2014年11月29日

パワー・ゲーム/PARANOIA



 ハリソン・フォードつながりで、次はこっちを。 ほんとは『紙の月』を見ようと思って



いたのですが、こっちの映画のほうが早く上映が終わりそうだなぁ、というのは明らか



だったので(それもなんだか悲しい)。



   お前の会社を潰す!

       緊迫の頭脳戦を描いた痛快ビジネス・サスペンス!



 ビジネスサスペンスだったのか・・・若者成長恋愛映画だった気が。



 貧乏家庭に嫌気がさし、絶対成功してやるとの野心を胸にIT企業企業ワイアット社に



入ったアダム・キャシディ(リアム・ヘムズワース)だが、末端の社員のひとりでしかない



現状に苛立ち、仲間とともにCEOのニック・ワイアット(ゲイリー・オールドマン)の前で



堂々と新企画のプレゼンをするが失敗。 ニックに意見したことで逆鱗に触れ、仲間たちを



含め全員が解雇されてしまう。 腹にすえかねたアダムはプレゼン用の資金の残り(?)で



みんなで高級クラブで豪遊。 しかしそれはすぐにニックの知れるところとなり、「横領で



告発されたくなかったら、ライバルのアイコン社に潜入して新製品の極秘情報を盗んでこい」



と言われてしまい・・・という話。



 もともとニック・ワイアットとアイコン社のカリスマ・ワンマン経営者ジョック・ゴダード



(ハリソン・フォード)とはかつて一緒に働いていた仲。 途中で袂を分かってワイアット社を



立ち上げたものの、ニックの中にはゴダードへの恨みが強く残っているようだ。 アダムは



それに利用された形であるが、おかげで<成功者の立場>の一面を垣間見る。



   とはいえ、見どころはこの二人の対決なわけですが。



 ゲーリー・オールドマンはこちらの期待通りの、傲慢ながら実は小心で臆病者、という



お得意のキャラで小物っぷりを発揮。 こういう役、久し振りだけどやっぱりうまいなぁ!



(個人的には<新『バットマン』三部作>の警部役がかっこよくて好きですが)、とニヤニヤ



笑いが止まらない。 それにしてもハリソン・フォードは何故はげ頭なのか? スーツ姿で



向かい合うと画面の中で雰囲気似てしまうからか? そう、予告を見て気になったのは、



「何故ハリソン・フォードがハゲに?」ということだったのでした(別に答えはなかったけど・・・)。



 この二人の緊迫しつつもぐだぐださを擁した対決シーンの前には、リアム・ヘムズワース



くんはまだまだ経験不足であることを実感。 今後、がんばってほしいですね。



 実はアダムの父親役はリチャード・ドレイファスで ここでも謎の人物としてジョシュ・ホロ



ウェイ登場!、と映画は低予算ぽいんだけどキャストは豪華な気が。  アダムが恋する



エマ・ジェニングスもアンバー・ハードだし(しかし彼女の役柄はまたしてもツンデレ系)。



 とりあえずワイアット社側の始末屋(殺し屋?)ミーチャム(ジュリアン・マクマホン)が



いろんなことを白昼堂々やるのが怖かった(ある意味、『ゴールデンスランバー』での



永島敏行ばりに無茶をする)。 何故捕まらないのだろう?



 結局、大金持ちになるというのは魅力だが、そこに至るためには数多くの屍を超えて



いかねばならず、それが平気な人間でないと無理なこと。 大事な家族や気の合う仲間



たちと細々とでも楽しくやっていけるのと、どっちがいい?、という人生の選択について



極端な例を出して考えた話、という感じか・・・。



 それにしても原題は“PARANOIA”。 産業スパイとならざるを得なかったアダムの



苦悩に寄り添った(そして会社を存続させるために、何かに取りつかれたかのように働く



二人の経営者のことも指している)タイトルなのに、完全に仕手戦を連想させる邦題は



どうなんだ・・・。



 ま、ヒットさせる気、ないんだろうなぁ、という感じ?


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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