2014年05月16日

相棒 劇場版V〜巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ



 劇場版になるとサブタイトルが土ワイ化するよねぇ、と思いつつ、どうせテレビドラマの



スペシャル版が少々スケールアップした程度なんだよなぁ、とわかっていながら、それでも



付き合うファンの哀しさ。 でも今回は神戸くんが出る!というし、<『相棒』史上、最高



密度のミステリー>
だというから・・・ちょっと期待してしまったじゃないか。



   全ての「謎」を終わらせる。



 時間軸としては、Season11から12の間に起こった事件。



 東京から約300km離れた太平洋に浮かぶ鳳凰島で、男性が馬に蹴られて死亡すると



いう出来事が。 実はその島は私有地ではあるが、元自衛官が集まって軍事訓練を行って



いるという噂のある土地。 警察庁次長甲斐峯秋(石坂浩二)の命を受けて神戸尊(及川



光博)が民兵組織に関する詳細なデータを持ち込み、不承不承特命係のふたりは鳳凰島へ



赴くことになるが・・・という話。



 正直、<巨大密室!>というのは看板に偽りあり・・・“孤島モノ”は“嵐や雪の山荘モノ”と



同じくくりで、<密室>という前提はなにも出てこない・・・。 謎もこじんまりとしていて、証明



方法は大変右京さんらしいやり方ではあるものの、レギュラーのドラマでもできるよなぁ、



という感じ。



   そんなわけで、

         結局楽しむべきは“普段と違うシチュエーションにいるみなさん”。



 ジャングル(?)の中でも紅茶を飲むんだね、右京さん! そのティーカップ、見たことある



やつだから荷物の中にティーポットとカップを持ってきたのかい?!、というようなことを



楽しむ・・・我ながらなんてマニアックな。



 出番が思っていたよりも少なかった神戸くんだが、以前は色付きの開襟シャツだったのに



今は白ベースのシャツにネクタイしちゃってるし、愛車も黒のGTRじゃなくなっているという



ことから、順調に警察庁で出世しているのがうかがえ・・・右京さんに出会ってつきつけられた



<自分の正義>に自分なりに向かい合っているのかしら、と感慨深くなったり。



 そう思うと、カイトくんにおける特命係の立ち位置、杉下右京の“相棒”としての存在感の



明確でなさが改めて浮かび上がるなぁ。 まぁ、この件に関しては次のシーズン以降へ



持ち越しですね。



   あえて映画の内容に絡めてコメントするならば・・・。



 「平和ボケ、という重い病」と「国防、という流行り病」の台詞に集約されてしまうのですが



・・・自衛隊から全面協力を得られなかった悲しさが装備や設備等からあふれていますわ。



となれば内容も、先日の『テルマエ・ロマエU』のような<日本文化万歳>とは程遠い



ことは明白。 国防は大事だと思いますけど・・・でもこうやって出てくる方々は極端から



極端に走る人たちばかり。 でもそれをあっさり「流行り病」と断じる人たちの側では、明確な



解決策を提示できないことはもう誰もがわかっているのに。



 ただ、右京さんの怒りは<大義の下に殺人を容認することはできない>ということだろうと



解釈しておく。 ここまで露骨ならプロパガンダ映画としても失敗だし・・・(組織って怖いなぁ、



とは思いましたけど)。



 神戸くんと三浦さんがいる、というのが価値ですかね。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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