2019年08月04日

ポラロイド/POLAROID

 この映画のポスターを最初に見たときに、「あぁ、古いものが逆に新しいのね!」とすごく気持ちが盛り上がった。
 呪いの動画よりもポラロイドカメラで撮られた一枚しかない写真が怖いほうがリアリティがある。 それは『リング』(いちばん最初のやつね)の一本のビデオテープと感覚が似ているというか、複製はたやすく作れない(作っても劣化している)ことのほうが感情に迫るものになっている気がする。 それってアナログ感覚かしら。 それともJホラー的なのかしら。

  ポラロイドP.jpg このカメラで撮れば、最高の瞬間が最悪の1枚になる。

 バード(キャスリン・プレスコット)はカメラや写真に興味がある高校生だが、学校ではちょっと変わり者とみなされていた。 ある日、バードがアルバイトをしているアンティークショップが希少なポラロイドカメラを仕入れてきて、彼女にプレゼントしてくれた。 早速写真を撮ってみるが、被写体となった人物が次々と死んでしまった。 原因はこのカメラにあるのではと考えたバードがポラロイドで撮った写真を調べていると、写真の中に黒い影がうつりこみ、移動していると気づく・・・という話。

  ポラロイド2.jpg 来歴のはっきりしないものをいきなり使ってはいかん、ということか。
 もともとはショートフィルムとして作られたものを、同じ監督が長編化したものだそうで・・・確かにワンアイディアで突っ走る系ではありますがそれが潔い! しかもミステリ要素も入れてきてるのが好き!
 化け物的な存在を早めにはっきり視覚化したことは賛否のわかれる部分かもしれないが・・・あたしはありだと思います。
 『リング』や『回路』など昔のJホラー映画を連想させる演出も好きですが、リアルに映し出してしまう部分との兼ね合いがむずかしい。 いや、そもそも他のホラー映画を連想されるところがダメだと言われるとそれまでですが・・・新しくないけど、王道を行きつつのちょっと変化球的な。

  ポラロイド1.jpg バードの気になる相手、コナー(タイラー・ヤング)が見かけ通りの好青年だったり、青春ドラマ路線も王道。
 ティーンの身勝手さやとっさに友情を思う人間性など、感情移入するほどではないけど観ていられないほどではない匙加減。 誰が死んでも生き残っても特に感慨がないという・・・観ていて心の負担にならないところもホラーの王道?
 バードの幼少期のトラウマ克服という裏テーマもありますが、がっちり作りこみすぎてて他人が口出しできないレベル。 共感の得られる不幸(?)ならばありきたりになってしまうということなのか。

  ポラロイド3.jpg この人、どこかで見たことが・・・と思ったら、保安官(ミッチ・ピレッジ)は『Xファイル』のスキナー副長官だよ!
 と、懐かしい人を見かけるのもホラーのいいところ。
 ラストシーン、もうちょっと余韻が欲しかった! でもあのあっさり加減が逆に怖いのか?
 ホラーって演じる側も作る側も若い者のジャンルだな、ということをしみじみ。
 実は新しい『チャイルド・プレイ』と同じ監督だという(この映画で評価され、抜擢されたとか)。 なんか気になってきた・・・それが日本では同日公開だというのもなんだかです。

posted by かしこん at 19:01| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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