2014年08月25日

オール・ユー・ニード・イズ・キル/EDGE OF TOMORROW

 ラノベの方にはほとんど知識のないあたし、どうしようかな・・・と悩んでいたけれど、日本人原作でハリウッドが映画をつくる、しかもトム・クルーズ主演で!、なんてことはなかなかないことだよなぁ、と思って。 そしてなんだかんだ、トム・クルーズきらいじゃないなぁ、ということにわりと最近気づいたから。

  オールユーニードイズキルP.jpg 原案:桜坂洋×トム・クルーズ エミリー・ブラント

 近未来の地球では、宇宙からの侵略者“ギタイ”の攻撃に人類はもはやなすすべがないところまで追い込まれていた。 予備役軍人だったが、経営していた広告代理店が倒産し、軍の広報担当として活躍していたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)だが、将軍の不興を買ったせいなのか最前線に送られ、碌な訓練も受けていないのであっという間に戦闘に巻き込まれて死亡する。 だが次の瞬間、彼は前日に到着した最前線の基地にいる自分に気づく。 それから彼は死ぬたび、同じ時刻・場所から出来事を繰り返すタイムループの世界に入ってしまったのだ。

  オールユーニードイズキル3.jpg 気づけば、いつもここから。
 同じことの繰り返し描写は観客に「またか」と思わせてしまいがちなのだけれど、これがまた絶妙なところで省略したり、余韻を漂わせて感じ取らせたりでなかなか退屈しなかった。
 さすが『ボーン』シリーズの監督、ダグ・ライマン。 編集上手!
 あと、トム・クルーズがはじめからバリバリの軍人として登場するのではなく、口八丁手八丁でこれまで社会を渡ってきました、みたいな、結構いい加減な男である、というのが妙に面白かった(『ザ・エージェント』のことを思い出しました)。 トム・クルーズ、へたれキャラもいけるじゃん!
 しかしそんな腰抜けケイジ少佐も、特殊部隊の軍人で“戦闘の女神”とも呼ばれるリタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)がかつて同じようなタイムループ能力を持っていたと知り、彼女と共に何度も何度も戦闘と失敗(それは死を意味するが)を繰り返しながら戦闘技術を磨いていく。 そうやって、ヒーロー:トム・クルーズの誕生です。
 <死んだらもう一回>というのがゲーム的発想だというのはすぐわかるし、リセットボタン的考えが好きではない・気に入らない人たちもたくさんいるだろうことは想像に難くない。
 でもあまり期待してなかったせいですかね、意外に面白かったんですけど、という感想です。
 文字通り幾多の生死をくぐりぬけてきた二人だからこそわかり合える“なにか”が強い信頼関係を築かせるけれど、安易に恋愛感情に流れないところもグッド。 異性なれども同志なのですよ、そのへんの感覚が日本へのリスペクト?

  オールユーニードイズキル2.jpg 安易に“死”を利用してきたからこそ、タイムループ能力を失ったときの恐怖感が半端なく。
 リセットボタンは永遠ではない、というのもある種の教訓になっているのかもしれない。
 エミリー・ブラントの女戦士ぶりもかっこよく、時代モノの男装の騎士とかやってもらいたいほどで。 惚れちゃいそうでした。
 多分、期待して見ると「あれ、こんなもん?」とがっかり、さほど期待していないと「結構面白いよ!」という評価にわかれると思われ・・・是非、期待しないで見てほしいです。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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