2018年11月29日

あつあつ卵の不吉な火曜日 <卵料理のカフェ 1>/ローラ・チャイルズ

 最近、重ためのものが続いたのでちょっと軽くコージーを、と思って図書館から。 懐かしの武田ランダムハウスジャパンですよ!(この版元ももうない) 人気シリーズは別のレーベルで引き継いでいるはずだけど、これはどこまで訳されているのだろうか・・・。 しばらく前から日本の作品でも油断するとうっかり絶版(品切れ・重版未定)になってしまいますが、海外翻訳物の寿命はもっと短いからね。
 図書館にあるうちがありがたいですよ。 ちなみに同じ作者の<お茶と探偵>シリーズは1・2冊読んだんだけど当時のあたしにはピンと来なくて、図書館に寄贈しちゃいました。 そしたら今ではシリーズ全作が書架に並んでいるという・・・続きを買ってくれたのかしら、それとも全部寄贈で成り立っているのかしら。
 <卵料理のカフェ>はまったく別の新シリーズ。

  卵料理のカフェ1あつあつ卵の不吉な火曜日.jpg 

 アメリカ中西部の田舎町に、小さなブックストアと編み物クラブを併設したイギリス風アンティーク調のカフェが開店した。 その名は<カックルベリー・クラブ>。 オーナーのスザンヌ、厨房一式を取り仕切るペトラ、接客担当のトニという昔からの幼馴染みが人生いろいろあって再出発の意味合いも込めてオープンさせたのだ。 朝食にはおいしい卵料理を、午後にはアフタヌーンティー(ハイティー)を定着させるのが彼女たちの野望。 夕方以降は読書会や編み物教室が催される憩いの場。
 が、ある日の朝、スザンヌの担当弁護士・ボビーが店の前で殺されているのをスザンヌが発見してしまい・・・という話。

 第一発見者が事件の真相を追いかける、というのはコージーではおなじみの設定。
 ただちょっと違うのは、メインの3人がアラフィフ?、と若い女性ではないところ(それだけ人生経験も積んでますし、図々しいことも言えちゃうお年頃ですよ)。 しかも殺人事件に加えてスザンヌの亡くなった夫ウォルターに汚職容疑がかけられるということもあり、スザンヌが自ら調査する根拠や説得力があるのがよかったです。
 それに、79ページまでにおいしそうな料理がいくつもと死体がふたつというスピーディー展開というサービスぶり。
 お茶の蘊蓄やハイティーについては<お茶と探偵>シリーズとかぶっているところもあるけれど・・・スザンヌ・トニ・ペトラのそれぞれの背景の厚みが差別化になっているかな。 やたら信心深いというか、教会が町の良心みたいな描き方もまた中西部っぽいのかもしれない。
 しかしこういうのを読むと・・・アメリカ人の食に対するこだわりもいろいろ広がってきたのねと思うし、新鮮な食材が手に入る土地だからってこともあるだろうけど、基本的に登場人物たちは貧困層ではない、ってことなのかも。
 意図通り、軽く読めました。 数種類の具をさいの目に切ってマヨネーズであえたものをクロワッサンに詰め込むサンドイッチ、どういうビジュアルなのかしら(クロワッサンを半分に切ってはさむ? 真ん中部分に穴をあけてそこに詰める?)。 スコーンにフロスティングをするのはやりすぎでは(それにレモンカードとクロテッドクリーム添える?)・・・若干気になることもあるので、そのうち2巻目も手を出すかも。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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