2017年07月25日

今日は、えっと、何冊?(その1)

 気づけば7月ももう終盤ではないか! なんて月日が進むのは早いんだ。 ただあたしは「暑いよぉ」とごねているだけだというのに。
 そういえば、少し前から電車の客層が変わっていると思ってたんだよなぁ・・・そうか、世間は夏休みか・・・。

  山賊ダイアリーSS01.jpg 山賊ダイアリーSS 1/岡本健太郎
 猟師としての日々に一区切りをつけた作者、今度は海を舞台にアウトドア生活。
 「自分で獲ったものを自分で食べる」という基本姿勢は変わらずも、更にパワーアップしている感が・・・アウトドアというかむしろサバイバル生活。 もし何かあったとしても生き残れる力を身につけようとしているのでは、と感じてしまいました。
 海に潜っているときに訪れる息苦しさ、どこで浮上しようか迷う決断など、「ここで一歩間違えたら危険なことになるんだろうなぁ」という教訓にもなっている気がします(そのあたりはすごくリアル)。
 貝を獲ってはいけない、は海の近くに住む者ならばだいたいわかっていることだけれど、通りすがりに寄る人たちは気にしていないことが多いので、こういうところでも注意喚起してもらえることはいいことだと思います。
 ところで<SS>とは何の略なのか・・・Summer Sea? それとも猟期が秋だからSummer Seasonってことかしら。
 作者あとがきによれば「海賊にはなりません」ということなので、基本は山、という気持ちに変わりはないようでよかったです。

  エクソダス症候群.jpeg エクソダス症候群/宮内悠介
 『盤上の夜』のインパクトがいまだに鮮烈な著者による初長編、待望の文庫化。 もう今はいろんな出版社にジャンル関係なく書き続ける人になってしまいましたが、最近のあたしにとって数が少なくなった“作者の名前で買う”日本人作家のひとりです。
 これも「火星の開拓地で語られる精神医療」という素晴らしく興味をそそられる内容。

  蘭の館1.jpeg蘭の館2.jpeg 蘭の館 セブン・シスターズ/ルシンダ・ライリー
 <セブン・シスターズ>という長大なシリーズの第一作。
 「湖のほとりの館で育てられた、血の繋がらない六人の娘。養父が突然死亡し、娘たちには遺書と出生地らしい座標が遺された。」というあらすじにちょっと心がときめいてしまいましたよ。 少女が主役の大河ロマン、しかもちょっと昔の少女マンガっぽくもあり。
 著者は全世界でベストセラー連発の方のようですが、日本に紹介されるのはこれが初めてでは。
 さすが東京創元社、目ざとい(でも大きな賞とったりされると版権が上がって、別の出版社に持っていかれるケースが過去に多々あるのよね・・・がんばってほしいわ)。

  アルファベットハウス1.jpegアルファベットハウス2.jpeg アルファベット・ハウス/ユッシ・エーズラ・オールスン
 『特捜部Q』シリーズの作者によるデビュー作。
 これは買うかどうかちょっと悩んだんだけど、シリーズものではないからいいか、と思って。
 第二次世界大戦時期、ナチスの精神病院が主な舞台みたいなこと書かれたら、気になってしまうではないか。
 それに、歴史ものを絡めてくる手法が、ピエール・ルメートルの『天国でまた会おう』と<イレーヌ三部作>との関係にも似てないか?、と感じたので。
 いや、ヨーロッパに生まれ育っていたらそういう発想からは抜けられないのかもしれない。
 とりあえず、気になってます。

  黒い迷宮1.jpeg黒い迷宮2.jpeg 黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件の真実/リチャード・ロイド・パリー
 ノンフィクション。 そしてこの事件のことは実際に新聞やテレビニュースで見た記憶がある。 でも途中からなんか曖昧になって、ゴシップ報道優先みたいになった印象が(ちょっと桶川ストーカー事件に似てるな)。 判決結果も納得いかなかったけど、それをしっかり説明する報道は何もなかった。 お父さんの悲しい訴えだけがはっきりと思い浮かぶ。
 著者はタイムズの東京支局長、イギリス人。 ある程度日本を知っているけれども、イギリス人としての視点は失っていない。
 それ故に、この事件をどう描いたのか気になる。 なぜ日本ではあんなに中途半端な報道だったのか、の答えも出してくれそうな気がする。

  失われた図書館.jpeg 失われた図書館/A・M・ディーン
 <失われた図書館>といえば、それは当然アレクサンドリア図書館のことよね!、と裏表紙のあらすじを読む前にそう思い、もし違っていたらそのまま棚に戻そうかと考えていた。 しかし今あたしの手元にあるということは・・・やはりそうだった!
 なんとなくダン・ブラウン的な感じかしら、と穿ってみたけど、主人公は権威ある教授ではなく若き女性学者っぽい感じ。 じゃあ『古書の来歴』みたいな感じかなぁ、とあたりをつけるも、実はどの予測も裏切ってほしい。 読者は我儘です。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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