2017年11月23日

今日は9冊(その2)。

 引き続き、毎度恒例のハヤカワ文庫と創元推理文庫から残りの5冊。

  ボックス21新版.jpg ボックス21/アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム
 『制裁』に続くシリーズ第二弾、復刻。 三作目『死刑囚』まではあるので、シリーズ未訳の部分もよろしくお願いします。
 訳者あとがきによると、ベリエ・ヘルストレム氏はがんであることを公表後、約2年間闘病、今年の2月にお亡くなりになったそうである。 ルースルンド氏が『熊と踊れ』で別の人と組んだのは、実際の事件がモデルだからその関係者と組んだほうが詳細がわかるからだろうと思っていたのだが・・・もしかしたら相棒の闘病生活も関係していたのかもしれない。
 今後、ルースルンド氏は必要がない限り一人で執筆を続けていくことを発表したらしい。 不在の痛みが、滲みます。

  グランプリ文庫.jpg グランプリ/高千穂遥
 「高千穂遥が自転車にはまっている」と聞いたのはいつのことだったか(かなり前に、栗本薫のあとがきかなんかだったような)。 確かエッセイっぽいものも出てるはずだけど・・・これもそんなやつかなぁ、と思ったら、ガチの競輪小説のようです。 同じ自転車競技でもツール・ド・フランスのほうがどちらかといえば親しみのあるあたし。 でも競輪選手になりたかった人を知っている、ということを思い出させてくれました。 彼らはどうしていることだろう・・・。

  事件 大岡昇平.jpg 事件/大岡昇平
 これも存在は伝説だったもの。 というか大岡昇平といえば『野火』とか文学系の作品のほうがどうしても有名。 でも以前、NHKアーカイブでこのドラマを見たような・・・よくあるタイトルだから、別物なのかもしれないけれど。
 解説によれば、実は大岡昇平はミステリが好きだったらしい。

  矢の家福永武彦訳.jpg 矢の家/A・E・W・メースン
 これも「福永武彦が翻訳したミステリ」として伝説的存在。
 新訳で生まれ変わるのもいいけど、古い文のままで読むのもまたよし。 黄金時代のミステリは、内容に古い部分はあっても印象は今読んでも鮮烈なものが多いからね!

  雪の夜は小さなホテルで謎解きを.jpg 雪の夜は小さなホテルで謎解きを/ケイト・ミルフォード
 大変レトロな雰囲気ですが、最近の作品。
 MWA最優秀ジュブナイル賞受賞作ということで・・・その割に分厚いぞ!(背表紙にタイトルが一行で収まらず、二行になってます) そして“ジュブナイル”という単語がここで生きていることにニヤリとする。
 雪に閉ざされたホテルに奇妙な客たち、という古典的な仕掛けにもニヤリ。 やっぱりこういうの、好きなんだよね〜。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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