2012年12月28日

大混乱の仕事納め



 今月上旬からあまりにバタバタしすぎており、今日が仕事納めであるとは俄かに



信じ難かったのであるが、確かに年内最終日である。



 「いいんですか、明日から休みに入っていいんですか!?」、と聞きたいくらい



とっちらかっている・・・プリントアウトした書類の置き場所に困って、あやうく家に



持って帰ることになるかと思った(その方が危険)。



 一応、29日から明けて1月3日まではお休みである。



 しかし4日は金曜日だ・・・結局5日も出勤することに。



 おかげで年末年始感覚がまったくなく、プロジェクトが中断している宙ぶらりんさで



いっぱいである。



 しかし今日は12月28日。 図書館からお呼び出しメールをもらっているのに全然



取りに行けてない(『極北』は第二章に入ったところでタイムアップ、夜間の返却ポストに



投げ込んだ)。 こっちの休みと同じ期間で図書館は休みを取るので、今日行かないと



1月4日に行かないと流される。 仕事の合間に図書館に行くことにした。



   マンハント〜リンカーン暗殺犯を追った12日間

                  /ジェイムズ・L・スワンソン




 『声をかくす人』と『リンカーン/秘密の書』のおかげでアメリカ北部と南部はなんで



そんなに仲が悪いのか、知りたくなって。 これ一冊で答えが出るとは思わないけど、



とっかかりやヒントがあるのではないかと。



   最終目的地/ピーター・キャメロン



 先日見た映画(レビューはまだ全然書けていません)の原作本。 映画の雰囲気が



すごくよかったのと、あたし好みの豪華キャストだったので追体験したくて。



   ブラックアウト/コニー・ウィリス



 買おうかどうか悩んでいて、とりあえずで図書館に予約を入れたらもう来たよ!



<新ハヤカワSFシリーズ>(通称:新銀背)史上最厚。 続編『オールクリア』はもっと



長くなるので史上初の上下分冊になるらしい。 となると買った方がいいのか・・・。



 ふと、気づく。 図書カードの有効期限が2012年の12月末まで。 今じゃん!



 あわてて更新手続きをしていただく。 「図書カード番号が新しくなりますので・・・」と



言われる。 はっ、前の番号はそらで覚えていたのに、覚え直しか!



 が、もっと問題は、あたしが神戸に来てから10年がたった、ということである・・・



(図書館の貸し出しカードの有効期限は10年間)。 ひとつの都市に10年間続けて



住んだのって、生まれて初めてかも。 合計年数では地元の方が長いけど、大学



などで中断してるから。



 もう10年も住んでいるのか、と、10年間一ところに住んだことがない自分ってどう



なの?、と自らの流転(?)の人生を顧みる。



 仕事に戻り、なんだかんだと帰る頃には電車のホームは最終電車であると告げて



いた。 ええっ! もうそんな時間?



 やっぱり、年末感はゼロである。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月14日

図書館の逆襲

 思わず、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』風のタイトルをつけてしまいましたが・・・よく考えれば(よく考えなくても)、自分のせい&利用者のタイミングが重なっただけなんですけどね・・・。
 まぁ、ともかく、この一週間で「予約資料のご準備ができました」というメールが何回かに分けて、計7通も届いたのであった。 しかもそのうち4冊が、だいぶ前に予約を入れていていつ来るかわからないからと特に期待していなかったやつ!

   ワン・デイ/デイヴィッド・ニコルズ

 これは映画を見てから予約入れたから・・・7月末ぐらい。 それでも3ヶ月ちょっとで来たということは、結構早いなぁ。

   ロスト・シング/ショーン・タン

 『アライバル』の作者の別の作品。 これは予想外の早さです!

   湿地/アーナルデュル・インドリダソン

 <アイスランド・ミステリ界の巨人>、初邦訳作品として海外ミステリ翻訳界では刊行当初から話題になっていましたが・・・今年中には来ないだろうと思っていたのに!
 というわけでこの4冊は次の予約が詰まっているので延長できません。
 2週間以内に読み終わらなければ。
 ああ、『ソウル・コレクター』(今頃!)、2/3を読み終わったところだったのに・・・『ファイアーウォール』もまだなのに・・・。

  絵本自殺うさぎ2.jpg またまた自殺うさぎの本/アンディ・ライリー

 これはゴーリー本探しの合間に見つけて・・・ほんとは『自殺うさぎの本』というのが先でこっちが続編なんですが、こっちが先に来ちゃいました。 なんとなくコミックやイラストレーション的な絵にあふれるイギリス的ブラックジョークって感じ?

  絵本華々しき鼻血.jpg 華々しき鼻血/エドワード・ゴーリー

 これは<副詞に最大の敬意を表した>アルファベットブック。

  絵本うろんな客.jpg うろんな客/エドワード・ゴーリー

 やっと、『うろんな客』が来ました!
 しかし不吉な予感、ゴーリーの本、図書館に全部置いてないかも・・・それこそが、図書館からの逆襲だわ。

posted by かしこん at 04:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

お久し振りの図書館



 どうもものすごく久し振りにいつもの図書館にやってくる。



 返却日をネット上で一度延長できるので、予約が入っていない本は最長28日間



借りられるわけで(本を返却するだけなら夜中に返却ボックスに入れればいいし)、



その最長期間ほぼご無沙汰でした。



 しかし今回は自分が予約を入れていた本が届きましたよということで、否応なく



図書館のカウンターに行かねばならず、となれば開いている時間に行かねば



ならないということ。 レディースデイの映画館をあきらめて、こっちを優先!



   この世の涯てまで、よろしく/フレドゥン・キアンプール



 これは『犯罪』の巻末の広告部分に載っていた本で、なんとなく面白そうだったから。



音楽ミステリーだが、一筋縄ではいかない感じ。 ドイツのエンターテイメントが



こうやって手軽に読めるようになっている状況もうれしいことです。 そういえば『犯罪』の



続編も出たんだよなぁ。 読むのはいつになることやら。



   二流小説家/デイヴィッド・ゴードン



 これは昨年末の様々なミステリランキングで海外部門一位など上位を独占した作品。



ポケミスサイズは個人的に読みづらいので文庫になるのを待っていましたが、予約が



先に来た感じ。 自らを“二流のゴーストライター”と呼ぶ“ぼく”の一人称、短い章立てと



大変読みやすそうな構造で、ありがたい。



 この二冊は次の予約も詰まっているので、14日以内に読んで返さなければ!


posted by かしこん at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月31日

あたしがカエルを好きなわけ



 中学校一年生の子供に本を読ませたいが、何かいいのはないだろうか、と知人から



頼まれる。 その子は女の子だそうな。



 先日過去の読書履歴を振り返ったばっかりだったので、瞬時に思い浮かんだのが



R・L・スティーヴンソンの『自殺クラブ』。



   あたしが盛り上がったのは小学6年ぐらいだったし。



 絶対面白いと思うんだよねぇ。 古典だから発想とかはその後の作家や作品に転用



されているけれども、スティーヴンソンの“語り”のうまさは簡単にまねできないもんね!



 自信満々でこの本を渡したら、親からその場でクレームが。



 「ちょっと、このタイトルは・・・どうなのか・・・」



 え? 一瞬言われている意味がわからなかった。 どうやら彼はタイトルから『バトル



ロワイヤル』的なものを想像したらしい・・・(いや、あれはあれで面白いですけどね)。



 しかし、<中一女子に読ませる本>というテーマに沿ってあたしは選んだのだから、



不適当なものを持ってくるはずがないではないか。 ロバート・ルイス・スティーヴンソン



だぞ? 『宝島』の、『ジキル博士とハイド氏』の作者だぞ! 1800年代の作家だと



わかった上でのその非難か?! 温厚なあたし、めずらしく怒りました。



 「だったらまず自分で読んで、子供に読ませていいかどうか確認しろ!」



 「いや、そんな暇ないんで」



 だからあたしに頼んだんだろ、みたいな。 親の態度がそれでよく「子供が本を読まない」



とか言えるな・・・あきれるが、子供に罪はない(はず)。 「とりあえず読ませてみてよ」と



渡す。 後日、「本人、かぶりつきで読んでいる」という報告が。



 ほら見ろ!、と言いたいところだったが大人なので我慢。 次に貸す本を探す。



 『夏への扉』かなぁ、でも最初が外国モノだから次は日本のがいいか。 仁木悦子



『猫は知っていた』はどうだろう・・・でも事件ものばかりでは偏るだろうか・・・あ、これだ!



   だれも知らない小さな国/佐藤さとる



 講談社文庫に最近収録され直したときに買い直したやつがあったはず。 買って



満足して読み返してはいなかったんだけど、新品同様のを人に貸すのも気が引けるので



(というか所有者はあたしなのだからあたしがいちばん先に目を通すべきなわけで)、



ぱらぱらと読み返す。



 唐突だが、あたしはカエルが好きである。



 カエルそのものもわりと好きだが(世界の両生類図鑑などで様々な色をしたカエルの



写真を見るのはとっても楽しい)、カエルをモチーフにしたグッズやキャラクター物も



基本的に好きだ。 その理由が特に心当たりはなかったのだが・・・この本を再読して、



気づいた。



 コロボックルたちは人間の目をごまかすために、ときにあまがえるのコートを着て



行動したりするのである。 つまり子供心に“あまがえる”=“コロボックル”という図式



イメージができてしまっていたのでは・・・だからカエルという存在を好ましいものと



思っているのでは。



 恐るべし、幼児期のすりこみ!



 まぁ、それがわかってもあたしがカエルが好きな気持ちが消えるわけではないのだが



・・・なんとなく謎が解けたみたいで、満足。


posted by かしこん at 03:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

振り返るあたしの読書史 その1

 といっても、そんな大袈裟なものでもないですが。
 しかし明らかにあたしの読書傾向は変な方に偏っている・・・しかし偏っているなりにもしかして筋を通してるかもしれない。 現在の趣味嗜好にどれくらいの影響を及ぼしているのか、ちょっと気になったので振り返ってみる(画像を探したけれど当時と同じ装丁が見つからないよ・・・)。
 あたしの読書体験はじまりは、親が与えた図鑑の数々だったかも。
 多分、学研の子供向けのやつ。 幼少のあたしは特にカメのページがお気に入りで、絵を見せるだけで名前がすらすら言えたらしい。 だから今でも図鑑の類はフルカラーじゃないと許せないわけね・・・そして動物もののドキュメンタリーや写真集が好きなわけね・・・ガラパゴスゾウガメを筆頭に今もカメが好きなわけね・・・(実はカエルやイグアナなども好きだ。 あたし自身が体温低めなために、変温動物に親近感を抱くのだろうか)。
 確か、いちばん最初に買ったマンガは『ドラえもん』。 次は『あさりちゃん』かも。
 近所に住んでいたおねえさんから高階良子のマンガを借りて、乱歩や正史の世界の入り口に立っちゃいました(マンガはマンガで話が長くなるので、別の機会に後述)。
 本格的に“自分で選んだ本を読む”ようになったのは小学2年か3年、H・G・ウェルズの『透明人間』がきっかけだった。 子供向けジュブナイルでしたが、福島正実訳で解説には当時のウェルズ派とジュール・ベルヌ派に分かれた論争についても書かれてた。 で、その後あたしは『タイムマシン』を読むことになり、SFにどっぷり(ジュール・ベルヌも読んで面白いとも思ったけど、ウェルズのほうが好きだなぁ、とわかり、福島正実と同じ好みであることににんまりした)。
 同時期に『ツタンカーメンの謎』というのもあって(これはあたし初のノンフィクションかも!)、『王家の紋章』を読んでいたせいもあるが考古学のロマンと呪いという存在のアンバランスさに盛り上がった。 当時の小学校で書かされたアンケート、「尊敬する人物は?」に「ハワード・カーター」と答えたバカはあたしです(学校側としては「両親」と書いてほしかったのだろうけど、そういう空気は読めないあたしなのだった。 この頃は考古学者になりたかったのである)。
 図書室にあったスティーヴンソンの『自殺クラブ』の面白さにも度肝を抜かれ、繰り返し読みました!(当時は文庫本とか売ってなかったから、卒業したらもう読めなくなると思ったのである)。 『十五少年漂流記』『あしながおじさん』などの世界名作劇場的なものも読んでましたが、印象深いのは矢野徹『孤島一人ぼっち』とか大石真『チョコレート戦争』でしょうか。 古田足日『宿題ひきうけ株式会社』ってのもありましたね。 あ、フォア文庫だ! 懐かしい!
 近所の本屋ではポプラ社の『江戸川乱歩全集』の品揃えが充実していて・・・当然読み始めるわけです。 明智小五郎の存在は土曜ワイド劇場の『〜の美女』シリーズでおなじみであったので(しかし夜遅いしお色気シーンもあったので親からは見るのをよしとはされていなかった−それでも見たけど)、しかし高階良子作品のおかげでベースはあって、こっちは少年探偵団がメインに活躍する子供向けであるため親の検閲は免れた(なんだかんだいって『青銅の魔人』が好きです!)。

  青銅の魔人.jpg 夜の麻布十番、高い塀が並ぶ屋敷町・・・その憧れが高校生のときに松山巌『乱歩と東京』を読ませましたよ。
 しかし次第にそれでは物足りなくなって隠れて角川文庫の江戸川乱歩ものを買うようになるのであった。 金田一耕助の存在もすでにおなじみであったので(『犬神家の一族』は金曜ロードショーで見た)、横溝正史のまずは角川文庫の背表紙の文字が黄色いやつ(御子柴少年が活躍するジュブナイル)から揃え始める。 緑の文字のやつは表紙が煽情的というか、中身とあんまり関係ないのに裸の女性が描いてあったりしたので小学生には非常に買いづらく、おとなしめの表紙から選んで買っていた(のちのち、古本屋さんで買い物をするようになったらあまり気にしなくなった。 一度に何冊も買えるからである。 そして、慣れたのであろう)。

  白い羽根の謎.jpg 『白い羽根の謎』・・・子供心にも動機がとってつけたみたい、と感じていて、のちに元の作品『化人幻戯』を読んで納得。 これを子供向けに書き直したってこと自体、すごいと思いました(書いたのは乱歩本人ではないそうですが)。 今、ポプラ文庫でかつてのこのシリーズが復刻されてますが、少年探偵団ものの26巻で止まっているのは何故・・・もともと47巻ぐらいあったはず。

 勿論、ホームズやルパンにも手を出すが、あたしはホームズのほうが好きだったな。
 当時、普通の本屋さんで小学生が買っても変な目で見られない文庫といえば朝日ソノラマ文庫(背表紙はくすんだ緑色の時代)、秋元ジュニア文庫(背表紙は黄色で文字が赤だったかな?)、集英社コバルト文庫ぐらいだったのではないだろうか・・・。
 あたしの赤川次郎初体験は朝日ソノラマの『幻の四重奏』で、今もこれを越える作品はないような気がしている。 それくらいインパクトが強くてとにかく面白かった。 『吸血鬼ハンターD』もこのころから読み始めかな? 何故か『キマイラ』シリーズには手が出なかった。 秋元ジュニア文庫には福島正実が科学的根拠にあふれるリアリティSFを書いていて、『地球が滅びるとき』とかとにかく出てるものは全部読んだ気がする。
 あと、『白鳥検事シリーズ』なるものがあり、アメリカでスキップしで大学を卒業し、司法試験も最年少で合格したという15歳の少年検事が主人公の話。 『グリーン予告殺人事件』がいちばん面白かったかな〜。 ちなみに白鳥君はモルモン教徒であり、信徒同志は「兄弟・姉妹」と呼ぶとか、カフェインの入ったものは口にしないとか(だから彼が飲むのはいつもミルク)、子供心に「宗教を信じるって大変なのね」と思った記憶あり。
 秋元ジュニア文庫で眉村卓にも手を出す。 きっかけは『天才はつくられる』かなぁ。
 眉村卓は角川文庫でもいっぱい出していたのでそっちにも進出し、『とらえられたスクールバス』に盛り上がる!(でも『ふつうの家族』も好きです)
 そして筒井康隆にも手を出すのもこの頃です。
 あ、講談社青い鳥文庫もありましたね(実際は新書版サイズですが)。 これは『誰も知らない小さな国』から始まるコロボックルシリーズと、『クレヨン王国の十二カ月』のクレヨン王国シリーズが二大巨頭か。 『霧のむこうの不思議な町』も大好きだったなぁ(だから原作だと認めない『千と千尋の神隠し』が微妙に許せない)。
 コバルト文庫ではまず新井素子である。 そして氷室冴子である。 久美沙織の『丘の家のミッキー』は友だちが買ってくれてて、あたしの新井素子と貸し合いっこしていた感じ。 小林弘利も大変好きでした(『海の回転木馬』は名作だと今でも思う)。
 当時、本を選ぶ基準って装丁というか表紙のイラストのイメージが大きかった気がする。 そしてあたしは天野喜孝のイラストに惹かれて栗本薫の『魔境遊撃隊』を読み、これまたこんなに面白くていいのか!、と思って『グイン・サーガ』に手を出すのだ。 そして彼女が江戸川乱歩賞を受賞していたことを知り、他の受賞作品をいろいろ読む。 仁木悦子、森雅裕、東野圭吾などなど。 『伯林−一八八八年』は面白かったけど海渡英祐さんはどうされているのだろうか?
 で、いのまたむつみのイラストにつられて藤川圭介『宇宙皇子』を買ったりしたが・・・なにしろノベルズなので文庫よりも値段が高く、挫折。 『丘の家のミッキー』の持ち主だったエヌさんが引き続き買っていて貸してくれたのだが、内容が難しくなっていくうえに繰り返し読めるわけでもないので(大津皇子が好きだったので彼が出なくなってから興味を失ってきたこともあり)、「ちゃんと読んでないんじゃないの?!」とエヌさんに怒られた。 ちゃんと読んでませんでした、ごめんなさい。
 結局、読むスピードと手持ちのお金が追い付かず、主に古本屋を利用するようになったあたしは江戸川乱歩が執拗に薦めていた『赤毛のレドメイン家』をみつけて(これ自体は乱歩の『緑衣の鬼』のほうが面白かったような気がするんだけど・・・)、それをきっかけに古典の翻訳ミステリを読むようになります。 『グリーン家殺人事件』『黄色い部屋の謎』『赤い館の秘密』(まさかこの作者がプーさんと同じ人とは!)、クイーンの国名シリーズ、『Yの悲劇』(あたしはこれで夏休みの読書感想文を書いた。 そのあと、『Zの悲劇』でショックを受けた)などなど。
 そしてクリスティ『アクロイド殺し』では驚愕のラストに回し読みしていた友達と騒ぎまくり!
 「死のような沈黙が続いた。 私は笑った」のくだりは今もしっかり覚えている。
 アガサ・クリスティはNHKでポワロのドラマをやっていたし、映画『地中海殺人事件』・『オリエント急行殺人事件』などを見ていたのだが、『そして誰もいなくなった』では「映画とラストが違うよ!」という意味でも衝撃でした。
 衝撃という意味では『カーテン』も・・・西村京太郎の『名探偵なんか怖くない』シリーズの最終作『名探偵に乾杯』で述べられていたコメントに大いに同調(尚、西村京太郎作品を読んだのはのシリーズが初めてだったので、のちに十津川警部シリーズを誰かから借りて読んだとき「同じ人?」と思いました)。
 そんなやつだったので、小学6年の担任には「何の本を読んでいるのか見せろ」とあたしにだけ検閲が入り、卒業前の三者面談では「なにを考えているのかわからない」と言われたのであった(それをしぶとく覚えているということは、あたしもそれなりにショックだったのであろう。 特にそんなつもりはなかったのだが・・・)。
 時間軸的には前後していますが(中学校時期も混ざっています)、だいたいこんな感じです。 そしてまだまだ話は続きます。

posted by かしこん at 03:20| Comment(6) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月26日

遅すぎた快挙を祝いつつ・・・



 新刊をチェックしようと思って、アマゾンのランキングに目を通した。



 おや、伊藤計劃が急に売れてるのはなんで?



 そしたら、『ハーモニー』がフィリップ・K・ディック賞の次点を獲ったからだと判明。



 ・・・うれしいことだけど、ちょっと遅かったよねというか・・・まぁ日本国内でも



評価遅かったから仕方ないんだけど(外国には翻訳するタイムラグがあるし)。



   こういう装丁が許される作家でした。



 でも『ハーモニー』だけじゃなくて『虐殺器官』も売れているのがうれしいですね。



   こっちが先に文庫化なので・・・対になる装丁です。



 よかったね、ハヤカワ!



 でもドン・ウィンズロウの新刊を単行本で出すのはやめて・・・(トレヴェニアンの



『シブミ』の続編(というか前日譚)という形だから仕方ないとは思うけどさー)。



   帯がすごいことに。

          これも黒と白の対比ですね。 各¥1,680−、悩む・・・





 しばらくニュースを遠ざけていたのだが(それでもネットのはつい見ちゃうんだけど、



テレビ・新聞は無理だ)、先日からの国会中継は、ひどすぎる。



 「お前ら、やる気あるのか!」と怒鳴りつけたい人々の群れ。



 そう、群れ、なのだ。 役立たずはいくら数が集まろうと役立たずなのである。



 震災対応もろくにできない、しかもあの日以来日本の外交は開店休業状態だそう



である。 世界は日本国内のおたおたなど待ってくれるほど優しくない(というか



親日派の優しかった人々の気持ちさえも数々の失態で裏切ってくれている)。



 ドナルド・キーンさんは特例中の特例である。



 もはや世界は「日本なしのアジア・日本なしの世界」を考え始めているというのに



・・・この国を代表する方々は何をやっているのか?



 鎖国するならばすればよい。 自らその覚悟をもって。 でもそんなつもりはない



のに世界からはじかれた・・・とまた“想定外”という言葉で片付けようとするの



だろうか。



 JR西日本の福知山線事故から6年がたった。 なのに、遺族や被害者との交渉は



まだ難航していて、責任の所在ははっきりせず、なんだかよくわからない。



 日本人は“責任をとる”という意味を本当はわかっていないのかもしれない、と



思う今日此頃。


posted by かしこん at 04:22| Comment(3) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする