多少貯金があるとはいえ、もう働かずにいられるほどの金額では全然ない。
節約生活だなぁ、と思うけれども本を買うことを止めることはできない。 まぁ、今後はもうちょっと吟味しよう(そしてもっと図書館を活用しよう)。
続けて買っているマンガを途中でやめるのは無理ですよ。 しかも帯に“完結!!”って!
えっ、終わるの早いって!、と思ったら『プロチチ−学童編』というのが別雑誌で連載が始まるようです。 それはよかった。
知らないマンガ家さんの本(作家でもそうだけど)をいきなり買うことはあたしにはほとんどない。 でも、これは読まなくてはいけないものだろうな、と感じた。 義務感ではなく、今を生きる者として。 これは「フクシマの真実」を暴くものではなくて、「福島の現実」を描いたものだという。 それこそが、必要なものだと思う。
そう感じる人が多いのか、新人マンガ家の単行本としては異例の初版15万部だそうな。
確かに大ヒットだけど、それを素直によろこんでいいのかわからない。
アンソロジーは割と苦手なあたしですが、<書籍未収録傑作16篇!>とあれば気になります。 資料的価値も見いだせるというか。 決め手は、ジャック・フィニィが入っていたこと。
海外篇があるなら当然国内篇も。 福島正実が入ってるよぉ!、と小躍り。
それにしてもこの編者の日下三蔵さんとは何者なのか。 日本のミステリ界の黎明期をまるで見てきたかのような語り口に、てっきり70歳ぐらいのおじいさんだと思っていたら、裏表紙折り口に<1968年生まれ>と・・・。 えっ、46歳!
資料を読み解く評論家とはそういうレベルでなければならないのか。 なんかあたしは勝手に中島河太郎のすぐ下の世代ぐらいだと思っていたよ・・・それとも、<三蔵>という名前から来るイメージでしょうか。 あぁ、びっくりした。
でも、アンソロジーを編むって体力いるもんね・・・日下三蔵氏の最近の働きぶりを思えば、働き盛りの年齢で当然よね。 納得。