2020年05月07日

12人の優しい日本人

 なんと、東京サンシャインボーイズ現存メンバーで、『12人の優しい日本人』をリモートで朗読会するという!
 それは観たい、というか聴きたいですよね!、と思っていたら・・・朗読会ではなく、完全に<演劇>だった。 舞台背景や衣装がないだけで、彼らは役としてそこにいた。 なんとすごいことか! 職人芸!

  
 こちらで5月いっぱいまで観られるそうです。
 というか、初演から30年も経っているのですか・・・あたしは映画版を観たのが最初で、そのあとから舞台版を映像で観ました。 東京サンシャインボーイズは演劇好きの間では当然名前は知られていたけど、地方在住者には生の舞台は観られなくて・・・確かNHK教育(当時はEテレではなかった)で『罠』を大学の女子寮のテレビで仲間と観たりしてました。
 今回のは多分、初演の時の台本で・・・いろいろ「今だとちょっと」な部分もありますが、1990年当時の空気を残しているということで。 ただ、自分の意見を押し付けない、見た目で判断しない、納得いくまで話し合う・・・そこは、2020年の今もすごく大事なこと。
 小原雅人、めっちゃ声いい! オープニングのナレーション、ベン・アフレックの声当ててる時よりカッコいい!
 陪審員2号の役はやっぱり相島さんだよね・・・ドラマでは悪徳政治家とか組織で媚びへつらう役とか多いですが、相島一之は極限まで追い込まれる役でこそ輝く! みんな30年分老けたけど、繰り返し演じた役はもう身体に入っているのかな、数回の稽古しかしてないとは思えない(しかも時間のほとんどはZOOMの機能を使いこなすほうに費やされたみたいだし)。
 舞台の映像版と同じくらい、いやみなさんの表情がしっかり見える分だけ舞台版以上かも! 今回の演出の方、すごいな!
 それ故に、ピザ屋として入ってきた三谷幸喜は場の空気を、緊張感を乱したよ・・・他の人にしてほしかった!

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2019年12月05日

萩尾望都 ポーの一族展 @ 阪急うめだギャラリー

 気がついたら始まっているではないか。 来週になったら自分のスケジュールがあやうい、終わりが近くなると込む、行くのなら今の内だ!、ということで「今日は早く帰ります!」とフレックス的に16時過ぎには仕事をあがり、梅田の阪急百貨店へ急ぐ。
 目指すは本店9階、阪急うめだギャラリー!
 初日は開店前から行列ができたというウワサ・・・しかし二日目、平日の夕方ということでそれほど込んではいなく、ゆっくり見ることができた。

  20191206ポーの一族展5.jpg 開催:12月4日〜16日
 まず入り口から入ると、エドガーがアランを“連れていく”場面がプロジェクトマッピングにて展開。 ・・・これっていいのか、と自問自答。 いや、ありなのかも。
 『ポーの一族』の原画が発表順に掲示されていて・・・70年代に描かれたものがこんなにしっかり残っていることに驚く(というか、描かれた時期を見てびっくり)。 印刷には出ていない、修正としてのホワイトと効果としてのホワイトにどよめく。 修正といっても、見直してみたら背景の書き込みがちょっと多すぎる、というニュアンスで消されているものが多くて、いかに「印刷でどう見えるか」を意識しているのが感じられて「すごい!」と思う! この点描、全部手打ちなのか!
 それが次第に青鉛筆でアシスタントへの指示が入るようになり、切り貼りして一枚の原稿が仕上がっているなど、「締め切りに追われるようになったのかな」と仕事量の急増を察することができるように。 いわゆるシュラバというやつだが、それでも楽しかったのかなと感じさせるものがあって、なんだかニヤニヤしてしまう。
 と、絵を見ているつもりが、いつの間にかマンガとして読んでしまっていて、「はっ、次のページがない!」と愕然としたり。 えーい、家に帰ってから読め!
 えっ、『ゴールデンライラック』って78年発表なの? 『スターレッド』と同じ年?!、と、改めて知っておののくことも。 あたしが初めてリアルタイムに読んだのは『モザイク・ラセン』、『A−A’』という月間プリンセス連載だったのよね。 そして『マージナル』〜『残酷な神が支配する』〜『バルバラ異界』〜『王妃マルゴ』とコミックスでずっと読んできてるので、絵の変化がそんなにわからないな・・・デビュー当時は手塚治虫の影響が明らかだけど、『ポーの一族』のあたりでは萩尾望都の絵はもう完成されている。 『トーマの心臓』が過渡期と言えばそうかも。
 『ポーの一族 春の夢』はマンガ原稿用紙自体が専用のメモリ付き白ケント紙になっていて、70年代と比べて道具の進化の著しさも感じる。
 カラー原画の美しさにも「これ、印刷に出てないよ!」と驚き・・・気がつけば肩と背中が重くなっていて、同じような姿勢で2時間ぐらいずっと見ていたので思いのほか肉体的疲労が・・・しかし気持ちは高揚している!

  20191206ポーの一族展1.JPG 戦利品
 グッズは阪急うめだのホームページに載っているもの以外にも結構あり・・・でも「使うかな?」と考えると、結局ポストカードと栞になってしまった。 BOX入りポストカードセットは自分で見る用、バラで買ったのは人にあげる用。 しおりは使います!
 マスキングテープもあったけど、多分もったいなくて使わないので買わなかった。 バラのエッセンスなどは自分では使いこなせない。
 本が結構な種類売っていて、あたしはほぼ持っているのであまり見てなかったけど、若い男性が『ここではないどこか』を買おうとしていて、あたしはまたにっこりする。

ラベル:マンガ アート
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2018年12月11日

お久し振りのルミナリエ

 お久し振りにお客様がいらしたので、何年ぶりかももうわからない神戸ルミナリエに行ってみることにした。
 当日はあいにくのお天気で、夕方に向かえば向かうほど雨が降るという。 暗くなってから点灯するルミナリエ、雨にあうこと必須・・・でも傘はさせないからなぁ。 ぼつぼつと雨粒を感じたが、まぁ気にならない程度といえばそんな感じ。 しかし傘をさしている人もいて、「(傘が邪魔でよく見えないんだから)人が沢山いること、考えてほしいわぁ」というぼやき&聞こえるような当てつけが至る所から聞こえるという・・・かなしい感じであった。
 そんな久し振りのルミナリエであったが、

  2018ルミナリエ2.JPG えっ、なんか色多い!
 なんか中華街みたい・・・って思っちゃったではないか。
 LEDのおかげで長持ち電球になり(かつては球が切れていたり、朝職人さんが取り換える風景をよく見たものだ)、色の種類も増えたのであろう。 でも4色ぐらいで作ってたときのほうが統一感があってキレイに感じたイメージ。 なんだかけばけばしいような・・・。
 あたしよりもご無沙汰だったひろさんもまた、「なんか記憶と全然違う」とのこと。
 しかもさらに驚いたことに。

  2018ルミナリエ1.JPG あれ、屋根付きみたいになってる!
 平たい板状のものを等間隔に並べることで目の錯覚的に回廊を作り出していた記憶・・・こんなしっかりつながってなかったよね!、と二人で確認。 ひろさんはもともと神戸出身なので、「確か、門であることに意味があったはずでは」と納得がいかない感じ。
 あ、<天国の門>みたいな感じ? そもそも鎮魂の行事なのだからそういう意味合いは変えてはいけないよね。

  2018ルミナリエ3.JPG そしたら次のブロックは昔通り。
 平たい板状のものが並んでいた。 あぁ、よかった、ここは変わっていない。
 でも近づいていくと、またしても「おや?」な感じが。

  2018ルミナリエ4.JPG 信号機が残念だな・・・。
 ポールの間隔が広くないか、前はもうちょっと間隔狭かったよね、みたいな話に。
 「昔、ここにローソンあったのにね」とか、昔話に花が咲いてしまう。
 そう、目の前の<今年のルミナリエ>を見ながら、あたしたちは<過去のルミナリエ>のに思いを馳せていたのである。 お互いにとって、いちばん印象に残っているときのこととか。 それもこれも十数年前の話である。
 区間ほんとに短くなったねぇ、まぁあれじゃ大丸もキレますよ、がっちり交通規制するようになってからシネリーブルに行くのも大変でさ、このへんでご商売してる人たちは大変ですよね、そういえば昔不明朗会計がどうのって問題になってなかったけ?、ルミナリエは資金的に大丈夫なんですか、まぁほぼ寄付に頼ってるって話だったような。
 東遊園地のサークル状の配置は、これまた記憶のイメージと全然違って、更に下回る出来のように見えたので写真を撮る気も起らず(雨が強くなってきたのと、人も多くなってきたのでカメラを向ける気力がなかったのも事実である)。
 それから地下道へ避難。 ハンカチでカバンを拭きながら、日常世界に戻ってきたことを感じる。
 なんだかいまひとつ、とは思っていても、やはり普段とは違う空間がそこにはあったのだ。

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2017年11月11日

国宝展@京都国立博物館

 『国宝展』、行ってきました。
 とはいっても偉そうなことが言えるはずもなく、だって開催していることも知らなかったので。 誘ってもらって、「あぁ、そうなんだ」な感じ。
 「京都国立博物館は・・・9時半オープンだから、出発は」と言われて記憶がよみがえる。 はっ、めっちゃ混むのでは!(京博のイベントは基本そうですが)。 休日に朝早い、ということにまずドキドキでした。
 そうして到着した京都国立博物館は・・・そりゃーもー混んでいましたよ!
 すでに入場前から40分待ちで。 チケットは前もって買ってもらっていたのでその時間は短縮できましたが、焼け石に水?
 京都に行くのはかなり久し振り。 本館は改修工事に入っていて、今回のメイン会場は平成知新館のほう(そんな名前だと初めて知りましたよ。 東京国立博物館−東博における平成館みたいな感じ?)。 「え、こんなつくりだったっけ?」とブランク長いお互いはちょっとおろおろ。

  国宝展P.png
   8週間の会期で4回展示入れ替えって、強引すぎやしないか。

 あたしが行ったのは、第V期のラスト2日目でした。
 ですがなにしろ人がいっぱいなので、よく見えません!
 入場してからも「お好きな順番でご覧ください」とほぼ放置状態。 それはそれでいいんですけど・・・(ただし、金印を間近に観たい方は長蛇の列に並ばねばなりません)。
 「金印って、<漢委奴国王>だよね、前観たっけ?」、と尋ねるあたし。
 「観てないと思うけど・・・日曜美術館とかで観てるかも」と答えてくれる同行者。 あぁ、そうか。 なにしろ相手は国宝なので、直接観たことはなくとも何かで(テレビや雑誌や資料集などで)見ているので、見た気になってしまっているという誤解あり。
 でもとてもじゃないが全部じっくりとは見られない。 近くにいた高校生らしき一団が(学校で観て来いとか課題を出されているのかも)、「人がいっぱいで資料集のほうがよく見えるよ〜」とぼやいていたのにほぼ同意。 でもね、実物を見る実感は、その大きさがはっきりわかることなんですよね。
 仏画や仏像には「ほわーっ」となるけれど、それがそこにいた現場を知っている場合などは「あそこからこれ一体だけ持ってきちゃったの? なんか寂しいよ・・・」と感じてしまう悪い癖。 違うライティングで観られて新しい発見があるのも確かなのですが。
 <考古>のコーナーでは見覚えあるもの沢山・・・説明書きを見なくても名前がぼんやり浮かんでくる哀しさ(高校で日本史をとっていたので、大学受験勉強の時のことも一緒に思い出すから)。 うれしいんだか哀しいんだか、です。
 天目茶碗は初めて観る<油滴>というやつでしたが、小振りで使いやすそうだった! これでごはんよそって食べたいなぁ、とつい思ってしまった(芸術品であると同時に道具でもあるので、「使ってみたい」という気持ちも魅力の一つだと思う)。
 錫杖の頭の緋色に近い銅の輝きに目を奪われ、シャリーン、って鳴らしたい!、と思ったり。
 源頼朝像三枚そろい踏みに立ち会えたのですが、<伝>となったいちばん有名なやつがいちばんハンサムだったのにはちょっと笑った。
 等伯の松林屏風図も、「観たことあったっけ・・・? 『美の巨人たち』で?」とこれまた自分の記憶の曖昧さにおののく。
 しかしいちばんの驚きはあの金印だったのだ! 並ばなかったので真正面からは見られなかったのですが、後ろ・横からは比較的近い位置で観れまして。
 まさかこんなにちっちゃいなんて!
 3.2センチ角、でも重さは100g越え。 半端ないゴールドの輝きでした。 あの時代からこの状態で残ってる・・・過去の人々の努力と研鑽の積み重ねが、<国宝>には宿っているのですね。

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2017年07月23日

越前敏弥トークショー&サイン会に行ってきた!@OSシネマズハーバーランド

 OSシネマズのホームページ欄の<おしらせ>で、ひっそりとその告知を見つけた。

“メアリと魔女の花 原作翻訳者越前敏弥さんトークショー&サイン会”
映画「メアリと魔女の花」の原作「The Little Broomstick」(メアリー・スチュワート作)を翻訳された越前敏弥さんに作品や翻訳にまつわるさまざまなエピソードをお話いただきます。
越前敏弥さんの著書・訳書をご持参の方、または当日会場にて書籍をご購入の方にトークショー終了後、サイン会を予定しております。

  20170723トークショー1.JPG 最近ハーバーの映画館行ってなかったから・・・事前に質問なども公募していたらしい。 ミントの方にもこのポスターぐらい貼っておこうよ!(貼っていたけどあたしが気づかなかったのかな・・・汗)
 あ、行ってみたい!、と思うじゃないですか。 海外ものを読むあたしにとって、翻訳家という存在は大変ありがたく、畏敬の念すら抱く存在です(原著を生かすも殺すも翻訳次第、ということをあたしは古くは福島正実さんに、その後東江一紀さんから学びました)。
 しかも、越前敏弥といえば、現役の翻訳家の中では結構なビッグネーム!
 なのに、
  ○ 事前申し込み不要
  ○ 整理券配布なし
  ○ 当日、時間までに会場に直接お越しください。
 こ、これはどうなの?! あまり人が来ないことを前提にしているの?
 13時半からなんだけど・・・何時に行ったらいいのかしら。 悩んで・・・当日、一時間ぐらい前に到着。

  20170723トークショー2.JPG 会場はこんな感じ。 60人入れる?
 まぁ、やるんなら多分ここだろうなぁ、と思っていた場所にセッティングされており、とりあえず入れないようにテープで囲われている。 すでに立って並んでいる人(!)がいたのであるが、そんなに込んでいる感じはしないなぁ、とあたしは近くの椅子に腰かけて待つ(エレベーター傍ではあるがロビーの延長という位置づけなので、壁沿いにサイコロ椅子&テーブルが並んでいるのだ)。
 で、本を読んでいたら・・・13時頃、係員の人が来てテープを開け、「お待ちの方、どうぞ」と呼び込みを始める。 30分前開場なのね、と記憶に刻む。 念のため今後、同様のイベントがあったときのための参考に。
 「前の方からつめてお座りください」といわれたからつめて座ったけど(あたしは4番目に入場しました)・・・あたしの右隣に来る人がいないんですけど! だ、大丈夫か、人は来るのか!、と多分あたしは主催者なみに心配していたと思う。 時間ぎりぎりには、まぁまぁ人は集まったみたいでよかったです(最前列故、後ろの方の全貌がつかめず)。
 ちなみに、また本を読みつつ待っていたのですが、気がつけば越前敏弥さんご本人がノートPCやマイクのセッティングをしており、スタッフとの打ち合わせもあってなきがごとし(司会進行者もいなく、スタッフ側は越前さんにすべて丸投げ・・・こんな仕事でいいのか、とあたしは冷や汗が出る思い)。 あ、ちなみにあたしは越前さんの著作は何冊も読んでいますが、お顔は知らなくて、今回ポスター見てはじめて知ったのでした。 だから「えっ、ご本人が?!」と狼狽したのですが、多分翻訳塾とか大学の講師とかしてるんだろうな、という手慣れ感をそこに見ました。 越前さんおひとりではなく共訳者の中田有紀さんもいらしてました。

 で、トークショーは『メアリと魔女の花』の予告編をスクリーンで流してから始まり・・・あ、しまった、こっちが思ってた以上にメアリの比重高そう、と感じてもあとの祭り。 だって映画観てないんだもん・・・<翻訳にまつわるさまざまなエピソード>を自分に都合よく拡大解釈してしまった! 実は・・・ジブリ系列の方々がつくる原作ありファンタジー映画は結構原作をていよく利用しているというか、そこまで変えるならオリジナルストーリーにしろ!(原作ではなく原案扱いにしろ!)、と言いたくなるものが多いので・・・なので『メアリ』も正直期待してません(『アリエッティ』でもひどい目に遭ったし)。 『ゲド戦記』は論外としても、そもそも宮崎御大自ら『ハウルと動く城』やらかしてるし、『千と千尋の神隠し』に至っては基本設定丸パクリなのに児童文学の名作『霧のむこうのふしぎな町』を「参考にした」と結構な騒ぎになるまで公言しなかったという経緯もあるし、「やつらが古典ファンタジーを映画化するとロクなことがない」とあたしの中にはイメージが出来上がっています。
 それはともかく、オリジナルの日本版『小さな魔法のほうき』は1970年代に発行され、今では絶版なので今回映画公開に合わせて新訳の依頼があった、という経緯からお話しいただく。 これまで何冊も新訳を手掛けてきて、どれも訳を新しくする必然がある(言葉や言い回しが現代にそぐわない、今とは情報伝達速度が違うから間違った解釈のまま訳されている、等)と思って訳したけれど、『小さな魔法のほうき』に関してはもともとの訳がいいから悩んだ。 ただ、ですます調の文体なので、三人称とはいえメアリ視点で物語は動くので、だ・である調のほうがスピード感が出るしメアリの感覚に近くなる、ということで<だ・である調>を採用。 主人公の名前はほんとはメアリーなんだけど、映画としては日本人に聞き取りやすく「メアリ」にしたいという要望がスタジオポノックからあったので、映画に登場する人物の名前表記は映画に合わせた、そうです。 これまでの翻訳家生活でもここまで映画に寄せて訳したことはない、とおっしゃってました(勿論、物語は原文に忠実)。 かなり特異な新訳状況だったようです(越前さん側がいろいろ問い合わせたので、スタジオポノック側は絵コンテのコピーを送ってきたらしい)。
 そしてびっくりしたのは原作と映画の相違点。 原作ではメアリは“メアリ・スミス”というよくあるありきたりな名前であることがコンプレックスになっているのだけれど、映画では「それでは観客がわかりづらいから」とメアリは赤毛であることがコンプレックスになっていることになってるとか! それって『赤毛のアン』じゃん! で、原作には出てこない“赤毛の魔女”が映画には登場しているらしい・・・そういうところがイタいんですよ。 原著者のメアリー・スチュワートは本名かペンネームかわからないけど、本名だとしたらスコットランド女王と同じ名前であることでからかわれたりしたのかもしれない(もしくは“メアリー・スチュワート”も意外によくある名前とか)。 観客が主に子供だから、と考えているのかもしれないけれど、わかりづらいから変えるのではなく、そこをわかりやすくすればいいんじゃないの? そうやって子供は異文化を受け入れていくんじゃないの? ・・・はぁ、またなんかイメージが固定化される。

 あと印象に残っているのは、あの時代のイギリスの児童文学は一文が長くて、ひとつの文章で一段落ってこともある(10行ぐらいあったりするらしい)。 一般書では絶対しないけど、今回『メアリと魔女の花』はハードカバー・角川文庫・角川つばさ文庫と3パターン出版され、つばさ文庫のほうは子供向けなので(訳文そのものはどれも同じだけど)、長すぎる段落を割ったそうです。 かつ、一部の漢字を平仮名にして総ルビ。 それも、イギリスの古典文学を少しでも幅広い世代に読んでもらいたいから。 そのためには自分のこだわりは捨てる(とは言ってなかったけど)、というのが、もしかしたら彼の仕事が途切れない理由ではないかと感じました。
 あとはメアリの映画の裏話・・・神木くんのアテレコは別撮りで一日で終了したそうだけど、それであのクオリティ、ほんとに彼はうまいねぇ、とか、プロデューサー西村氏の熱量の多さとか(ノンフィクションWで『かぐや姫の物語』制作現場に密着したやつを前に見ていたのですごくよくわかった)、米林監督はすごくシャイで無口とか。
 いくつか質問を用意していたけれど、ここまでメアリの話ばっかりだったら「メアリと全然話が違うんですけど」って言えないよ!、となんだか同調圧力に屈してしまった。 残念だが仕方がない。
 で、サインもいただきました!
 しかしみなさん『メアリと魔女の花』(ハードカバーの人もいた!)を持って並ぶ中、あたしが持ってきたのはこれだ・・・。
  鏡の迷宮.jpeg 鏡の迷宮(集英社文庫6月の新刊)
 どれにするか悩んだのですが(角川文庫の『メアリと魔女の花』は明らかにアニメ絵が表紙なので・・・『思い出のマーニー』のときはそうではなかったのに)、選ぶのは逆に失礼かなと思い、自分の持っている本でいちばん新しいものにした。 でも本屋さんのイベントだったらこんなゆるいことできないよなぁ。
 「メアリじゃなくてすみませーん」と謝ってしまいましたが、「いやいや、まさかこれを持ってきてくれるとはうれしいなぁ」とよろこんでいただけた(ような気がする)。 やはり作者がビッグネームじゃない・映画化などのタイアップがついてない翻訳本はあまり売れていないのだろうか・・・。
 気がつけばあっという間の時間だった。
 たまたま気がついたからよかったけど、うっかりしたらこのイベント、スルーしちゃったんだわ、と思うと情報のアンテナを正しい方向に立ててないとダメだな、と思い知るのであった。
 あ、初めて見た越前敏弥さんの印象は、気さくでさりげなくおしゃれな英文学の教授って感じでした!

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2016年02月13日

ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏@兵庫県立美術館

 あ、1月中に駆け込んで観に行っていたことを、すっかり忘れていた〜(観に行ったことを忘れていたわけではなくて、まだ会期あるから記事にしなくてもいいか、という油断のほうである)。 そしたら14日までだった!
 「まだ先がある」と思っているといつの間にか終わってしまう、それでこれまでいくつの展覧会を見逃してきたことか・・・近いと思うから、余計にですかね。
 ほんとはこれの前の『パウル・クレー展』にも行きたかったんですよね・・・気がついたら終わってたけど。 だからこそ今度は、見逃したくなかった、というのはあります。

  モランディP2.jpg きっかけは、ジュンク堂のレジのところに置いてある、しおりに適当な割引券で。

 静物画は結構好きなんです。 でも「壜しか描かない」というのもなかなか特徴的なこと。
 このポスターにあるようなやわらかな色合いに惹かれました。
 でも会場に入ってすぐの一枚目は、静物画だけどものすごく写実的で、また光の加減もかなりダークで、ぐっと心をつかまれる(写実も好きなもんで)。 でも同じ傾向なのはそれ一枚。 エッチングなどからはエッシャーばりの精密さを感じるものの、あの一枚を観てしまったがために他の絵はぼんやりしたものに思えてしまった・・・。 ちょっと残念。
 気を取り直してかなり顔を近づけて見ると、背景などが相当厚塗りされていることに気づく(油彩です)。 で、そのまま何歩か下がると、ぼんやりしていた輪郭線がそうでもなく見えてくる。 一見、何事もなく並べられたような壜たちだけど、厚塗りのせいで奥行きと立体感が出てるんですね!
 そんなわけで、出品作の8割くらいが壜だったような・・・あとは風景画が数枚、花瓶と花でワンコーナー、しかも最後に。 “壜だけ”に見慣れて満足してくると、なんだか花が過剰に見えてきてしまい、これまた残念なことに(花の絵だけ見たらまた違ってくるんだろうけど)。
 同傾向の絵ばかりだとあれだから、という気づかいなんだろうけど、展覧会の配置順って重要だわ、と改めて実感した次第。
 一枚目の絵がポストカードになっていたので、それを2枚と他何点かを購入。
 うっ、美術館で買うポストカードも、高くなったものだわ!

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2015年12月12日

破壊ランナー/神戸大学演劇部自由劇場@アートビレッジセンター

 友人・ひろさんに誘われ、学生演劇を観に新開地の神戸アートビレッジセンターへ。
 「かしこんさんを学生演劇に誘うなんておそれおおいと思ったんですけど」とえらいこと恐縮してくださるひろさんですが、あたしは高校で演劇から足を洗った身。 大学生になっても演劇を続ける覚悟がなかった弱虫ですから、本気でやっている方々を尊敬します。 それに、自由劇場は関西圏の学生演劇の中でもレベルが高い方とのことなので、特に心配もせずに参入。 アートビレッジセンターのHPには当日券500円と書いてあったので、お財布からお金を出して列に並ぶと、「当日券は700円になります」と言われて大慌て。 またカバンからお財布を出す羽目に・・・スマートに支払って列を乱れさせたくなかったのに。
 さて、本日の演目『破壊ランナー』は西田シャトナー作。 現在プロではあるが神戸大学OBというつながり? 演出は現在の学生の方の模様です。
 あたしは高校演劇までしか携わっていませんが、演劇はおカネがかかるものということはよく知っています。 そういう意味では、「ここ、お金あるなぁ」というのがひしひしと感じられてなんだかうらやましくなってしまった(勿論、それでもご苦労があることもわかっています)。
 観客からおカネをとっているとはいえ、みなさん学生さんですし、アマチュアですし、批評は控えます(でもアンケートには技術的なことにちょっとダメ出ししてしまった・・・)。
 印象としては、かなり体育会系。 勿論若いんだからパワフルな舞台の方が似合うのはわかりますが、出演人数絞って会話劇中心のホンをやるとしたらこの人たちはどう演じるのだろう?、というちょっといじわるな想像もしてしまった。 劇団のカラーもあるだろうけど、でもいろんなことにチャレンジしてほしい。
 いろいろと瑕疵はありましたが、なんというか「若い者が一生懸命やっている」という姿はいいですねぇ、その熱量が、ということにおばちゃんは心温まりましたよ。 高柳わかこさんという素敵な女優さんも見つけたし。

 鑑賞後、ひろさんとお茶を飲みながら感想を話し合い・・・舞台では映画ほどリアリティは重視されないとはいえ、整合性は必要とか、舞台世界の約束事みたいなのはある等の話をしていて、舞台には舞台でしか、映画では映画でしかできないことがあるみたいな話に多分なって・・・ひろさんが「『水曜日に抱かれる女』が好きで」と言い出したので「ジェイムズ・スペイダーでしょ?! わかる! 大好きです!」とあたしがかぶせ気味に乗っかり、その後はジェイムズ・スペイダーのことで盛り上がってしまった・・・。
 彼女とは知りあって4年ぐらいになるのに、いろいろ結構深いところまで話し合ったりしているのに、いまでも共通に好きなものが新たに見つかる・・・まったく面白いです。
 ジェイムズ・スペイダーのどこに惹かれるか、ということで盛り上がりすぎ(二人とも、「見た目は普通以上のハンサムなのに実は闇を抱えていて、最初は本人に自覚がないんだけど話が進むにつれそれに気付き、苦悩する様が美しい」ということで意見が一致)、『破壊ランナー』のことが吹っ飛んでしまいました。 すみません(だってこんな話ができる人、他に身近にいないんだもの)。
 というわけでひろさんには<ジェイムズ・スペイダー&ジョン・キューザック共演の隠れた名作>:『トゥルー・カラーズ』をお薦めする。
 そしてあたしもまた観たくなってしまった・・・。

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2015年10月04日

ライヴハウス for the first time! その3

 なんでも、それは<対バンライヴ>だというではないか!
 「そんな単語、マンガ以外で初めて聞いたよ!」
 ドリンクチケットはいつでも引き換え可能で、入ってすぐ必ず、というわけでもないらしい。 ドリンクバーつき夕食をとってきたばかりのあたしたち、「あとにしようか」ということに。
 まずはKitty , Daisy & Lewisから。
 ロンドンから来たこの三人は実のきょうだいで、事前にEさんからサードアルバムをお借りして予習してきました。 UKロックにありがちのジャンルミックス、でもちょっとカントリー要素強し。 キティさんがヴォーカルなのかと思ったら途中からルイスくんが歌いだしたりと「ちょっとびっくりしたよ」とEさんに言えば「あぁ、ヴォーカルだけじゃなくて楽器もチェンジするんだよ、あの三人」。
 「だからドラムの跳ね方やギターのグル―ヴが曲によって違ったりしたのか!」と納得(ポータブルCDプレーヤーでイヤフォンつけて一回だけ聴いただけだったあたし、聴き込み方が足りていません)。

  キティデイジールイス3.jpg セットリストはほぼこのアルバムから。
     知らない曲はアンコールの一曲のみだった。

 ほぼ定刻でステージが始まったことに、「おぉ、外国の人にしては珍しい」と感銘を受けるあたし。 言葉はあまり通じない、ということは折り込み済みのようで(かといってトークがまったくないわけではない)、ガンガンたたみかけるように演奏&歌を繰り広げてくれるのでした。
 「えっ、こんなにロックテイスト強くて、しかもブルージーだとは!」
 ヴォーカルは力強く、CDで聴いていた印象が吹っ飛ぶくらい強烈。
 ステージにはマイクが何本もあるのに、あえて一本のマイクを奪いあうようにしてやるのもパフォーマンスか。 さすがきょうだいなだけに声質が似ていて、ハーモニーを売りにしているわけじゃないけど「ここぞ!」な部分だけコーラスを重ね、「あぁ、もっと聴きたい!」というあたりでさっと引く。 シンプルなバンド編成だからこそ、ひとつひとつの音が際立ち、引き立つ(しかも力強いドラムをたたいていたのはデイジーさんで、ルイスくんのドラムは少々へなちょこだった。 ギターの技巧はすごかったけど)。 三人きょうだいで全員歌がうまくて楽器を複数演奏できて、なんかすごいなぁ。
 途中でジャマイカ出身のトランペッター・タンタンさんが参入、更に盛り上がる。 あとで聞いたがタンタンさんは83歳だそうであり・・・それであのメリハリある鋭く明快な音が出せるとは・・・かっこよすぎ。 そしてルイスくんの男前さ加減にうっとり(25歳だって! そりゃお肌つるつるよね!)。
 あっという間の一時間強。 すでに汗だくで、かなりの満足感。
 ステージ転換の間にドリンク取りに行こうか、となったものの会場からすんなり逆行できなくて、この位置に戻ってこれないかもしれないと思い直してあとにする。
 「いやー、キティ・デイジー&ルイスでこんなに汗をかくとは」と少々意外そうなEさん。
 「だって、アルバムの雰囲気とかなり違うもん! こんなに踊れてパワフルだとは思わなかったよ!」と意外性について語り合う。 アルバムが素晴らしくてもライヴがいまひとつなバンドもある中、ライヴの方がアルバムより素晴らしいってプロの証拠だよね!
 舞台転換に結構待たされ、やっとEGO‐WRAPPIN'登場。
 Eさんのお目当てはこっちのほうなので悪く言うことは控えたいが・・・歌い出すまでが長すぎる。 せっかく歌い始めてもその声がスピーカーから割れて聴こえる(PAの問題なのか、あたしの立ち位置の問題なのか)。 キティ・デイジー&ルイスでまったく気にならなかったことが気になって、せっかく前半で盛り上がったテンションが下がってくる。 トークが通じるのは同じ母国語通しのよいところだが、一部客とのやりとりが会場全体まで意味がわからないまま話が進んでいって終わるところも「大阪人のよくないところ」だと思ったし(なんというか、内輪受け重視感的な)。
 でもまぁ、『リバース・エッジ』の主題歌が聴けたのであたしは満足です。
 そんなわけで個人的には、Kitty , Daisy & Lewisに軍配!
 帰り道(ライブハウスを出たときにはすでに22時を余裕でまわっていた)、どうしたことか兵庫県には暴風警報が出ていて、一部電車に遅延が。 でもまぁ、多少遅れても帰れるだろう、と地下鉄から降りてJRに乗る。
 「ロンドン出身というわりに、ルイスくんちょっと訛ってなかった? トーク言いたいことはだいたいわかったけど、単語が聞き取れなかったよ」
 「・・・ロンドン訛りなんじゃないの?」
 「(はっ!)ロンドン育ちだからってクイーンズイングリッシュってわけじゃないのか!」
 「下町とかなのかもね。 江戸っ子のべらんめぇ口調みたいなもんで。 ・・・それよりも、タンタンさんが83歳って聞いて、うちのじいさんと同じ年だということの方がショック」
 「うーん、演奏家って定年のない仕事だし、常に自分を高めてるからかなぁ。 というかタンタンさんが別格で、普通の同じ年の人と比較しちゃいけないんだと思うけど・・・」
 「そうなんだけど、ほんとうちのじいさんダメだからさぁ!」
 何故かライヴ後に家族の問題の話になってしまうお年頃でした。
 なるほど、Eさんが足しげくライヴに行くのは様々なストレス発散のため。 しかし一度発散してしまえばまた「どんとこい!」となって更にストレス蓄積 → 発散しなければ!、の無限ループに陥っているのだな、ということがわかった。
 ある意味、汗かかないだけであたしの映画と同じですね(でも、抱えているものはEさんの方がはるかに大きいので、なんかすみません)。
 というわけで、これがあたしのライヴハウスデビューでした。

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2015年10月03日

ライヴハウス for the first time! その2

 ことの発端は、数日前、同僚Eさんに声をかけられたとき。
 「10月1日ってさ、ファーストデーだよね。 なんか、映画観に行く予定入ってる?」
 「うーん、今のところまだ決まってないよ」
 シネ・リーブルなら金曜日のほうがお得だし(1000円だから)、サービスデイ1100円に値上がりしてからいまひとつお得感が薄らいでいるのよね。 だったらクーポンとかで曜日・時間に関わらず1200円・1300円とかのほうが利便性が高いかな、とか(その100円・200円が積もり積もったら大きくなることはわかっているのですが)。
 それにサービスデイはマナーいまいちな人がくる可能性もあるしな(あたしがちゃんとしていると言っているみたいでエラそうですが)、前ほどファーストデイにこだわりがなくなってきました。
 「よかった〜。 実は一緒に行くはずだったダンナが仕事の都合でダメになって、ライヴなんだけど一緒に行かない?」
 Eさんは仕事場ではきっちりオフィスレディな見かけであるが、野外フェスにも勿論行く・大小さまざまなライヴハウスで踊り狂うのが人生の楽しみ、という私服ファッションはかなりロックテイストな人である。 その人に誘われるということは・・・。
 「えーっと、それはオールスタンディングのいわゆるライヴハウスってやつですか?」
 「そうそう。 えーっと、なんばHatchだっけ、Zeppなんばだっけ? ごめん、場所忘れたけど大阪、ミナミのほう」
 会場を忘れるくらい数をこなしているのか!
 いわゆる<コンサートホール>で座席指定のチケットでしかコンサートやライヴに行ったことのないあたし(あ、野外は2回ほどありますが、フェスではなく単独かせいぜい2組)、小劇場の舞台を観に行きまくりの時期でも会場を忘れることはなかったが(今はもうほぼ大阪にはそれらの劇場がなくなっているけど)、すごすぎるぞEさん・・・。
 「あたし、初めてなんだけど大丈夫?」
 オールスタンディングはともかく、ワンドリンク制とか「?」なあたしはひとりで行く勇気がなく、何度もビルボードライヴ大阪のボビー・コールドウェル公演を見送ってきたのですよ(チケット代が高いということもあるけれど・・・いつまでも毎年彼が来てくれるとは限らない、と今年は勇気を振り絞って行こうかと思っていたのだけれど、例年10月頃に来てたのに今年に限って7月! 気づいたときには遅かった・・・)。
 「え、大丈夫じゃない?」
 場慣れしているEさんはあたしが何を心配しているのか不思議な様子。
 あぁ、そういう人に連れて行ってもらえれば、あたしの(客としての)ライブハウスデビューは大丈夫かも!
 「では、よろしくお願いします!」
 そして言われた注意点。

1.動きやすい服装で行くこと
    靴もぺったんこが望ましい(ヒールなんぞで行ったらまわりは大被害・折って自分も怪我するかもしれないし)
2.入場時は混雑するので、チケットとドリンク代500円はお釣りなしで小銭ですっと渡せるように
    500円玉、準備しときます!
3.荷物は最小限に
    ライヴハウスのロッカーは駅にあるのなんかよりはるかに小さい、大きなカバンを持ったまま会場入りしたらまわりにも迷惑。

 あたしは普段からフラットシューズが多いので(仕事場でも一見してはわからないが、実は機能としてはスニーカーであるという靴を履いていったりしている)、服装もオフィスカジュアルのラインをちょっとずつ崩していこうとしているので問題ない。 問題あるとしたらカバンだが、パラフィンコートコットンのボンサックがあるのでそれで行くぜ!
 「てことはEさんは着替えるんだね」
 「勿論です!」
 そんなわけで当日、早番なEさんは30分ほど残業になってしまい、「ロッカー室で着替えて待ってるね」ということに。 1時間違いの遅番のあたしは定時で帰ることに全力で集中(そんなときに限ってギリギリで用事ができるってどういうこと・・・それでもほぼ定時に上がりましたよ)。 「待たせてごめん!」とロッカー室に駆け込めば、ハイカットの男物スニーカー&パーカー姿のEさんがおりました。 そして、心斎橋へGO!、なのでした。
 開場18時・開演19時とのことですが、整理番号順の入場だそうなので別に18時に並ばなくてよい・というかその前に軽くごはんしとかないと時間ないよ、ということで大阪BigCatが入っている商業施設(ファッションビル?)にあるサイゼリアへ。 「ごめんね〜、心斎橋ならもっといい店あるはずなのに」と謝るEさんであるが、当日の目的はライヴなので時間をとらないファミレスは正しい選択である(ドリンクバーもあるしね!)。
 18時半過ぎ、会場に向かえば階段に長蛇の列。 Eさんが係員さんにチケットの整理番号を見せれば「もう入っていいです」と言われたので列を横目に階段のはじっこを登ると、別の係のおにーさんが「ドリンク代600円」とか言っているのが聞こえて、Eさん「ドリンク代、600円なんですか?!」と速攻確認をとってくれる。 あわててお財布から100円玉一枚を抜き取る(あってよかった)。
 印象としては、「すべてが狭い」という感じ。
 映画館でたとえるならば、いわゆるコンサートホールがシネコンならば、ライブハウスは神戸アートビレッジセンター地下や元町映画館のような特殊なミニシアター系といったところであろうか。 まぁ、商業規模としては同じようなものか、題材が映画か音楽か違うだけで。
 ただワンドリンクを強制されるのは意味がわからないけど、働いている人の人件費なのかな?(Eさん曰く、映画館のポップコーンがライブハウスにおいてはオフィシャルTシャツなのだそうだ)
 あぁ、また長くなってしまった! <その3>に続きます。

posted by かしこん at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月02日

ライヴハウス for the first time! その1

 生まれて初めてライヴハウスというものに行ってきました!
 場所は心斎橋・大阪BigCat
 ラインナップは、Kitty,Daisy & Lewis × EGO‐WRAPPIN'
 オールスタンディングで、3時間強立ちっぱなし、2時間半踊りっぱなし!。
 汗だくで、でも楽しかった!
 ただいま、大変足が痛いです。
 詳細は長くなりますので<その2>にて!

posted by かしこん at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする