2015年01月24日

あと1センチの恋/LOVE, ROSIE

 いつものシネ・リーブル神戸、開場を待っていてびっくり。 何故だろう、高校生の女子3人組が多い(友達割引利用?)。 なにかのメディアに紹介されたのだろうか、それともリリー・コリンズは女子高生に大人気なのか?!
 舞台はイギリスのある田舎町。 そこで暮らすロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は6歳の頃からの幼馴染。 高校を卒業したらこの町を出て、大学はアメリカのボストンへ進学しようと約束する。 しかしロージーにはとある事情が発覚、ボストンへは行けなくなり、二人は離ればなれになってしまうが・・・という話。

  あと1センチの恋P.jpg いつでも“好き”って言えたのに。

 設定自体は少女マンガの王道なのですが(まぁ、日本以外には少女マンガはないからな・・・)、現代の若者は意地の張り方も憂さ晴らしもスピーディー。 冒頭でわかることだが、結局16歳のときにロージーがテキーラを飲んで意識を失ったのがそのそもそすれ違いのきっかけなわけで。 あぁ、若さって、痛いねぇ。
 光をうまく取り入れた撮影技法、いいタイミングで流す往年のイギリスのヒット曲など、若くない者にも楽しめる要素はあって退屈はしませんが、いろいろ薄っぺらいところも見えてしまい、感動には至らず、な感じ。

  あと1センチの恋1.jpg リリー・コリンズの太くて黒い眉が気になる。 髪の毛はブラウン系なのに、何故眉は真っ黒?

 原作者がお嬢様だというこちらの先入観があるからでしょうか、生活の苦労が描かれているはずなのに全然苦労に感じないというか、結構さらっと流されている感じがするのが悲しい(ロージーに努力の気配が感じられず)。 シングルマザーの大変さとか、学問を、夢をあきらめた人の気持ちとか、そんなもんじゃないはずなんだが。 まぁ、ロージーには家族の理解と協力があったから、恵まれていたといえるのかもしれないけど。
 でも子育てはそんなに甘いもんじゃないからな(特に2歳前後あたり)、そんなもんだと思うなよ、女子高生たち!(ま、あたしも人の子育てマンガからの知識だけどね)

  あと1センチの恋3.jpg ボストンは学生の街、という雰囲気が、少ないシーンでよく現れていた。
 まぁ、アレックス君もね・・・医学部に進学しようとも、いろいろ踏み出そうと決心するけれど結局弱っちいですよ。 そういう意味でもお似合いの二人というか・・・幼馴染で、あらゆるものを幼少時から共有してきた二人は誰よりもお互いの理解者でありながら、誰よりもお互いの幸せを願う立場といえば聞こえはいいが、<親友という名の恋人未満の相手>を失いたくないが故に他ならなくて。 ま、そのことに二人は気づいてない感じではありますが。
 ハッピーエンドならばすべて許されるのか。 純愛を謳おうとも、当事者の君らがいくらすれ違い続けようが構わないが、その相手以外となら何やってもいいのか。 巻き込まれる他人の気持ちのほうがつらいじゃないか。 ある意味、いい迷惑である。
 ヒロインの親友となる赤毛の彼女はいいキャラだが、所詮ヒロインに都合のいい存在でしかない部分もあり・・・寂しい。 もっと脇役に愛情を注いでほしいなぁ。
 いい話だったねぇ、と女子高生たちが涙ぐめるのはまだまだ人生に果てしない夢と希望を持っている証拠。 君たちの未来に幸あれ。
 しかしすみません、あたしは多少なりとも<人生の辛酸>が入っていなければ心に響いてこない、そんな年齢になってしまいました・・・。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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