2019年06月09日

マンホールチルドレン 20年の軌跡

 この題材に敏感な友人から、先日会ったときに「BS1のドキュメンタリーで、“マンホールチルドレンを追いかけた20年”ってやっていましたよ!」と教えてもらい・・・「あー、NHKのBSのチェックをずっとおこたってるなぁ」と感じていたのです。
 そしたら、たまたま、6月8日の深夜(日付では6月9日)、NHK総合で放送することに気づく。
 「おお、これってあれじゃないの!」というわけで、あたしとしては珍しく、リアルタイムでTVを観ました。

  ボルトとダシャ1.jpeg ボルトとダシャ 〜マンホールチルドレン 20年の軌跡〜
 モンゴル、ウランバートル。 取材を始めたのは1998年とか。 あたしが最初にこの話題を知ったのはいつだったろう。 別のドキュメンタリーを見たような気もするし、その後『天才柳沢教授の生活』のモチーフにもなった。

  ボルトとダシャ2.jpeg 1998年の頃の二人、まだ13歳ぐらい。
 二人ともマンホールの中で暮らしていた(だからマンホールチルドレン)。 貧困や家庭の問題故に住むところがなく、マンホールに身を寄せた子供たちはかなりの数に上る。 ボルトとダシャはその中で、深い友情で結ばれていた。 もう一人の少女・オユナとの三人のつながりがその後の人生に大きな影響を与えることに。
 なんていうんでしょうね・・・<現在>から見た<過去>だから変わりようがないんだけれど、過去があってこその現在なんだけど、時系列通りに語られるわけではないので、後出し的に知らされる事実に「おぉ!」とつい声が出てしまう・・・。
 しかもこの20年間でウランバートルは急激な経済成長を遂げ、現在ではマンホールは閉鎖されている。

  ボルトとダシャ3.jpeg 2018年の二人。
 20年の間、二人の友情に亀裂が入ったこともあった。 でも今は、二人は又親友に戻っている。
 あぁ、いろいろあったけど、今が穏やかならば、それでいいのかもしれない。
 この先なにかあるかもしれないけれど、彼らの未来に幸あれ。
 「どんな過酷な状況であっても子どもは生きていく」みたいなことを誰かが言っていたが、それは結果論だし、その中で生きていけない子もいるし、それにわざわざ子供を過酷さの中に立たせる必要はない。 国連憲章の子供の権利とはそのためなんだ。 食事と寝る場所を心配しなくていい、教育を受ける権利がある。 たったそれだけのことなのに、それだけがどんなに難しいことか。
 「だから日本はしあわせだ」と思うためのものでもない。 日本は整っていると思われがちだからこそ、そうでない場合に対して想像力が働かないように思う。 興味本位ではない想像力が必要なのだ。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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