2018年01月25日

第90回アカデミー賞授賞式ノミネーション

 いつのまにやら、今年のアカデミー賞のノミネーションが発表になっていた。
 ここ数年、WOWOWがノミネート発表も生中継+ダイジェスト版をリピート放送していたから、今年も番組表をチェックしていたのだが載ってなくて、今年は授賞式が3月になったから(これまでは2月最終週、でもそうなる前は3月3週目ぐらいだったのだが)、ノミネート告知も2月に入ってからなのかなと思っていた。 いや、自分の体調不良に振り回され、きっちり追いかける余裕がなくなっていただけです。 で、以下がノミネーション内容。

<作品賞>
『君の名前で僕を呼んで』
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
『ダンケルク』
『ゲット・アウト』
『レディ・バード』
『ファントム・スレッド』
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スリー・ビルボード』
 あ、『ゲット・アウト』が入ってる! 低予算ホラーがノミネートって『シックス・センス』以来じゃない?
 『ダンケルク』は有力と言われていたけどやっぱりですね、という感じ。 相変わらず日本で公開されている作品が少ないけど、2月・3月公開予定のものが結構あるし、(原題)という表記がないのはすべて日本公開が決まってるってことで・・・これは近年と比較すると珍しい。
 『シェイプ・オブ・ウォーター』、観たいわ〜。
 あ、そういえば『デトロイト』が入ってない! ・・・9本だから、あと1本ノミネートできる余裕はあるのに、残り一席を占めるには数本の作品が拮抗していた、ということか。

<監督賞>
クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)
ジョーダン・ピール(『ゲット・アウト』)
グレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』)
ポール・トーマス・アンダーソン(『ファントム・スレッド』)
ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
 『ファントム・スレッド』ってPTAの映画だったのか! もともと寡作の人だけど、思い出したように帰ってくるな・・・日本でも固定ファンは少なくないと思うんだけど(あたしもその一人だし)、あんまり情報が入ってこない気がするのは何故なのか。 ギレルモ・デル・トロはオタクとして日本の特撮やアニメからの影響を隠さないから、報道も好意的だとか?

<主演男優賞>
ティモシー・シャラメ(『君の名前で僕を呼んで』)
ダニエル・デイ=ルイス(『ファントム・スレッド』)
ダニエル・カルーヤ(『ゲット・アウト』)
ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)
デンゼル・ワシントン(『Roman J. Israel, Esq.(原題)』)
 おぉ、『ゲット・アウト』の彼が! ダニエル・デイ=ルイスも引退するというし、大物が揃った感が。 デンゼル・ワシントンはほんとにアカデミーから愛されている人だよね。 でも本命は若手のティモシー・シャラメだというし・・・『Call Me By Your Name』として結構すでに紹介されていたので、邦題が直訳すぎる感ありなんですけど(男性同士の恋愛映画とのことですが、それがあまり売りというか話題になっていないような・・・『キャロル』のときは少し騒がれたけど、もはやそれが普通となってきた、ということならうれしい)。

<主演女優賞>
サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)
マーゴット・ロビー(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』)
シアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)
メリル・ストリープ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)
 またメリル・ストリープが! なんでこっちはいるのにトム・ハンクスはいないのかと(ダブル主演なのに)。 そんなに主演女優は少ないのか、メリル・ストリープが愛されすぎているのかどっちだ!
 個人的には美人というよりもより演技派な方々が評価されるのはうれしいことなんですが、美人であるが故に評価されにくいところにいたマーゴット・ロビーのノミネートもうれしいです。 この5作品はどれも観てみたいし。

<助演男優賞>
ウィレム・デフォー(『The Florida Project(原題)』)
ウディ・ハレルソン(『スリー・ビルボード』)
リチャード・ジェンキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』
クリストファー・プラマー(『All the Money in the World(原題)』
サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)
 なんなの、このあたしの好きなおじさまたち沢山の図は!(サム・ロックウェルだけ若い・・・)
 ウィレム・デフォーもウディ・ハレルソンもいい仕事ぶりずっと見せてくれてるから、すごくうれしいなぁ!
 あれ、リチャード・ジェンキンスって主演男優賞をとったんだっけ?(『扉をたたく人』で)、確かあの時、ノミネートされたのがビッグネームばかりで「いちばん地味な候補者」と言われていたような・・・でもあれ以来、扱いが変わったのをよく覚えている。 アカデミー賞がすべてではないんだけど、ノミネートされるか否かで俳優人生は大きく変わるのよね(メリッサ・レオもそうだった)。
 あぁ、クリストファー・プラマー! 確かこの映画ってあの人の代役で登場シーン全部撮り直したってやつじゃないの? マーティン・ランドーが亡くなってしまったので(涙)、この世代の星はこの人だけ!

<助演女優賞>
メアリー・J.ブライジ(『マッドバウンド 哀しき友情』)
レスリー・マンヴィル(『ファントム・スレッド』)
アリソン・ジャネイ(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』)
ローリー・メトカーフ(『レディ・バード』)
オクタヴィア・スペンサー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
 メアリー・J.ブライジってR&Bの歌手の人だよね・・・女優業にも進出か!
 また地味ながら実力派の人たちが揃いましたな。 オクタヴィア・スペンサーがもしかしていちばん知名度あるのでは。

<外国語映画賞>
『ナチュラルウーマン』:チリ
『The Insult(英題)』:レバノン
『ラブレス』:ロシア
『心と体と』:ハンガリー
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』:スウェーデン
 お、久し振りのスウェーデン映画、観たいなぁ。

<長編ドキュメンタリー賞>
『Abacus: Small Enough to Jail(原題)』
『Faces Places(英題)』
『イカロス』
『Last Men in Aleppo(原題)』
『ストロング・アイランド』

<短編ドキュメンタリー賞>
『Edith+Eddie(原題)』
『Heaven is a Traffic Jam on the 405』
『ヘロイン×ヒロイン』
『Knife Skills(原題)』
『Traffic Stop(原題)』

<長編アニメーション賞>
『ボス・ベイビー』
『The Breadwinner(原題)』
『リメンバー・ミー』
『Ferdinand(原題)』
『ゴッホ〜最期の手紙〜』
 へーっ、『ゴッホ〜最期の手紙〜』が入っているとは。 観に行きたかったんだけどな(咳が止まらないので自粛しているうちに終わってしまった)。 でもきっとここは、メキシコの死者の日をモチーフにしたという『リメンバー・ミー』でしょうけどね。

<短編アニメーション賞>
『Dear Basketball(原題)』
『Garden Party(原題)』
『LOU(ルー)』
『Negative Space(原題)』
『Revolting Rhymes(原題)』

<短編実写映画賞>
『DeKalb Elementary(原題)』
『The Eleven O'Clock(原題)』
『My Nephew Emmett(原題)』
『The Silent Child(原題)』
『Watu Wote / All of Us(原題)』

<脚本賞>
クメイル・ナンジアニ、エミリー・V・ゴードン(『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』)
ジョーダン・ピール(『ゲット・アウト』)
グレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』)
ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
マーティン・マクドナー(『スリー・ビルボード』)

<脚色賞>
ジェームズ・アイヴォリー(『君の名前で僕を呼んで』)
スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー(『The Disaster Artist(原題)』
スコット・フランク、ジェームズ・マンゴールド、マイケル・グリーン(『LOGAN/ローガン』)
アーロン・ソーキン(『モリーズ・ゲーム』)
ヴァージル・ウィリアムズ、ディー・リース(『マッドバウンド 哀しき友情』)
 だいたい脚本賞か脚色賞の受賞作品から作品賞が選ばれることが多いんだけど・・・。 『ローガン』って、ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリンのやつだよね? そういうのもノミネートするオスカーの懐の深さ、感じるよなぁ。 となると『ゲット・アウト』の受賞もあるかも。 過去に『ユージュアル・サスペクツ』、脚本賞とってるし。

<撮影賞>
ロジャー・ディーキンス(『ブレードランナー2049』)
ブリュノ・デルボネル(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)
ホイテ・ヴァン・ホイテマ(『ダンケルク』)
レイチェル・モリソン(『マッドバウンド 哀しき友情』)
ダン・ローストセン(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
 あー、『ブレードランナー2049』は技術系での評価か・・・まぁ、作品賞にも入ってないしね。 ライアン・ゴズリング、すごくよかったのに〜。 年間を通して同じ感覚で評価するのって難しいなぁ(体調不良を理由に昨年に観た映画を自分で振り返っていないことに気づかされる)。

<編集賞>
ポール・マクリス(『ベイビー・ドライバー』)
リー・スミス(『ダンケルク】)
タチアナ・S・リーゲル(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』)
シドニー・ウォリンスキー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
ジョン・グレゴリー(『スリー・ビルボード』)

<作曲賞>
ハンス・ジマー(『ダンケルク』)
ジョニー・グリーンウッド(『ファントム・スレッド』)
アレクサンドル・デスプラ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
ジョン・ウィリアムズ(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
カーター・バーウェル(『スリー・ビルボード』)
 あ、PTAはずっとジョニー・グリーンウッドと音楽を組んでるんだね! クリストファー・ノーランもずっとハンス・ジマーだし。 そういうコンビの安定感ってあるけど、変えたときに「何かあったのか?!」って思っちゃうよね。

<歌曲賞>
“Mighty River”(『マッドバウンド 哀しき友情』)
“ミステリー・オブ・ラブ”(『君の名前で僕を呼んで』)
“リメンバー・ミー”(『リメンバー・ミー』)
“Stand Up for Something”(『マーシャル 法廷を変えた男』)
“This is Me”(『グレイテスト・ショーマン』)

<視覚効果賞>
『ブレードランナー2049』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
『キングコング:髑髏島の巨神』
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』

<衣装デザイン賞>
『美女と野獣』
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
『ファントム・スレッド』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『Victoria and Abdul(原題)』

<メイキャップ&ヘアスタイリング賞>
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
『Victoria & Abdul』
『Wonder(原題)』

<美術賞>
『美女と野獣』
『ブレードランナー2049』
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
『ダンケルク』
『シェイプ・オブ・ウォーター』

<音響編集賞>
『ベイビー・ドライバー』
『ブレードランナー 2049』
『ダンケルク』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

<録音賞>
『ベイビー・ドライバー』
『ブレードランナー 2049』
『ダンケルク』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

 ハリウッドのセクハラ(+パワハラ)問題の影響から逃れられない今シーズンの賞レース、アカデミー賞も例外ではないということがはっきりとしたノミネーションだったと言えるのかも。 ということは今回ノミネートされた方々はシロってことですかね。
 発表は日本時間で3月5日! この日はどうにかして有給休暇をとって、衛星生中継を観るぞ!

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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