2020年02月07日

フィッシャーマンズ・ソング コンウォールから愛をこめて/FISHERMAN'S FRIENDS

 予告を観たときに「おおっ、これは!」と思った(なんか前にも書いたか、これ)。
 イギリスの地方が舞台の実話ベース。 これって、『ブラス!』・『フル・モンティ』・『カレンダーガール』なんかの流れをくむ感じですよね!

  フィッシャーマンズ・ソングP.jpg 人生には歌とビールとちょっぴりのユーモアが欠かせない
  漁師バンドがイギリス中を席巻する奇跡の実話!コーンウォールの美しい港町を舞台に送る感動のサクセスストーリー!

 イギリス南西部、コーンウォール地方の港町ポート・アイザック。 地元の漁師であるジム(ジェームズ・ピュアフォイ)、ジェイゴ(デヴィッド・ヘイマン)、リードヴィル(デイヴ・ジョーンズ)、ローワン(サム・スウェインズベリー)らは古くから伝わる漁師歌(舟歌)を船の上だけでなく、人前で歌うようになって定期的にライヴ演奏をしている。 たまたま休暇に来ていた音楽プロディーサーのダニー(ダニエル・メイズ)は仲間内の賭けにより、“漁師バンド”との契約をとるように言われ・・・という話。

  フィッシャーマンズ・ソング1.jpg 海辺の発表会。
 リードヴォーカルは交代制、何を歌うかはその場の雰囲気、いつでも本業(漁と海のレスキュー)を優先。 プロ意識とアーティスティックなこだわりの不思議な融合で、働き、歌うおじさんたちはかっこいい! 味のあるおじさんがいっぱいいる映画ってなんか楽しい。
 ジェームズ・ピュアフォイは『ザ・フォロイング』でブレイクするかと思ったんだけど・・・思ったほどではなかったよな(ヒュー・ジャックマンとジェラルド・バトラーの間ぐらいにイメージがかぶるから?)、ということを思い出しつつ英国の俳優の層の厚さをあらためて実感。 それは制作側にも言えるのかも、日本に置き換えればいわゆるご当地映画になるだろうに、完成度が全然違うのよねぇ。

  フィッシャーマンズ・ソング6.jpg コーンウォール地方の風景もばっちり。
 確かクリームティーも有名な地域だが、主な舞台の一つがパブのためお酒の登場が多かった(ダニーがデヴォン地方出身者だったらネタになったかも)。 ワーキングタイトルのラブコメ(『ラヴ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』など)っぽく感じる場面もあり。 イギリスの地方の風景や空気感には、緯度が近いからか北東北人としての懐かしさを呼び起こされるし。

  フィッシャーマンズ・ソング5.jpg 漁師のお仕事がいちばん。
 個人個人のバックボーンはあまり多く語られないのだが・・・リードヴォーカルをとる歌の歌詞が人生の断片の一部を示していたりして、実力派俳優のみなさんの佇まいで表現しちゃってる。 あえてキャラの深掘りをしないことで、観客の想像(もしくは自分の知っている人に似ているところなど)にまかせてるのかな。 場合によっては「類型的すぎる!」と言われちゃいそうなのに・・・それを感じさせないのは実話ベースで、モデルになった人々へのリスペクトが溢れているからなのか。

  フィッシャーマンズ・ソング2.jpgフィッシャーマンズ・ソング3.jpg 
 字幕では「タランティーノの映画かよ」となっていたけど、「レザボア・シー・ドッグス気取りか?」と言われちゃった揃いのピーコート姿(おまけに最初はサングラス)、かっこいい! 揃いの服だとすごく“グループ感”が出ますね!
 ローワンがリードをとる未亡人の歌はすごく声がいい!、と感じたけど、正直漁師のみなさんの歌は普通〜ちょっといいぐらいかな?、だったんだけど・・・エンドロールで流れる本物の“FISHERMAN'S FRIENDS”の歌には度肝を抜かれた。 この厚みと響き、すごいんですけど!
 全編このエンディングを引き立てるためのものだったのか・・・。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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