2019年03月12日

アクアマン/AQUAMAN

 もうアメコミものは食傷気味・・・と思っておりました。 実際思っておりますが(『アヴェンジャーズ』とかはもうWOWOWでいいよ、とか)、好きな俳優さんとか出されると迷っちゃう。 しかも今作はあのジェームズ・ワンが監督するという・・・『ジャスティス・リーグ』もWOWOWで、しかも吹替版で観たあたし、アクアマンに対して知識がゼロではないのです・・・もう、ここはジェームズ・ワンの映画を観るつもりで!

  アクアマンP.jpg 海中で、暴れろ。
   海底から見たこともない世界が攻めてくる!
   海の生物すべてを操り戦え。

 海底王国アトランティス人の王女ながら好きでもない相手と結婚するのがイヤで逃げてきたアトランナ(ニコール・キッドマン)は、ケガをして陸に打ち上げられていたところを灯台守のトム(テムエラ・モリソン)に助けられ、運命的な出会いをする。 二人の間に息子アーサー(成長後はジェイソン・モモア)が誕生し、三人家族の穏やかな生活は続いていくと思われたが、アトランティスからアトランナ奪還の追手がかかり、このままでは愛する二人を傷つけてしまう、とアトランナは海に帰る決心をする。
 その後、成長したアーサーは人間として育てられてはいるが半分アトランティス人の血筋故、海で起こるトラブルを解決する<アクアマン>とも呼ばれるようになっていた。 そんな頃、アトランティスでは地上からの攻撃があったと報復を考えていた。 王オーム(パトリック・ウィルソン)は地上をすべて支配するという野望を抱いているが、側近バルコ(ウィレム・デフォー)はアーサーにこそ王の器があるのではと考えており・・・という話。
 いやー、スケール大きな話になっておりますよ。

  アクアマン3.jpg トムとアトランナのラブストーリーは、おとぎ話的美しさ。
 「何故ここでニコール・キッドマン!」と思いましたがそういうことだったんですね。 アーサー成長後のためにお二人とも若メイクをしており、トムの顔が誰かわからなかった・・・今になってからは自然で、アーサーの父として、アトランナの永遠の恋人として毎朝埠頭で彼女が現れるのを待つ(いつ現れるかの保証は全くない、いつか帰ってくるという約束だけ)という実直な男性ぶりがとてもかっこいい!
 トムとアーサーの会話で、「バルコに鍛えられてるな」という言葉があったのだけど、その時点でバルコは登場してなく・・・のちに、アトランティス人としてウィレム・デフォーが登場して、「この人か!」とわかる。 と同時に、バルコはアトランナから話を聞いていてアーサーの味方であることがわかるわけです、これまでに何度も交流があることも。 こういう話運びがすごくジェームズ・ワンっぽい!

  アクアマン2.jpg 異父兄弟の対面。
 映画の舞台は7割方海中なので、髪の毛とかゆらゆら揺れてます。 この人、すごく見たことあるんですけど・・・としばし考えたら、パトリック・ウィルソンではないか! うっすら化粧してるし目の色も違うからわかんなかったよ! ていうか、またあなたですか! <『インシディアス』シリーズ>にも<『死霊館』シリーズ>にも出てますよね! ジェームズ・ワンのお気に入りか!(そういえば本作の製作総指揮ザック・スナイダーの『ウォッチメン』にも出ていた・・・ハンサムなのか微妙な感じが使いやすい俳優さんなのだろうか)。
 アーサーのキャラが熱くて濃いので、水と氷のイメージなのかな。 と、なじみある俳優さんの姿を楽しむのだった。 赤い髪がたなびくこの人、どうも知っている気がするんだけど・・・と考えていたらエンドロールでドルフ・ラングレンだと知る、とか。

  アクアマン1.jpg <水中スターウォーズ>の噂は伊達ではない。
 アトランティス、とはいえ7つの海には7つの王国があるそうで、それぞれの関係や違いがちょっとわかりにくい・・・主に出てきたのが4か国ぐらいだったかな? イタリアの小さな海辺の町で起こるバトルの荒唐無稽さは、ある意味突き抜けていて、「あ、この感じ、ギリシア・ローマ神話の大胆さに近いな」と感じ、リアリティとか考えること自体ムダである、と気づかされましたよ。
 そしてこの映画は、「真の王とは」という問いに対して、ひとつの答えを提示する。 血筋だけではなく、見た目で自分と違うものだと排除せず、対話を試みて心を通わせるもの。
 あぁ、これが今の時代に必要とされるものだよね!、と、まさに子供たちに見てもらいたいテーマ性!
 海の中で呼吸を気にせず滞在できて、会話もできるというだけでも憧れるのに、アーサーは鯨とも意思の疎通を試みて、お礼を言うのだ。 その能力がアトランナからの遺伝であるとしても、同じ血を引くオームはその能力を使うことすら頭に浮かばない。 多分それが、バルコの見抜いたものなんでしょうなぁ。
 神話だ、と思えばベタな部分も全部受け入れられる。 無茶な展開も、そもそも設定が無茶苦茶だからね。
 宇宙よりも解明されていない深海が舞台になっていることが、海と海の生き物好きであるあたしはそもそも悪い点をつけられないんだけどね。 基本、ダークテイストのDCコミックモノにしては割とわかりやすくて明るめなところも、一見さん取り込みやすいかも。
 更にジェームズ・ワン監督ファンなら、観て後悔なし!

posted by かしこん at 03:44| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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