2014年05月13日

テルマエ・ロマエU



 込んでるかなぁ、とびくびくしながら行ったけど、思ったよりはずっとすいていた



(普段あたしが行く映画に比べればずっと多いけど)。 しかしロビーは込んでいる。



おそるべし、『アナと雪の女王』



   また、来ちゃった。



 素晴らしいテルマエ(浴場)をつくり上げ、ローマ一の浴場設計技師としてハドリアヌス帝



(市村正親)の覚えもめでたいルシウス(阿部寛)だが、コロッセオで戦う剣闘士たちの傷や



疲れを癒すテルマエを、という依頼に頭を悩ませていた。 するとお風呂の湯を通って



平たい顔族のお風呂へとタイムスリップするのであった。



 「みなさん、一作目を見てますよね! 基本設定わかってますよね!」と言わんばかりに



今回はタイムスリップまでの前振りが短い。 なので前作よりもテンポがよくなっていたのは



よいのだが、笑いのパワーとしては一作目には及ばず、というところ。 ただ、ルシウスの



肉体美は前作以上なので、何故テルマエ技師がそんなにもいい身体をしているのか不思議



(新作テルマエの土木工事に一緒に参加しているからか、古代ローマ・ギリシア的美の価値



観により筋肉を鍛えることが日常的なのか)。



 まぁ、繰り返しのネタにはなってしまうけど、「日本のお風呂っていいよねぇ、トイレタリー



周辺も含めて」というしみじみ感に浸れることは確か。 日本文化万歳、なのです。



   ルシウスさん今回は、

                 草津の伝統的な温泉からスパーランドまで体験。



 平たい顔族の“知恵”にいちいちおののくルシウスは相変わらず楽しいのだが・・・前作では



前半の古代ローマパートは海外ドラマの吹替感が強くて面白かった記憶があったのだが、



今回は(勿論、外国人キャストの台詞は吹替なんだけど)阿部寛をはじめ日本人キャストの



台詞と口の動きががっちり合っている・・・あれ、こんなんだったかなぁ、と自分の記憶違い



なのかもしれないけれど、ちょっと残念。



   前作ではいまいちいいところがなかった

              ケイオニウス(北村一輝)、大活躍。



 阿部寛と北村一輝は、「日本人だけどもう古代ローマ人でいいや!」的な開き直りを前作



よりも強く感じます。 だから演技も吹っ切れていて、見ているこちらにも気恥ずかしさは



ない。 ケイオニウス主役の大河ドラマがあってもいいんじゃないか、ぐらいの気持ちに。



 ただ残念なことに、ハドリアヌス帝の掲げる<平和主義>は理想論過ぎて具体性に欠け



(だから元老院に反対されるわけだが)、もうちょっと説得力のあることが言えないのか!、



というのがいらいらするところ。 これって国際社会における日本の立場というか、内側でも



意見を統一できないのに外側に統一メッセージが出せるわけありませんよ、という皮肉?



 後半、ストーリーが中だるみしてしまうところまで前作と一緒にしなくていいのに・・・続編を



うかがわせるラストシーンも一緒。 まだ原作にあるけど語られていないエピソードもある



らしいので、いっそのこと三部作にして、これらの中だるみすらも伏線でした、というような



完璧な仕上がりの完結編を期待したい。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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