2019年09月13日

劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD

 あぁ、ネタバレが世の中にあふれている・・・早く、早く観ておかなければ・・・。

  劇場版おっさんずラブP.jpg おっさんたちの愛の頂上決戦、ついに完結。

 あれから一年がたち、春田創一(田中圭)は上海・香港での勤務を終えて帰国、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)らが待つ天空不動産第二営業所に帰ってきた。 新入社員の山田正義(志尊淳)など新しいメンバーもいた。 しかし本社の特別プロジェクトチーム<Genius7>のリーダー狸穴迅(沢村一樹)が営業所に戦力外通知。 状況が理解できない春田たちの前に現れたのは、狸穴の右腕という立場の牧凌太(林遣都)だった・・・という話?

  劇場版おっさんずラブ3.jpg 主要メンバー勢ぞろい。
 ドラマの映画化って、やはり難しいと思うのです。 同じ感じでやるならスペシャルドラマでよくない?、となるし、「どうせ映画にするなら」とスケールを大きくしちゃって(しなきゃいけなくて)世界観が壊れたり。 個人的には『相棒』もクラシカルなミステリっぽい事件のときがいちばん“らしい”と思うのですよ。 そんな中でたまに大きな事件や社会派なのがあるから引き立つわけで、最初から『相棒』は社会派じゃなかった・・・映画化と高視聴率に引っ張られてシリーズそのものの方向性も変わってしまった気がする(勿論、長く続くシリーズはマイナーチェンジを余儀なくされるものではありますが)。
 『おっさんずラブ』にはそうなってほしくなかった・・・でもそうなっちゃったのね。

  劇場版おっさんずラブ5.jpg ジャスくん、かわいい!
 『Heaven?』の川合くんと同一人物とは思えない山田ジャスティスに、志尊淳の実力を感じます。 そう、『おっさんずラブ』の面白さとは、役者たちの全力投球と化学反応。 ドラマ版が完璧だったというわけではない、脚本や演出には未熟なところがあった。 でも役者さんたちの熱量でカバーできてしまっていたからあんなにも盛り上がり、今観たって面白いといえる。
 しかし残念ながら、映画では粗が出すぎた。 みなさんの熱演をもってしても覆い隠せないスタッフ側の力量不足と経験不足がはっきり見えてしまった。 不意に与えられたチャンスをものにできなくてどうするのだ。

  劇場版おっさんずラブ4.jpg 勿論、役者さんたちは期待に応えてくれています。
 吉田鋼太郎さん、サイコー! なんてキュートなの!
 何回も見たい場面はだいたいアドリブ展開なんじゃないのかな。 そういう、舞台のような“リアルタイム感”にワクワクしてしまうということなのかも。 沢村一樹もこの世界観にはまろうとしていたのは感じたし、うまい人たちの情熱は眩しい。

  劇場版おっさんずラブ1.jpg このすがりつきかた、ステキ。
 でも、一度はケリをつけたはずの気持ちにまた向き合わされる部長が不憫・・・。 というか武川さん、どうしたの?、とか居酒屋わんだほうの移転改装とか、蝶子さんとマロとか、「この一年の間、何があったんでしょう」のほうがむしろ知りたいというかね。
 そんな中、前半の牧くんの「これが“ツンデレ”というやつですか!」な言動にドギマギ、そりゃ春田くんよそ見なんてできませんよね・・・と傍から見ると二人がお互いを思っていることはわかるのに、本人たちはそれをわかってないというのがせつないのですよ。

  劇場版おっさんずラブ2.jpg 死にそうな目に遭ってやっと素直になるのかい!
 それが若者のラブストーリーなのかもしれないけど。 ドラマで割と丁寧に追いかけてきた心の動きが、映画ではかなりすっ飛ばされた感。 ハイスピードカメラ撮影も多すぎて悪目立ち・・・前半はそうではないのだが、後半は省略が多くて! その間のことは想像してくださいということなのか・・・ほんとに大事なことも言っているのだが、その結論に至る葛藤がこれまで全然見えなかったので「え、いきなりそれ? それで大丈夫なの?」って思っちゃう。 違う意味でハラハラする。
 そう、ハラハラしてしまったのだ。 これで終わりになるのか! それでいいのか!、と。

 個人的には、<特茶>×はるたんのCMってそういうことなのか〜、とわかり、直接描かれていなくても彼らの生活は続いている、と思えるのはうれしいことだった。 映画の不完全燃焼感を、特茶のCMがフォローしてくれた形に。
 しかし! 『おっさんずラブ』のドラマの続編が10月から始まるというではないか! これで終わりじゃないのかよ!

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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