかりで説明しない、映像だからできる表現>に出会うとうれしくてたまらなくなるのも、やはり彼の影響だと思う。
 彼の新作はもう観られないのかもしれないけれど(最近はドラマの仕事もしていたというし、日本未公開の作品はまだあるのかもしれないけど)、これまでの作品は残る。 どうしてもつい『羊たちの沈黙』でしか語られないかもしれないけど、あたしは他の作品も知ってる。 彼のつくりだす映像世界の美しさを知っている。
 これは自慢していいことなんだと思う。
 まだ実感はないけれど・・・実感しなくてもいいかな、と思ってもいる。

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2016年11月09日

「あ、アメリカ終わった」、と思った。

 アメリカ大統領選挙のことである。
 共和党の大統領選代表者指名争いのときから、「ドナルド・トランプは何故いるのか?」と不思議に思っていたあたし。 彼に政治経験はないはずだし、人気なのかどうかいまいちよくわからないが、リアリティーショー『アプレンティス』での傲慢で財力&権力をかさにきた彼の態度を見ていれば、好感を持つ人は少ないだろうと思っていただけに、話題づくりで出る東京都知事選みたいなものかと思っていたのだ。
 ところが、いつのまにやら共和党の代表になってたし!
 比較的貧困層の白人(いわゆるpoor Whiteと呼ばれる方々)が結構熱心にトランプを支持しているインタビューなんか見ちゃったりして、「おいおいおい、今は彼が何を言っているか知らないが、あなたたちから搾取してきたのはトランプのような人たちじゃないの?」とつい聞きたくなったりして。
 日本での報道では「ヒラリー・クリントン優勢」情報しかなかったけど(それはそうあってほしいという願望だったのか?)、マイケル・ムーアは「(好ましくはないが)トランプが勝つだろう」と言っていたし、どっちにしろ「オバマ大統領待望論」で盛り上がっていたあの時期とは選挙に対する熱量が違っていたのは明らかで。
 でも改めて結果を知らされると、「アメリカ、終わったな」と思ってしまったのは否めない。
 それだけ、アメリカもいろんなことが停滞しているのだろう。
 日本だってかつて「とりあえず一回やらせてみますか」という空気で政権交代させちゃった過去があるから他の国のことをとやかく言える資格はないのであるが。
 実業家としての実績はあれど、政治家としてはまったくの素人であるドナルド・トランプがどこまでやれるのかはまったくの未知数であり、アメリカ大統領に与えられている権限は確かに大きいけれど州によって法律が違う壁や、結局議会を味方につけないとどうにもならない民主主義である以上、彼のワンマン性はマイナスに働きこそすれプラス方向には働かないかも。
 「あ、アメリカ、終わった」というのは、「衆愚政治ここに極まれり」という印象によるものであって、実際この先がどうなるのかはわからないんだよね。
 でももしあたしがアメリカ人だったら、「今の大統領はドナルド・トランプ」って言うのは結構恥ずかしい。 そして実際半分くらいのアメリカ人も、そう思っているということなのか。

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2016年10月10日

巨星、落つ・・・。

 アンジェイ・ワイダ監督がなくなったとケータイのニュースで流れた。
 一瞬、思考が固まる。
 ・・・確かにお歳ではあったけど、旺盛に作品をつくっていたはず。 多分ライフワークというか、「死ぬまでに絶対つくらなければ」と思っていたのだろう『カティンの森』制作後も、それにとどまることなく作品をつくり続けていた。 それでなくともポーランドの巨匠は結構いいお歳の方が多いんだけどみなさんお元気だから、まだまだ大丈夫だと、幅広い映画をつくり続けてくれると思っていたのに。
 ――90歳、肺不全とのこと。
 最近の実験的な作品のことには触れられず、<抵抗三部作>『鉄の男』がきっと代表作って書かれちゃうんだろうな。
 せめて『カティンの森』についてくらい触れてほしい! 巨匠は過去の優れた作品によってそう呼ばれていたわけではなく、終生新しい映画をつくり続けていたのだと。

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2016年09月30日

出遅れた・・・

 ゲームを卒業してもう20年近く?、以上?にもなりますが、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター』発売のニュースにはちょっと胸が躍ってしまいました。
 子供の頃はゲームセンターに通いつめてたし、ゲームウォッチに始まって携帯ゲームはひと通りやってます。 でも家庭用ゲーム機ではスーパーファミコンどまり。 複雑化するコントローラーのボタン、初期の3Dアドベンチャー画面に眩暈を起こし、「あぁ、あたしにはもうゲームは無理だ」と観念したのであります。
 それ以来、ときどきPCのマインスイーパーをするくらいで、いっさいゲームから足を洗いました。 3DSやWiiで懐かしいゲームできるよ、と教えてもらっても触手は動かなかった。
 なのに、今回はどうしたことか!
 やっぱり、このビジュアルですか?

  ファミコンミニ本体.jpg 全体的に手のひらサイズ。

 あぁ、懐かしい。 やっぱりこの十字キーよね!
 カセットを交換できるわけではなく、懐かしゲームが30種類内臓ということで簡略化を図った模様。
 アマゾンで予約受付開始とあったので見てみたら・・・アマゾン限定版はもう「お取り扱いできません」。 ベーシックタイプもとんでもない値段がついている(定価は5980円税抜)。
 みんなほしいのね・・・。
 まぁ、発表当日だから殺到したんだろうなぁ。 11月10日発売予定ということなので、もう少し様子を見るか。 それに別にアマゾンで買わなくても、小売店でも買えるんでしょ?・・・と思いつつ不安になる。 しばらくゲーム買ってないもんで・・・電気屋さんで買える? おもちゃ屋という存在をしばらく見ていない気がするし(トイザラスにはありそうだが、あたしの行動範囲にトイザラスがあったかしら・・・)。
 だとしても、予約しないとダメかなぁ。
 ま、もうちょっと考えよっと!

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2016年08月14日

ホッチ!

 SMAP解散のニュースがあふれまくっていますが、あたしはその隙間に見つけた「『クリミナル・マインド』、主演俳優が解雇」というヘッドラインに目が釘付け。
 主演俳優って誰よ! まさかホッチじゃないでしょうね!
 ―― 予感、的中。

 報道によれば、テレビドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」でFBI特別捜査官アーロン・ホッチナーを演じているトーマス・ギブソンが脚本家にけりを入れ、謹慎処分になったとTMZ.comが報じたが、その後クビになったことが米CBS局によって発表された。 そうである。

 詳細を追いかけると、撮影中のシーズン12、第3話の監督をトーマス・ギブソンが務めていて、脚本家と意見が衝突。 暴力沙汰に発展したとのことだが・・・「けりを入れ」というのがどのくらいのレベルかわからないし(撮影中なり準備中だったらまわりの人がすぐ止めるだろうし。 とはいえ先に手を出した方が悪いとなってしまうのは常識だが)、作品をよいものにしようという気持ちが思いあまっての行動なんだろうなぁと推測はするものの、常に冷静沈着であるホッチのキャラクターと合わないんですけど・・・なんか残念。
 というか、アーロン・ホッチナーという存在なしに今後もこのドラマは成立するのか?!
 この9月からWOWOWで『クリミナル・マインド』シーズン11が放送されるのですが、今回のニュースのおかげでデレク・モーガンがシーズン11で番組を卒業ということを知ってしまい、それはそれでショックを受ける(モーガン、何シーズンか前からどっかの警察からスカウトされているとか毎回話が出てたなぁ)。 ちなみに後任は(シーズン12からの登場なのかそのへんはわかりませんが)、『CSI:マイアミ』のエリック・デルコ役でおなじみ、アダム・ロドリゲスだそうな。 エミリー・プレンティスの後任も長続きしていない(シーズンごとに交代)現状で、モーガン抜けて、おまけにホッチもいなくなるなんて、まさにドラマ存続の危機!
 でも、多分日本だったらなぁなぁで済まされてしまう(脚本家が泣き寝入りさせられる?)だろうことを、アメリカはきっちり対処するんだなぁ。 それぞれの協会(組合?)がしっかりしているからだろうなぁ。 まぁ、現場でいつ暴力をふるうかわからない人と一緒に仕事はしたくない、ってなるよね、多分。
 そして日本でも、そういうユニオンのようなものがあれば、SMAP解散という事態はもっとすっきりした形で発表できたんじゃないだろうか。 憶測が憶測を呼ぶような報道、ファンの思いこみのツィート、悪者探し・・・あたしにはどう考えても(今年1月の“公開処刑”のときもそうでしたが)、事務所のマネジメントというか危機管理体制がなってないだけのように見えるのですが。 大事な商品の価値を自分たちで下げてどうするのか。
 本当に意味がわからない。
 「事務所のおかげでこれだけ大きくなったはず。 恩をあだで返している」と言っている人もいましたが・・・彼らは事務所が投資した以上のものを十分還元しているはず。
 「プロなんだから仕事に徹しろ」と言われたって、一度「もうダメだ」と思ってしまったら戻れない気持ち、あたしにはよくわかる。 大事な仲間だと思っていた人からの不可解な言動で、信頼関係が一瞬にして崩れることだってある。 どんなにもう気にしないでいよう、忘れようと思っても、できないものはできないのだ(勿論個人差があるのでできる人だっているでしょう。 でもあたしは無理派です)。
 トーマス・ギブソンに蹴られた脚本家も、もしかしたらそのことを一生忘れられないかもしれない。 あたしがいくらホッチを必要としても、どうにもならないことがある(でもかつてこの番組はギャラ問題でJJとエミリーを降板させたけど、ファンからの要望が大きすぎて二人を復活させた過去があるけど・・・今回は経緯が違うからなぁ。 とはいえギブソン氏のギャラも今では相当なものなので、この機に乗じて、という説があるのも確からしい)。
 あぁ、森田順平さんもショックであろう・・・彼の吹替キャリアの中でも大きな比重を占める役であろうし、「ホッチは僕自身です」とかつてインタビューで役柄との一体感を語っていたぐらいなのに(そして聞く側としても、悪役っぽい要素のないモリジュンの二枚目声を堪能できる貴重なドラマなのに)。
 永遠に続くものなどないけれど、終わるなら綺麗に終わらせてほしい、と願うのは難しいことなのでしょうか。 諸行無常・・・。

ラベル:ドラマ
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