2020年07月20日

チア・アップ/POMS

 あぁ、これはいかにも系かなぁと思ったけど、そういう明るくハッピーな気持ちになれるやつが今は必要かも・・・と。 そろそろ上映回数が朝一回になってしまいそうなので、仕事が暇だから休みを取って観に行く。 一足早い夏休みというわけでは実はない(ほんとに今はすごく暇なのである)。 こういう生活に慣れてしまいそうでコワいんだけどね。

  チア・アップP.jpg 今、わたし史上最高のとき
  平均年齢72歳のチアリーディング・チームが起こした最高のキセキとは――?

 天涯孤独のマーサ(ダイアン・キートン)はほとんどの荷物を売り払い、整理してジョージア州のシニアタウンに引っ越してきた。 シニアタウンとはまさに「老人の町」−仕事をリタイアした方々がアメリカ各地から集まって暮らす町だ。 日本の老人ホームの拡大版、<やすらぎの郷>みたいな感じ(アメリカ各地にこういう町があるようだ)。
 残りの人生を静かに本を読んで暮らしたいと考えていたマーサだが、初日からお節介でマイペースすぎる隣人シェリル(ジャッキー・ウィーヴァー)に生活をかき回される。 関係を断ちたいとマーサは考えるが、シェリルの気のよさを知り、根負け。 そんなシェリルは、マーサがかつてチアリーダーの夢をかなえかけたのに家庭の事情で断念したことを知って、「今からやれば?」という。 町の決まりで新たなクラブをつくるならメンバーは最低8人必要とのこと、二人はチラシをつくってオーディションを実施、集まった8人は平均年齢72歳。 周囲の冷たい視線を浴びながらも、チアリーディング大会出場を目標に練習をする・・・という話。
 話は王道です。 『フル・モンティ』、『カレンダー・ガール』、『シンク・オア・スイム』的な「みんなで力を合わせて頑張りましょう」的な。 あとはダイアン・キートンを楽しむ映画。

  チア・アップ2.jpg 先住者たちは押しが強い。
 年齢が上がっていくと人は(特に女性は)服の色がどんどん派手(明るい色や柄物)になる傾向にある。 でもマーサはブルージーンズに濃いめのダンガリーシャツとか、チョコレートブラウンのハイネックセーターやカーキ色・ベージュのシャツなど、完全にアースカラー。 原色は着ない!、というかのようなポリシーを感じてどよめく。 これがその年代のファッションリーダーならば、見習う人たちにスタイルのよさや髪の手入れなどを要求しているわけですよ。 でもジャッキー・ウィーヴァーはピンクとか柄物も着てやたらチャーミング。 目指すならどっちかですよ、ということか。 ジャッキー・ウィーヴァーはお年の割に声がいつまでもかわいいのよね・・・どうなってるの。

  チア・アップ1.jpg 原題“POMS”は両手に持つポンポンのこと。
 リタイアして、人生の締めくくりを考えざるを得ない場所で、「何故チアリーディングなのか?」は実はあまり重要ではない。 きっかけはマーサの後悔だけど、一緒にやれる仲間がいることが楽しいわけで。 夫や子供に反対されても、「自分がやりたいことをやりたい!」という気持ちでやりたいのだ。 そんな“女の友情”がいちばんのテーマでしたよ。
 反対するある息子がメンバーの一人に「この尻軽女」と口走ってしまい(そのような事実はない)、それを聞いたメンバー全員が「なんですって!」と意図せず声を揃えて同じテンションで怒った場面に、なんだかあたしはじわーっと泣きそうになってしまいました。 そこから、涙腺は緩みっぱなし。 女の友情に弱いぜ・・・。

  チア・アップ3.jpg おそろいのユニフォームなら、気持ちも上がるし統一感が出ます。 本物感も漂う便利モノ。
 平均年齢72歳の振り付けはある程度分かりやすく、見ている側も真似したくなる。 一緒に踊りたくなる。 『USA』や『恋』ダンスみたいなノリは世界共通らしい。
 エンディングで、世界各地の人々がマーサたちのチアリーディングの動きを踊って、その動画をネットに投稿しているのがどんどん出てくる。 それが、まるでリモート出演のようで・・・意図しないところで時代に追いついてしまっていました。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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