2014年12月23日

神は死んだのか/GOD'S NOT DEAD



 誰ひとり有名俳優が出ているわけでもないのに公開されるなんて、よほど内容が



すごいんだろうか、と思ってしまったあたしが間違ってました。



 「神の存在を証明できるのか」をめぐる知的興奮エンターテイメント、という予告にも



微妙にだまされた感が・・・。



   無神論者の教授VS大学生

             果たして、彼は神の存在を証明出来るのか――。



 新たな希望を抱いて大学に入学したジョシュ(シェーン・ハーパー)は、履修届を



提出した際、彼が首から十字架をさげていることに気づいた人物に「この哲学クラスは



やめておいたほうがいいぞ」と忠告を受けるも、今から日程調整をする時間はないからと



そのまま提出。 そのラディソン教授(ケヴィン・ソーボ)の哲学の講義の初日、自ら



無神論者を公言する教授は<GOD IS DEAD>と書いて署名した紙を提出せよと



学生たちに言う。 それは、提出しない者には単位をやらないというひそかな強制で、



学生たちは紙に次々とサインをしていくが、ジョシュだけはどうしてもできない。



 ならば、と教授は条件を出す。 講義の終わりに時間をやるから、この教室中の



学生の前で神が存在することを証明しろ、と。



 <神の存在を証明しようとする>という試み自体は興味深いものだし、そのあたりは



あたし自身も惹かれる内容なのだが・・・なにしろこの映画におけるラディソン教授を



筆頭とした無神論者の描かれ方がひどすぎる。 仮にも教授と呼ばれる者が学生に



八つ当たりかよ!、というほど神を忌み嫌っている様は、絶対幼少時の反動に違いない。



というか、あまりにもおとなげがなさすぎる。



 それ故に神を一途に信じるジョシュのけなげさが際立ち、「神を信じる者こそいい人、



信じない者は人間的に問題あり」と見えてしまい・・・キリスト教のプロパガンダ映画か!、



と言われても仕方がない内容になってしまっている。



 アメリカで上映する分には問題ないかもしれないけど、キリスト教徒は人口の1%ほど・



基本的に多神教を許容する姿勢の日本人にとっては大変つらいと言わざるを得ないです。



   ムスリムの一族の女子学生も登場するが、

    父親がベールや厳格な戒律を強制するも、キャンパスに入ってしまえば彼女は

    ベールをとり、“普通の学生”になる。



 そんな彼女も親に隠れて聖書についての講話(?)をi-podか何かで聞いていたり



・・・まるで進歩的な考えをしているのはキリスト教に触れたから、みたいな。



 肝心の<神の存在は証明出来るのか>のディベートも、偉人と呼ばれる人たちの



言っていることが正しいと仮定して、での借りてきた台詞の応酬。 あんまり内容が



深くないんですけど・・・それは、あたしが<絶対唯一神否定派>の立場で見ている



からですかね?



 そんなわけであまり心を動かされず・・・もっと深いつっこみを期待したのに。



 ただ衝撃だったのは、“クリスチャン・ロック”という音楽のジャンルですかね(存在は



知ってはいたけど、こんなに巨大なマーケットを持ってるかまでは思い至らなかったので)。



 あたし個人の結論としては、「一神教はめんどくさいなぁ」ということでした。 信じている



方々には申し訳ないですが。


posted by かしこん at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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