2014年12月31日

ホビット 決戦のゆくえ/THE HOBBIT:THE BATTLE OF THE



 あぁ、これも切れた。 “THE HOBBIT:THE BATTLE OF THE FIVE ARMIES”



 ついに来ました、『ホビット』三部作最終章



 一時は公開が来年春とも言われていましたが、2作目が世界最遅公開となってしまった



日本にピーター・ジャクソン監督がお詫びとして「3作目は日本最速公開にすること」と



指示を出してくれたらしく、年内の公開が実現。 だったら年内に見ないとね!、と疲れた



身体に鞭打って(まだこの頃は仕事納め前だった)、約145分の冒険の旅へ。



 もうこのシリーズは冷静に映画として鑑賞・評価できないので(なにしろ『ロード・オブ・



ザ・リング』三部作
はあたしの“体験”なので)、いろいろと心の中で叫びながら観ていた、



ということはお伝えしておきます。 多分、実際に声は出ていないとは思うんだけれど。



 念のため、WOWOWで『ホビット:竜に奪われた王国』が放送されたのでそれを観て



から行ったのだけれど・・・復習しておいてよかった。 ほんとにその続きからこの映画は



始まります。 前振りとか一切ないから。



   かけがえのない、仲間たちがいた――。



 いやー、バルド(ルーク・エバンス)のかっこいいこと! 『ドラキュラZERO』のときより



こっちの方がずっとかっこいい。 このシリーズに出演している男性陣全般に言えること



なんだけれど、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンを筆頭に、「他の映画で見るのと



イメージも外見も違いすぎる!」というのが多い。 オーランド・ブルームもレゴラス以上に



ハンサムに映っている作品はどこにもないし、リー・ペイスなんかあたしは結構付き合い(?)



長いのに、森のエルフ・スランドゥイル王が彼だとしばらく気づかなかったし。 トーリン



(リチャード・アーミティッジ)が『イントゥ・ザ・ストーム』のお父さんだと知っているのに



全然結びつかない。 これがメイクの力なのか(女性陣にあまり違和感がないのは、



彼女たちは常々メイクをしているからであろう)。



   絵になる二人。

         今作でようやくレゴラスの冷たさがちょっとやわらぐ。



 とはいえ、これまでさんざん手こずらされていた竜のスマウグとの戦いがオープニング



扱いというのにびっくり。 そして出てきた原題“THE BATTLE OF THE FIVE ARMIES”に



困惑。 5つの軍隊って・・・ドワーフでしょ、エルフでしょ、人間に、オーク・・・あとひとつは、



なに? もしかしてサウロンもカウントされてるの?(オークの兵隊が二種類だからかしら)



 そんなわけで、怒濤の展開を繰り広げるスクリーンにくぎづけ。



 オークにとらえられたガンダルフ(イアン・マッケラン)を助けに現れるガラドリエル(ケイト・



ブランシェット)やエルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)に「遅いよ!」と本気でいきどおり、



「(サウロンのことは)あとは任せろ」というサルマン(クリストファー・リー)に、「あー、だから



60年後、あんなことになっちゃうのね」と哀しくなり・・・そう、三作目はこれまでよりもずっと



はるかに様々な断片が『ロード・オブ・ザ・リング』三部作につながるような構成になって



いて(ガラドリエルさまも11個の指輪についてさらりと語るし)、また『指輪』三部作を観たく



なってしまって大変困る。



   レゴラスの父・スランドゥイル王の真実を

     知れば、これまでの彼の冷酷な態度もなんだか許せてしまう不思議。



 『ホビット:思いがけない冒険』があんなに牧歌的だったから、まさかこの三部作の旅の



仲間の誰かが命を落とすなんて思わなかった(『ホビット:竜に奪われた王国』がシリアス



寄りになったので危険な感じはしていたが)。



 なので<一つの指輪>のせいでダークサイドに寄りつつあったはずのビルボ・バギンズ



(マーティン・フリーマン)が元通りの素朴さで最後の戦いを乗り切ったことに違和感を覚え



つつも、彼までが生来の天真爛漫さを失っていたらこの映画の救いをどこに求めていいか



わからないよね、と納得。 マーティン・フリーマンがあまりにもはまり役なため、60年後の



ビルボ(イアン・ホルム)の変貌が残念すぎる(外見ではなく、“指輪”にとりつかれてしまう



ことが)。 むしろマーティン・フリーマンのビルボは甥であるフロド・バギンズ(イライジャ・



ウッド)につながっていると思いたい。



   だって彼の心配事は、竜の呪いで

               黄金にとりつかれてしまったトーリンのことだもの。



 しかしガンダルフよ、この段階でわかっていたなら60年後のサウロンの完全復活前に



何か手が打てたんじゃないの・・・とつい思ってしまったり。



 けれど145分は思っていたよりもはるかに短かった。 ディレクターズ・カット版は例に



よって3時間越えなのだろうか。



 「あーあ、終わっちゃったよ〜」という気持ちはあれど、今作のラストシーンは『ロード・



オブ・ザ・リング:旅の仲間』
とクロスする場面。 このあとはまた『指輪』三部作



つながっていくんだ、と思うと寂しさはあまりない(『王の帰還』のときの喪失感に比べれば



ずっと軽い)。 ただ、『ゆきて帰りし物語』という最初からあったサブタイトルは、結局



使われることはなかったんだな、というのはなんだか寂しかった。



 とはいえ、『ロード・オブ・ザ・リング:旅の仲間』から約12年、全ての作品をリアル



タイムで映画館で見られた幸運はあり、やはりこのシリーズは大事な体験だったのだな、



と改めて思う次第。 でもガンダルフの活躍が足りなかったような気がして・・・そういう



不満はちょっとあるかも。


posted by かしこん at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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