2019年01月07日

アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件

 年末年始の間にたまった録画を観ようと思いつつ、その時期にやるスペシャル番組などもあり、なかなか進まなかった。 観ている間に別のものを録る、みたいな感じになっており、結果的に容量は変わっていないのでは・・・。
 海外ドラマも録画された順にいくつもの番組を一話ずつ見ていたらなかなか観終われないということに気づき(気づくのが遅い)、とりあえず連続ものを一気に観るべきでは!、と方向転換し、『O・J・シンプソン事件』をセレクト。 スーパードラマTVで放送されてたやつを録画してました、全10話。

  OJシンプソン事件1.jpg あっ、この手袋!
 1994年6月13日午前0時10分、LAの高級住宅地ブレントウッドにて、女性と男性の刺殺遺体が発見された。 被害者はニコール・ブラウン・シンプソンと彼女の友人のロナルド・ゴールドマン。 ニコールの元夫は有名プロフットボール選手だったO・J・シンプソンだった。 ニコールの死を電話でシンプソンに伝えた刑事は、「どうして死んだのか」といった質問を彼がしなかったことに違和感を覚える。 警察の捜査の結果、二人の死亡推定時刻のあと、シンプソンがLAからシカゴに移動したことがわかる。 シンプソンの車から被害者の血痕が検出され、現場の靴跡や残された手袋など次々と発見される証拠から容疑者はシンプソンと断定、警察は逮捕に踏み切ることにするが・・・という話。

 リアルタイムで事件のニュースを見ていましたが、なにぶん日本なもので・・・「とにかくすごいことになっていた」という大雑把な印象に詳細を示してくれるドラマでした(そういえばそんなこと言ってたなぁ!、といろいろ思い出す)。
 アメリカはちょっとしたことですぐ暴動を起こす、というイメージがこちらからするとありますが、ロドニー・キング事件からはじまるロス暴動は特にアメリカの深い傷になっているんだな、ということを知る。

  OJシンプソン事件2.jpg O・J(キューバ・グッティング・ジュニア)を囲む弁護団。
 セレブ御用達の弁護士として登場するのがバート・シャピロ(ジョン・トラボルタ)。 でもシャピロだけでは心もとないと、ジョニー・コクラン(コートニー・B・ヴァンス)、シンプソンの友人でもあるロバート・カーダシアン(デヴィッド・シュワイマー)、F・リー・ベイリー(ネイサン・レイン)と全部タイプの違うおじさまごっそり出演! 特にデヴィッド・シュワイマー(写真左から二人目)は『フレンズ』のロスの人だと気づくのにしばらくかかった・・・キョーバ・グッティング・ジュニアはそんなに印象変わってなかったけど。

  OJシンプソン事件3.jpg 検察側。
 検察官はマーシャ・クラーク(サラ・ポールソン)とクリストファー・ダーデン(スターリング・K・ブラウン)。 そして地区検事にはブルース・グリーンウッド、というこれまた豪華キャスト。 見覚えのある人たちが多かったので<事実をもとにしたフィクション>だとより強く感じられたけど・・・終始「マジか!」な出来事が続く。 いや、人種問題的なことは日本人には理解が難しいからだけど(表向きそのような問題は存在しないので、日本人はその点鈍感なのであろう)、裁判で問われている本質よりも些末に注意がいってどんどん話題の中心がずれていく、というのは現在でもよくあることではないか・・・今は個人でも情報を発信できるようになってしまったから他者を誹謗中傷するような内容は避けようという意識は働くようになったが、それはやってしまう人がいるからだもんね。
 裁判はテレビ中継されていたので、マーシャ・クラークも話題の人になって服装や髪形を批判されたり(この写真はいろいろ試行錯誤の上に辿り着いた最終形)、果ては以前の夫にヌード写真流出されたりとひどい目に遭う。 マーシャは陰で泣きながら「私は女優じゃないのに」と言うのだけれど、じゃあ女優ならそうされても耐えろというのか? 法に関係する職業の女性でもこういう意識だったのか、と感じるのが悲しい。
 そう、24年程前の出来事である。 それでも変わらないこととこんなに古いと感じることがあるか!、と驚く。
 実録ドラマの意味はそのあたりにあるのかもしれない。
 丁寧なつくり、キャストの熱演で全10話があっという間でした。
 関係者の中で唯一手記を発表していないというイトー判事(ケネス・チョイ)の心意気にはしびれます。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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