2018年05月22日

ランペイジ 巨獣大乱闘/RAMPAGE

 明らかに、「何も考えなくていい怪獣映画」。 でもこういうパニックスペクタクルムービーこそ映画館で観るべき!、というわけで早々に映画館に。 ロック様ことドウェイン・ジョンソンがめちゃめちゃ好きというわけではないのですが、最近の彼のアクション映画における安定ぶりはすごいですよね。 ま、あたしの目的は結局、怪獣なんですが。

  ランペイジP1.jpg 巨大化が、止まらない。

 サンディエゴ動物保護区で働く動物学者のデイビス・オコイエ(ドウェイン・ジョンソン)は、密猟者から助け出したアルビノのゴリラ・ジョージたちとうまくやっていた。 しかしある日、宇宙で極秘に研究されていた何かがトラブルのため地球に落下、破損した容器からジョージは謎の霧を浴びてしまう。 それ以来ジョージは急激に巨大化して性格も凶暴になり、治癒能力もまた高まっていた。 突然のことに戸惑うデイビスたちだが、同じように変化した動物たちは他にもいて、国の極秘対策組織からラッセル捜査官(ジェフリー・ディーン・モーガン)がやってくる。
 それはある遺伝子実験の失敗によって起こってしまったことだった。 かつてその実験に参加していたケイト・コールドウェル博士(ナオミ・ハリス)も合流し、動物を元に戻そうとするが、巨大化した動物たちは暴走して大乱闘を繰り広げる・・・という話。

  ランペイジ3.jpg ジェフリー・ディーン・モーガンの出演は意外なオドロキでした!
 荒唐無稽な話だからこそ、実力派の俳優さんたちが出ることで見られるものになるというか、「子供だまし」は大人が本気でやらないと子供たちに手抜きをすぐ見抜かれるのと同じ。 だからここにも安定感が。 しかも悪役っぽく見せておいて全然いい人だという・・・。
 だって、そうじゃないと悪役側のあまりにもどうしようもない薄っぺらさ(勿論、わざとでしょうが)に耐えられない・・・。
 そして巨獣大パニック映画でありながら、実はデイビスとジョージの友情物語であるという二重構造。 どちらをメインにとるのは観る人のご自由に、というくらい描かれている比重は同じくらいなの。

  ランペイジ2.jpg ほんとにナオミ・ハリスですか?、と一瞬見紛う外見。 『007』や『われらが背きし者』の頃に比べて等身がひとつぐらい違っている感じすらする・・・メイクダウンならぬサイズダウン?
 研究者だったけど、倫理面で上層部と対立してクビになった、という立場。 だから仕方なく不本意な仕事をイヤイヤしています、だから生活も自堕落ですという描写をさらりと入れてあるので、体形の変化(と見せているだけか?)もそのせいであすか? でもニュースで知って自ら飛び込んでくるだけあって、足を引っ張るヒロインでないのがよい。 といっても、いまどきそういう女性像、古くなったよな、と思えるのがなんだかうれしかったり。

  ランペイジ5.jpg 大きさが、おかしい。
 ジョージのほかには野生のワニとオオカミが組み換え遺伝子の影響を受けてしまうのだが・・・そんな彼らの姿はただ巨大化したものではなく、ほぼウルトラ怪獣(ウルトラマンシリーズに出てくる怪獣、の意味)。 様々な生物の有益な特徴ばかり組み込まれているので変化が一様ではないせいもあるんだけど、生物としては不可解な変化でも、ウルトラ怪獣だと思うとなんとなく見覚えがあるというか、懐かしさすら感じてしまうではないか。 このへんも『パシフィック・リム』の影響なのか、同じようにかつての怪獣映画に影響を受けた人たちがつくる側になったのかどっちだろう。

  ランペイジ1.jpg 巨大化したジョージはほぼキングコング。
 他の二体(識別のため、オオカミはラルフ、ワニはリジーと呼び名をつけられてはいるが、怪獣っぽくなくてちょっとがっかりだ。 そこはハリケーンに人名をつけるお国柄ということもあるのか、日本とは文化の違いを感じてしまった)が暴れまくり、シカゴを破壊しまくる様はどこか爽快感すら感じさせてしまうのだが、ジョージは変化するまでの日常・人間らしさみたいなものを見せられているので彼の変化後はただただ痛々しい。 そりゃロック様も「撃つな!」・「殺すな!」とか言っちゃうよね、と納得。

  ランペイジ4.jpg 誰もが逃げまどい、軍隊すらも歯が立たない中、立ち上がるのはやはりロック様!
 動物学者のはずが、実は以前特殊部隊の隊員だったという後出しじゃんけんキャリアの持ち主なのももうお約束なのであきれる気にもならない不思議。 まぁ、そういう映画なんで。
 で、街は一部ほぼ全壊でも不必要な人は死んでません的なアプローチも、昨今のコンプライアンス意識? だからハッピーエンドにもうしろめたさなし?
 そういえばオープニングで、遺伝子操作のことを字幕で<ゲノム編集>としていたけれど、普通に<遺伝子組み換え>で十分通じるのでは? というかそっちのほうが正しい訳なのでは?、と思ったり。

  ランペイジP2.jpg むしろこっちのポスターのほうが、より<怪獣映画>らしい気がする。
 昔懐かしの日本の特撮怪獣映画の香りが。
 あぁ、微笑ましい。
posted by かしこん at 23:59| 兵庫 | Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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