2019年09月21日

Us アス/US

 『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール最新作ということで、ちょっと違うテイストのホラー映画を期待してしまうよね・・・。

  USアスP.jpg “わたしたち”がやってくる

 1986年、カリフォルニア州サンタクルーズ。 アデレードは夜のビーチにあるミラーハウスで恐ろしい経験をする。
 そして現在、夏休みにアデレード(ルピタ・ニョンゴ)は夫と娘・息子とともにカリフォルニア州サンタクルーズの別荘に来ていた。 忘れかけていたが、昼間のビーチでの体験が引き金となりアデレードは過去のトラウマにおびえる。 そんな夜、別荘の前に奇妙な四人組が現れる。 よく見ると彼らは自分たちにとてもよく似ていて・・・という話。

  USアス3.jpg 謎の影たち。
 もう、序盤から不吉な予感がたちこめ、「これはヤバいことになるよ!」な前振りが次から次とやってきてずっとハラハラ。 夜になるまではほぼ完璧な“モダンホラー”でドキドキする! しかしそのあとは急激に映画のカラーが変わり・・・『13日の金曜日』やらゾンビものやら、いろんなホラー映画のオマージュがちりばめられているのだけれど、ニヤリとしていいのかどうかよくわからなかった。

  USアス5.jpg というのも、肌の描かれ具合が独特だから。
 “そっくりさん”はみなさんそれぞれ二役だから、メーキャップとの誤差を減らすためにかもしれないんだけど、本人側の肌の質感がどうも作り物っぽく見える場面があって・・・ちょっと考えすぎてしまった。 そう、他にも比喩らしきものがいっぱいあっていろいろ考えさせられてしまい、物語そのものに入り込めなくなってしまった。

  USアス2.jpg 本来の家族。
 R15+なだけあって残虐なシーンもありますが・・・そこに笑いもぶち込むのがジョーダン・ピール的。 そのうえで「最も怖いもの」を直接描かずにイメージを浮かび上がらせる。 Us=わたしたち=UnitedStates、なんてのは序の口のメタファーの数々!

  USアス1.jpg “そっくりさん”のみなさん。
 実はかなりのトンデモ設定なのだが、ちゃんと説明しているのがすごい(意味は通っていないけども、一応理屈をつけている感)。 ミステリ要素を結末まで残すという剛腕ぶりもすごい。
 <分断からの融合>は最近の流れではあるが・・・「こうして人間世界は滅ぶんですかね」という奇妙な感慨にとらわれた。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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