2016年07月17日

亜里沙とマリア/和田慎二傑作選

 なんと、<書籍扱いコミックス>としてこんなものが出た。
 “デビュー当時のコミックス未収録作品掲載”というサブタイトル(?)もついて。

  和田慎二傑作選亜里沙とマリア.jpg 勿論中身は、『銀色の髪の亜里沙』『大逃亡』

 結構サイズが大きいです(「書籍扱い」だから? ソフトカバーサイズですね)。
 あたしが『銀色の髪の亜里沙』を初めて読んだのは小学生のとき、しかも文庫版サイズだったような気がするので、この大きさのコマで読める、というのはうれしい驚き。
 しかもカラー&2色原稿も再現!
 多少お値段が張ろうとも(税込2268円)、その価値はあろうというものです。
 そして『大逃亡』の他にエッセイ2本と、デビューまもない時期に描かれたらしい『四次元コート』収録。 これが“デビュー当時のコミックス未収録作品掲載”のようです。 なんと写植が貼ってない(吹き出しの台詞が全部鉛筆書き)。
 ジャンルとしてはSFコメディですが、既に和田慎二の世界観は完成されていて、ただ絵にちょっと手塚治虫や石森章太郎の影響を感じるくらい。
 『銀色の髪の亜里沙』も、改めて読むとこんなに短かったかな、という感じで。
洞窟の生活場面はもっと多かったような・・・多分、自分の中で勝手に脳内補完をしてしまっていたのでしょう。
 実は『大逃亡』は今回初めて読んだのですが(その当時、たまたまかもしれないが既に古本屋でも手に入らず)、『スケバン刑事』で沼さんの回想としてある程度は語られているのを読んでいるせいもあるのでしょうが、まったく初めて読んだという気がしない。 「この2作品は『スケバン刑事』のプロトタイプ」とのちに作者がおっしゃっていたそうで・・・そのせいでしょうか。
 この勢いで、『和田慎二傑作選』として今では手に入らないノンシリーズの傑作群もまとめてもらえませんかね! ついでといってはなんですが、『ピグマリオ』の再版もお願いできれば・・・(マーケットプレイスでは人の足元を見たものすごい値段をつけてきてるんでね!)。

 『スケバン刑事』は勿論名作だけれども、和田慎二をそれだけで語ってほしくはないと、好きな人ならみんな思うのではないかしら。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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