2019年07月21日

まずは大物揃いの6冊。

 ドン・ウィンズロウ、マイクル・コナリー、ジョー・ネスボ。 この三人の新作が同じ月のほぼ同じ時期に出るなんて!
 出版社全部違うけど、あえてぶつけた? 長編がじっくり読める夏休み前だから?

  ザ・ボーダー1 ドン・ウィンズロウ.jpgザ・ボーダー2 ドン・ウィンズロウ.jpg ザ・ボーダー/ドン・ウィンズロウ
 とにかく厚い。 上巻765ページ、下巻816ページ。
 上巻の帯の裏に著者の言葉が書いてあった。
 「私はこの物語を書くことに実に人生の3分の1を費やしてきた。『犬の力』という題名の本として始まり、『ザ・カルテル』で再開し、『ザ・ボーダー』で今完結するこの物語は、20年以上にわたって私の心に取り憑いて離れなかった」というところを読んで・・・あたしの心の奥底から「決して言うまい、思ってもいけない」と意図的に避けてきた言葉が間欠泉のような勢いで飛び出した。
 「この三部作、全部東江さんの訳で読みたかった!!」
 言っても仕方がないことだとわかっているのに、あたしはその想いを捨て切れられていなかったのだ。 その勢いのまま泣き出しそうになって・・・本を置き、いったん、その場から撤退した。
 田口訳に文句があるわけじゃない(ウィンズロウの前作『ダ・フォース』の訳も田口俊樹さんだったので想定内であった)。 ただ、『犬の力』があまりに素晴らしかったので、やはりこの三部作は東江訳で読みたかったよ・・・という詮無い願い。 あたしはまだ、東江一紀がいないことを受け入れられていないらしい。
 だが、アート・ケラーの行き先は、見届けなければ。

  訣別1.jpg訣別2.jpg 訣別/マイクル・コナリー
 ハリー・ボッシュシリーズ新作(もう何作目か数えるのも面倒・・・最近はミッキー・ハラーも出てくるし)。
 上下巻それぞれ350ページ程度といつも通りなんだけど、他に2作に比べると薄く感じちゃう・・・。
 ぐんぐん年を重ねていくハリーは、ロス市警を退職して別の市で無給の嘱託刑事として働いていて、私立探偵免許も取り直してる。 ほんとにこの人は、<生き方:刑事>なんだなぁ。
 古沢さんによる<訳者あとがき>がここしばらく、半分くらい次回作の予告になっているのは次の作品への宣伝なんだろうなぁ・・・次、読むときには予告の内容、忘れてるし。 次は珍しく女性刑事が主役の単独作だそうですが、シリーズ物の面白さはあれど制約もあるからなのかな?、と思ったのですが、そのあとの話でハリー・ボッシュと共演(?)しているそうで・・・同じ世界観で書いたほうが楽なのかな? それとも読者がそれを求めてしまっているのだろうか。

  レパード1 ハリーホーレ.jpgレパード2 ハリーホーレ.jpg レパード 闇にひそむ獣/ジョー・ネスボ
 ノルウェーのハリーこと、<ハリー・ホーレ>シリーズ8作目。
 なんと前作『スノーマン』事件で心身ともに深手を負ったハリーはなんと香港でひっそり暮らしているらしい。 ハリー・ボッシュも香港に縁が深いのに。 香港って欧米から見てどういう位置づけなの?(旧英国領だから?)
 しかし、ハリー・ホーレにそんな静かな日々がいつまでも続くはずがないわけで。 奇怪な事件が起こっているのでノルウェーに戻ってきてほしいといわれるらしい。 多分、ハリーはまだアルコールの問題を抱えてて、きっと彼はさらにひどい目に遭うのだろう。 でもそれだから読者は読んでしまうのよ、ダメダメなハリーがどこまで踏みとどまるのか、真相を見抜くのか知りたくて。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 05:17| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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