WOWOWで、『アンタッチャブル』が放送されるのに気付き、録画した。
ケヴィン・コスナー主演のこの映画、あたしは映画館で観てはいないが・・・多分レンタルビデオで。 その後、テレビ放送で観たくらい。 なんだか懐かしくなって、観てみることにしたのはまだステイホームで時間に余裕があるからだ。
兵庫県は緊急事態宣言は解除されましたけど、すぐ元の生活には戻れないわけで(まるっきり元には戻らない気がする)、外出は短時間・時間をできるだけずらして、という姿勢が必要になる。
法務省の役人エリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)は禁酒法に胡坐をかいて暴利をむさぼるマフィアのボスのアル・カポネ(ロバート・デニーロ)を捕えたいが証拠がない。 引退直前の警官マローン(ショーン・コネリー)と新米警官のストーン(アンディ・ガルシア)と経理専門のウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)とともに、ネスは“買収がきかない者(ジ・アンタッチャブル)”としてカポネを追い詰める・・・という話。
1987年映画ということで・・・みなさん若いです。
当時ショーン・コネリー目当てで観たんだけど(『薔薇の名前』でかっこいいおじさまぶりに盛り上がりまして)、ケヴィン・コスナーのかっこよさに今頃気づいております。 アンディ・ガルシアも好きだった。
何かあったら困るから仲間には独身者であることを条件にしながら、自分は「結婚って素晴らしい」と何度も言っちゃうエリオット・ネス。 理解のある妻の姿は『フィールド・オブ・ドリームス』にも通じる。 そういうところが当時のケヴィン・コスナー人気の理由だったのだろうか?
ロバート・デニーロ、もっとでっかいイメージだったけどそうでもなかった(『エンゼル・ハート』もそうだった)。 バットで殴りつけるシーンも血が白いテーブルクロスにもっと広がっていたような。 記憶が派手なほうに改竄されてました。
殺し屋役のビリー・ドラゴのあやしさといったら・・・白いスーツに赤い唇、及川光博か。
マローンと署長の、雨の中のおっさん二人の殴り合いも味わい深い。
その当時はまったく気づかなかったですが、ブライアン・デ・パルマ的な要素もいっぱいで、映画的な技法が今ならよくわかる!
昔観た映画を改めて観るってのもいいものだわ・・・。