2017年06月14日

潜在的ボストン・テラン需要

 先日、ボストン・テランの新作が出たことで、「あぁ、過去作も読まなければ・・・」と思った、ということはお伝えしたかと思いますが・・・。
 あたしは容易にその後すぐに、図書館から呼び出しを受け、2作品を手に取ったのでございます。

  神は銃弾.jpeg 神は銃弾/ボストン・テラン
 これが覆面作家ボストン・テランのデビュー作にしてCWAなど有名どころの賞をかっさらった代表作。
 しかし分厚い。 しかも内容はかなりバイオレントっぽい。
 ということで『音もなく少女は』のほうから読み始めたのでございます。

  音もなく少女は.jpg 音もなく少女は/ボストン・テラン
 少し前まで普通に本屋さんに売っていたと思ってたんだけどな・・・。
 現在、半分弱ぐらいまで読み進んでおりますが、なんかいろいろ重たいんだけど読み進めることができないほどではないので(というかこの先が非常に気になるよ!)、通勤時間がえらく短く感じる事態です。
 そういえばその当時、訳者の田口俊樹さんが大学の講義で「翻訳小説とは」みたいなテーマの課題図書として『音もなく少女は』を提示したら、学生たちの反応が鈍くってすごくがっかりした、みたいなことをどこかで語っていたのを読んだような。 確かに冒頭の硬派で短めの(説明の足りない)センテンスの積み重ねは本を読み慣れていないものにはちょっとつらいかも。 でもそれを少し飛び越えるとぐんぐん引き込まれるんですけどね。 しかし当時の大学生たちは「翻訳小説読むこと自体初めて」が多かったらしく、「これが翻訳小説というものか」みたいな感想しか出てこなかったと嘆いておられたような。 そりゃ、本読まない人増えてきますわな。 読む人は決まってきてしまいますよね。

 なんでこんなことを思い出したかといえば・・・その後、神戸市立図書館にボストン・テランの予約がぐんぐん増えてきたからなのだ。
 『神は銃弾』なんか蔵書は2冊しかないのに(現在2冊とも貸出中、1冊はあたしだ)、予約者6人とかになってたし。 おかげであたしは絶対延滞できなくなってしまった。 というかむしろ、早く返さなければいけなくなった。
 これも多分、新作が出たことで「あぁ、読んでない(もしくは、「もう一度読みたい」)」と思い出した人が出てきたせいなんだろうなぁ。
 新刊を出すときは過去の有名作品も増刷しようぜ、文藝春秋。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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