今回の緊急事態宣言の発令により、15日(金)から映画館もレイトショー設定がなくなる。 観るなら今のうちだ!
混雑してるから落ち着いてから・・・他の映画のほうが先に終わっちゃうから・・・と気づけば公開から3カ月がたとうとしておりました。 それでもまだ一日5回以上も上映しているのだから、すごいよ。 そりゃ国内興行収入一位になりますよ。
アニメテレビシリーズのほうはJ:comオンデマンドで2018年12月から2019年1月ぐらいにかけて観てたんですが・・・なにしろほどほど前なので。 関連特集やNHK『LIFE』の<スーパースター:割引の刃>とかのパロディで記憶を呼び起こしつつ、特に復習はしないままの流れで映画館へ。
家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼になり、鬼への復讐を誓う竈門炭治郎は、<鬼殺隊>に入隊して修行を終えた。 初仕事は短期間に40人以上の人間が行方不明になったという“無限列車”を捜索する任務。 禰豆子を連れた炭治郎は鬼殺隊仲間の我妻善逸、嘴平伊之助とともに無限列車に乗車し、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎と合流する手はずになっていた。 しかしそこには思いもよらない敵が・・・という話。
純粋に、テレビシリーズの続き。 「これまでの『鬼滅の刃』は」的な説明は一切ないので、多分テレビシリーズを見ないで劇場版だけ見た人はいろいろわかりにくい・乗り切れないところもあるかと・・・でもそれは<劇場版>の宿命のようなもの。
あたしは復習はしていかなかったですが、いろいろ思い出せたので乗り遅れなかったかな、と思う。
「夢の中に閉じ込められる」というのはこれまでも多々扱われてきたネタですが・・・こんなにも心が痛く、繰り返されるのがつらい、というのはなかなかないかも。
あとやっぱり絵がきれいですね。 煉獄父が小山力也であったことが個人的にツボでした。
本編では結構耐えたんですけど・・・エンドロールの絵と音楽、<煉獄杏寿郎メモリアル>みたいな構成に一気に涙腺決壊寸前!
しかも「長い話のまだ途中」というのがまるわかりで、せつなさ倍増です。
それにしても・・・シリーズ構成も脚本もクレジットは“ufotable”。 ここまでチーム制というか、個人の名前が出てこないのが昨今のアニメ事情なのでしょうか(詳しくないのでわかりません)。 『千と千尋』と比較したくなる人の気持ちもむべなるかな・・・あっちは“宮崎駿”というクリエイターのためにすべてのスタッフが付き従うという構図。 いや、『鬼滅の刃』は原作ありきだから、原作要素を最大限に発揮することが製作においての至上命題だったということか。 どっちが上とか下とかではなくて、方法論が違うものを同列に語ることは無意味です。
わかりやすさを優先させた台詞は、映画としては台詞が多すぎとは感じるけど、PG12とはいえ子供向けということで。
もしこの映画がなかったら、日本の映画産業はもっとどん底だった。 大ブームを作ってくれて、とても感謝です。
さて、レイトショーのないこれから、新型感染症拡大予防の観点からも、あたしはいかにして映画を観にいくべきなのか、あらためて考えないといけないな・・・。