2017年12月13日

GODZILLA 怪獣惑星

 最初、アニメでゴジラ、と聞いたときは「ほー」だけですんでしまったのだが、予告を見たら思いのほかSF設定。 これはちょっと気になるじゃないか、ということで時間が合えば観ようか、と思ったら・・・結構ギリギリになってしまった。 そして観に行く直前に「実は三部作」だと知ったという・・・。
 ちなみに脚本を担当している虚淵玄氏が、大坪砂男の孫であることを『大坪砂男全集』の解説で知りましたよ(多分、今の視点から見たら有名なのは逆なんだろうけど)。

  ゴジラ怪獣惑星P.jpg 滅びるのは、人か、ゴジラか。

 近未来、突然地上に怪獣たちが現れた。 そして怪獣たちの食物連鎖の頂点にいるのはゴジラだった。 地球の人類たちは果敢に戦ってきたが、次第にその力は弱まっていく。 すると地球の危機を好機と見た宇宙人が人類に降伏を迫るよう接触してくる。 彼らの科学力をゴジラ征伐に利用しようと考えたものの、ゴジラのパワーは想像以上であり、地球を脱出し、別の星に移住することを考える。 恒星間移民船・アラトラム号で地球を脱出した者たちは流浪の民となり、ようやく探し出した星も生活するにはあまりに過酷な環境であることがわかり、望みがたたれる。 幼い子供の頃に地球を離れたハルオ・サカキ(宮野真守)はもはや大人になっていて、もう一度地球に戻って地球をゴジラから取り戻そう、とアラトラム号の人々を説得する。 長距離亜空間航行で乗員の体感時間は11年×2だが、地球では約二万年もの時間が流れているはずで、彼らが戻った地球にはもはや文明の名残はなく、深い森と怪獣たち、そしてゴジラが支配していた・・・という話。
 えっと、説明が長いのですが、ここまでが基本設定です。

  ゴジラ怪獣惑星4.jpg しかも序盤は<まも>がずっと喋ってます。 全編中のセリフ、一人で半分くらい喋っているのでは?
 実は地球人以外の異星人が2種類(?)いる感じなのだ。 好戦的なごつい体形の方々と、自分たちの信仰を第一義とする平和主義(?)の白い服の方たち。 白い服の側のメトフィエス(櫻井孝宏)は、ハルオくんが好きみたいなんだけど、地球脱出の際に両親が死んだハルオはゴジラを親の敵と思っていて、その復讐心が行動の原動力なのだけれど、すぐ激しやすいのが玉に瑕。
 音楽が服部孝之だったのに驚き! 久し振りの映画音楽がこれですか!

  ゴジラ怪獣惑星5.jpg おじさんたちの安定の演技に安心する。
 山路さんとか堀内賢雄とか、アニメでも外画のときと同じようなテンションで喋ってくれるのがなんかうれしい。 監督の一人が『BLAME!』の監督らしいので、声優さんのセレクトがほぼかぶっています・・・でもあたしでも名前は見たことがある若手実力派の方々がかなり出てるので、第二部・第三部で新しいキャラクター出すとき声優さん選び大変では、と思うほど(勿論、あたしが知らないだけで若手の層はもっと厚いのでしょうが)。
 ただ、地球に帰ってからはバトルシーンでいろいろと迫力ありますが、序盤のさらっと流された<異星人たちのと協力関係>の描写をもっと掘り下げてもらったほうがよかったかも・・・次作で補完されるのかもしれませんが、むしろ第一弾でちゃんとそこをしておかなかったら二作目を観てもらえないのでは? 必要最低限のことしかわからなかった。
 まぁ、完全にハルオ目線の話なので、彼の思考が復讐と憎しみに染まっている以上、客観的な説明を求めることが違うのかもしれません。

  ゴジラ怪獣惑星1.jpg ゴジラの表面(?)は、まるで木彫りの熊のような荒々しさで。
 というわけで「ゴジラは無敵というよりも、すべての常識を超越したものすごい生き物」となっております。
 そもそも何故ゴジラが出現したのかにも一切言及がなく、実写版における「人間の愚かな行動と発明によって生まれた」とするアンチ人類・社会派的存在は引き継がれているのだろうか・・・それがなかったら、「ただの怪獣でいいじゃん」ということになってしまうのでは。
 そう感じたことで、「ゴジラって、とにかく特別な存在なのだな」ということに気づかされた。 『シン・ゴジラ』がすごくよくできていただけに、期待値が上がるのは致し方がない。
 わかっていても「えっ、そんなとこで終わる?!」、で、つらい。 エンドロール後の映像が特に意外性もなくよくある感じだったので余計切ない・・・。 次作のポスタービジュアルはかっこよかったけど、公開が結構先なんだよね〜。 第二弾を観る頃には一作目のことを忘れてそうな気がする・・・「ゴジラのせいで地球から出ていったけど、結局帰ってきました」ということだけわかっていればいいのか?

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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