2018年12月02日

ウェディングケーキは待っている/ジョアン・フルーク

 <お菓子探偵ハンナ>シリーズ第19弾。
 ついに、というかやっと、ようやく、ハンナが結婚?!
 とはいえ、そう簡単に結婚式に辿り着けないであろうことは予想通り・・・なにもそこまで、みたいな気持ちになっちゃいますわ。
 お約束通り死体が出現、その後の展開は、これまで通り。

  ハンナ19ウェディングケーキは待っている.jpg てことは、このネコ的な絵はハンナなのか? いや、ハンナはナイフをこうは持つまい・・・。

 自分の結婚式を間近に控えているというのに、ニューヨークで行われるフードチャンネル主催のデザートシェフ・コンテストに出場することになったハンナ。 チャレンジャーは全部で5人、その中でもハンナは妹のミシェルとコンビを組んで高評価を受けるのだが、コンテスト会場がレイク・エデンに移動後、今回はハンナではなくミシェルが死体を発見してしまう・・・という話。 

 前作で恋の熱病にかかっていたハンナ、今作ではちょっと落ち着いて、いつも通りの感覚に戻っています。 でもこれまで通り全部自分で判断したり決断してきたりしてきてるので、妹たちやあの母ドロレスからも「・・・それ、ロスに言ったの?」・「そのこと、ロスに伝えてないのはなんで?」と聞かれてしまうという・・・。 なんでもかんでもすぐ相手に連絡しないのは、自分の仕事を優先したり相手も仕事中だから終わってから連絡しようと思うから。 ハンナは30代だし、<クッキー・ジャー>のオーナーだし、自立しています。 だからあたしはそれをヘンなことだとは思わないんだけど・・・(妹たちや共同経営者のリサたちに話すのは、すぐそばにいる存在だからだし)、カップル文化が浸透しているアメリカならではなのかしら。 それとも結婚式間近のラブラブカップルならばそうあるのが当たり前ということか?
 この誤差が、今後のハンナの生活に影響を与えないといいんだけど・・・。
 今回もレシピ充実。 ハンナが作っていないものでも、作中に出てきたもの全部が載っているほど。 特に前半は章のあとほとんどにレシピがあって、それを熟読しちゃうと本編への勢いが滞るほど。 ただしストーリーが急展開する後半にはレシピは出てこなくなるので、そのへんもちゃんと考えられてますね。
 今回はミシェルが大活躍! おかげで上の妹アンドリアの出番が少なくなった感じ。 リサもだ! ドロレスは出番が少なくてもハンナたちや読者をイラっとさせてくれるので存在感は減らないけど(それでもシリーズ初期の頃の毒親っぷりに比べれば多少丸くなったというべきか、ハンナが耐性をつけたというべきか。 アンドリアが自分の言うことがドロレスそっくりと気づいてはっとする、というくだりもあるので、アンドリアはだいぶハンナ寄りになってきたよね)。
 今作はいろいろ入れ込みすぎて大胆に省略されちゃった部分も複数あったけど・・・まぁ、ハンナがいつも通りの感じに戻ってくれてよかったです。 一年後の次作を待ちたい。
 しかし改めて考えて・・・アメリカのお菓子、砂糖入れすぎ。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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