2020年12月29日

ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢/THE HIGH NOTE

 <『プラダを着た悪魔』×モータウン>、みたいな予告編につられて。 ときにはこういう手ぬるそうな映画もいいよね(褒め言葉)。

  ネクストドリームP.jpg 頂点にいくためには、底辺からはじめるしかない。

 かつてビッグヒットを飛ばし、ベテランシンガーとして活躍中のグレース(トレイシー・エリス・ロス)のアシスタント・付き人として毎日雑用をこなしているマギー(ダコタ・ジョンソン)だが、いつか音楽プロデューサーとしてこの業界で働きたいと願っている。 またグレースは大スターだが「所詮懐メロ歌手」と一部に言われていて、新曲を出したいのだが今はリスクが高いとブレーンたちに理解してもらえない苛立ちを感じている。 二人の夢の行方は・・・。

 予告編のイメージだと、グレースは落ち目の歌手かと思ってたんだけど全然そんなことはなくて、ライブでもガンガン広い世代の観客を動員しるし態度もまた大スター(えらそうなところが過去の栄光にすがっている感じはあるけど)。 マギーと一緒のサクセスストーリーを期待するとちょっと違う感じ。
 でも音楽はノリノリで楽しい! グレースを演じるトレイシー・エリス・ロスはダイアナ・ロスの娘だそうで、まさにあのサウンドをアップデートした感じ。

  ネクストドリーム4.jpg グレースのマネジャーのジャックはアイス・キューブだ!
 業界あるあるも興味深いですが、役割的序列というか、「アシスタントならばそれ以上のことに口を出すな」的な感じが契約社会アメリカだった。 目指すところが同じならば、いい意見を取り入れるのもありなのでは?、と考えてしまうあたしは甘いんだな・・・ということを思い知る(勿論、信頼関係があってこそではあるが)。

  ネクストドリーム1.jpg グレースとマギーの関係描写がさりげないが、いい。
 マギーがやたらドジっ子みたいに描かれていないし、グレースもわからずやではないし、と無駄にイライラしなくてもすむんだけど、マギーの他人を尊重していない感もさらりなので、彼女が痛い目を見るところも大きなダメージを受けているのかどうかよくわからない・・・観ている側もあまり落ち込まなくてもすむからそれでいいのか?
 それがイマドキっぽいのかもしれないけれど、あまり残らないかも・・・バランスってむずかしい。

  ネクストドリーム2.jpg マギーは駐車場で歌っていたデヴィッド(ケルヴィン・ハリソン・Jr)を気に入ってプロデュースしたいと申し出る。
 音楽プロデューサーという仕事はこういう感じです、と示したのは新しいかも。 そこまでやるならアレンジャーの仕事は?、と思ったりもしたけど・・・境目がむずかしい職業なのね。 だからこそたやすく恋愛に行ってほしくなかったかなぁ。 グレースとジャックの、アーティストとマネジャーの絆がなんだかんだいっていい感じだけに。
 ビル・プルマンがマギーの父親として登場、など、地味ながら堅実なキャスティング。 ダコタ・ジョンソンはこういう普通っぽい役でこそかわいさがいきる気がする(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を否定するつもりはない)。 『プラダを着た悪魔』と比較しちゃうのはよくないよね、まぁ同傾向と言ってしまってはそれまでですが。

posted by かしこん at 23:59| 兵庫 ☀| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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