2015年03月20日

相棒 シーズン13 最終回によせて

 ほんとは昨日UPしたかったのはこの内容だったのでした。
 「あ、急いで帰れば『相棒』の最終回に間に合う〜」と仕事から戻ってきたあたしでしたが、途中でふと気づく。 最終回SPだから20時スタートじゃないか! もう始まってるよ!
 ということで急ぐのはあきらめ、家に帰ってシャワーを浴びて、ぎりぎり追っかけ再生で観始めた。
 冒頭のカイトくんの行動に、あたしは盛り上がった。
 「はっ、もしかして右京さんは初対面のときからカイトくんのそういう要素を見抜いていて、だから特命係にスカウトしたのか!」と。 演繹的推理法の天才、シャーロック・ホームズばりの右京さんの能力炸裂だ!、と。
 しかし、そうではなかった・・・。 携帯電話で薫ちゃん以外に「僕です」と名乗るようになってしまったカイトくんに対して(神戸くんにはそんなこと言わなかったのに!)、右京さんは本気で信頼を寄せていた、という展開じゃないか・・・しかも右京さん、事の顛末に悲しんでるし。
 カイトくんは悦子さんの闘病に付き合って警察を辞めるのだろう、という大方の視聴者の予想を大きく裏切りたかった、という制作側の気持ちはとてもよくわかる。 こういう展開自体、古典的推理小説からあるネタだし、そこは精神的に原点回帰というか、「なんでもありが『相棒』」というチャレンジ精神でもあるとは思うけど、だったらちらちらとシーズン12あたりから“ダークナイト”の存在をちらつかせるとか(あえて台詞にしなくとも、暴力事件を報じる新聞記事が画面の端に映るとか)伏線を張っておいてくれれば、ここまでの批判は巻き起らなかっただろうに・・・と思うのでした(実は映っていたのかしら? カイトくんになってからあんまり隅から隅まで見る余裕がなかったので)。
 カイトくんの性格的な部分(“ダークナイト”に通じる要素)は初回から描かれていたからそれで十分と思ったのかな? だとしても、あそこまでの段階にならなければ右京さんが気づかない、というのは無理がある。
 まぁ、「そこじゃないだろう!」という右京さんの一喝にはしびれたし、角田課長の「杉下の機嫌、損ねちまったんだろ? 元気出せよ、一緒に謝ってやるから」にはとても気持ちがなごみました。
 薫ちゃんと出会ったことで誰かを信頼することの楽しさを知ってしまった右京さんは、薫ちゃんよりも対等にやりとりができる神戸くんとの関係もきっと楽しかっただろうし、“人を育てる面白さ”を知ってしまったんだろうな。 だから荒削りなれど何かを持っていそうなカイトくんを選んだんだと思っていた。 だからこれまでの誰よりもカイトくんに対して優しかったし、右京さん自身もなんだかまるくなったよな、という部分もあったし。
 けれど今は亡き小野田公顕さんの「杉下の正義は、暴走するよ」というお言葉に加えて、今回は更に甲斐峯秋氏にも「君は思ったよりも危険な存在なのかもしれないね」と言われてしまった右京さん。 自分はぬるま湯に浸かってしまった、と自覚したのかもしれない。
 次のシーズンは“カミソリ右京”として戻ってくるために必要な布石だった、ということでしょうか。 ・・・だったら、しばらく相棒はいらなくない? 右京さん一人で冷徹に事件を解決していくエピソード、いくつかほしいなぁ。
 ・・・とまぁ、結局、先がどうなるのかは知りたいわけなんですけどね。

posted by かしこん at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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