2018年04月21日

今日は7冊。

 今月の大物、来ました!

  ピラミッド ヘニング・マンケル.jpg ピラミッド/ヘニング・マンケル
 <ヴァランダー警部>シリーズ、最新邦訳。 でもこれはヴァランダー唯一の短編集で、シリーズ一作目『殺人者の顔』に至るまでの若きヴァランダーの姿。 娘リンダ視点の『霜の降りる前に』とはまた違う意味での、シリーズ番外編的位置づけ?
 そもそもこのシリーズは長大で重厚なのが特徴なのに短編集とは結構意外、と思ったら、5編収録でいちばん長いものは230ページ以上。 日本の作家ならそれで一冊になるわ!、的な、やっぱり重厚なのでした。 むしろ違う話を一冊で読めるなんて、逆に贅沢。
 ヴァランダーシリーズも未訳分は残すところあと2冊。 早く読みたいような、読み終わってしまうのがもったいないような。
 あたしを北欧ミステリの世界に引きずり込んだのはこのシリーズだったんだから、今後どんな作品に出会ってもヘニング・マンケルは特別な存在なんだろうな。 

  カナリア殺人事件.jpg カナリア殺人事件【新訳版】/S・S・ヴァン・ダイン
 <名探偵ファイロ・ヴァンス>シリーズ2作目(新訳版としては3冊目)。 このへんもその昔は手に入らず、『ビショップ殺人事件』(『僧正殺人事件』)と『グリーン家殺人事件』しか読んでない。 というか古本屋にあったのがそれだけで、もう露骨に江戸川乱歩の影響ですよね、というのがわかる流れ(買うあたしもあたしだが、手放した人もそういう理由で最初買ったのではないか?、という)。
 昔の古本屋さんには、そういう目に見えない共犯関係みたいなものが感じられたような気がします。
 だったらなんでクイーンの国名シリーズ、揃えられなかったんだろ。 誰かと奪い合っていたのか?(と、今更気づいてどうする)

  メカサムライエンパイア1.jpgメカサムライエンパイア2.jpg メカ・サムライ・エンパイア/ピーター・トライアス
 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』の続編。
 でも主人公も違うし、時代も少し離れているので純粋な続編というよりも“同じ世界観の年代記”っぽい構成? 更なる続編も予定されているようです。
 表紙からは巨大ロボットVS怪獣、という『パシフィック・リム アップライジング』でかなえられなかった何かを描いてくれているのだろうか、という期待がこみあげますが・・・期待しすぎるのは危険だ。

  償いは、今.jpg 償いは、今/アラフェア・パーク
 これはタイトルと表紙の雰囲気でなんかぐっと来た感じ。 銃乱射事件の被害者遺族が連続殺人事件の容疑者になる、という無茶苦茶っぽいけどハードな手触り、よさげです。 そして法廷ものでもあるらしく。 おいしいところ全部のせですか。 すごく面白いかはずれかどっちかだな、という気配も感じなくはないですが、賭けです。

  サイバーストーム隔離都市1.jpgサイバーストーム隔離都市2.jpg サイバーストーム 隔離都市/マシュー・メイザー
 もともとディザスター映画、好きです。 なのでそういう小説も好きです。
 ネット障害から始まって都市機能が次々壊滅していくニューヨークに、自然災害まで襲い掛かるという話らしく。 そりゃ好物です。
 でも「都市機能が壊滅」というのはもはやSFではなく、想定されるシミュレーションという時代になってきているよなぁ、と思う。 それにリアリティを組み込むか、もっと奇想天外な方向に行くか、道はどっちだろう。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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