2013年09月26日

スター・トレック イントゥ・ダークネス/STAR TREK INTO DARKN



 久し振りにタイトルが切れました! “スター・トレック イントゥ・ダークネス



/STAR TREK INTO DARKNESS”
です!



 あたしはテレビドラマ『スター・トレック』シリーズを部分的になんとなく見ていただけで、



トレッキー(熱心なスター・トレックファン)ではないのです。 でも映画前作を見て、



「なるほど、テレビシリーズの基本設定を守りつつ、自由になるにはこの手があったか!」



と大袈裟に言うならば感動し、次回作を待っておりました。



 しかし映画館にはトレッキー揃い! またしても英語を話す人の率高し! しまった、



あたし、ここに来るのは早すぎたよ・・・と場違い感に身の置き所がないのであった。



しかもあたしの目的のほぼ半分はベネディクト・カンバーバッチだったりするし。



   人類最大の弱点は、愛だ。



 舞台は西暦2259年。 ジェームス・T・カーク船長(クリス・パイン)が指揮をとるUSS



エンタープライズ号は、未知の惑星の探索中に巨大な火山噴火を探知。 原住民に姿を



見られてはいけないという規則を守りつつギリギリのところで火山活動を停止させようと



試みるが、カギとなる任務に向かった副長スポック(ザカリー・クイント)の救出が難しくなる。



スポックを救おうと思えば重大なルール違反になるのだが、スポックを見捨てることなど



できないカーク。 そんなオープニングエピソードだけでも映像は迫力十分。 その星に



生えている赤い植物の鮮やかさがすごくきれい! ここはIMAX画面で見たかったかも



・・・(なんでもIMAXカメラ撮影は大変だったそうな)。 その結果、ルールに厳格で杓子



定規な思考のスポックは事実をそのままをパイク提督(ブルース・グリーンウッド)に伝え、



カークは責任感が足りないとキャプテンを降ろされてしまうのだが・・・。



 前作で成長したかと思っていたけど、まだまだ修行が足りないジム・カークなのだった。



   みなさん揃って、前より体格がよくなっています。



 レギュラーメンバーが前作と一緒なのは素直にうれしいですし、なんだか愛着すら感じて



しまっているほど。 お茶目すぎるスコッティ(サイモン・ペッグ)が好きだ! いや、ほんとは



いちばん好きなのはパイク提督なんだけどね・・・(涙)。



 なにしろ「ご都合主義といえば『スター・トレック』」なので、この作品もツッコミどころ満載



ですが、でもいいのです。 ただ今作はかなりテレビシリーズの設定を巻き込んだものが



多く、多分トレッキーの方ほど楽しめるんだろうなぁ(帰りにそんな方々と一緒になったので、



どこらへんがそうなのか話しているのを横で聞かせてもらってわかることが多かった)。



 とりあえず、カークとスポックの間にアメリカ(全世界?)の腐女子の方々が妄想を抱く



理由は理解できました。 でも『パーソン・オブ・インタレスト』のリースくんとフィンチの



静かなる厚い信頼を見たあとでは、カークとスポックは「まだ若いな〜、熱いな〜」と感じて



しまうのでした(そういえばどっちも制作はJ.J.エイブラムスですな)。



 そして肝心のベネディクト・カンバーバッチ。



   どうした!、その厚い胸板は!



 アクションをこなすため、そして『スター・トレック』史上最強の悪役であるため、大変な



ワークアウトをした様子。 『SHERLOCK』のときの不摂生丸出しのヒョロヒョロ感が



全然ない・・・このまま『SHERLOCK』の第三シーズンの撮影に入るらしいが大丈夫



ですか?! “ライヘンバッハの滝”後は身体を鍛えていた、もしくは肉体労働でもしていた



という設定になるのか!、と関係ないところでハラハラ。 しかし彼の倍音を伴うような声は、



謎を秘めた人物にぴったり〜。 あぁ、『アメイジング・グレイス』で彼を見染めたあたしの



目に狂いはなかったよ、とにやりなのだ。



 人間を離れたところに転送できる程の科学技術を持ちながら、肝心なところで殴り合い



ですか?、とか、コア(核融合炉?)がずれても強引な手作業で直るもんなの?(特にこの



あたりの描写は日本人として敏感にならざるを得ない)、等々おかしな点は多々見受けられ



ますが、本質はコメディなんでなんでもありです!



 でも今作はややシリアス寄り。 だって、どう考えてもこれはアメリカ側からの911以降の



出来事に対する回答というか、メッセージになっているからね。



 最後のほうでカークは演説します。 「復讐を繰り返しては戦いは終わらない。 ここで、



断ち切らなくては」みたいなことを。 あれだけ暴れまわっておいてそれですか?、なノー



天気さにあっけにとられてしまうのですが・・・そもそも“ジョン・ハリソン”の存在はもともと



外部の者で、それが同じ仲間になってみたものの考え方の違いは埋められずに、強硬



手段に出た(=テロリスト)、という図式。



 これって、はじめはアメリカが支援したり協力してたりしたのに、結局アメリカに同時多発



テロを仕掛けたあの人物を指しているのでは? 娯楽映画にさらっとそれを描くことができて



(もともと『スター・トレック』シリーズにはメッセージを含ませるのはお約束だが)、なおかつ



「遺恨は残さない」なんて主人公に言わせられるのは、それはその人物の暗殺に成功した



からなんじゃないの? ・・・なんかそういうことを考えてしまうと、醒めてしまいますが。



 エンディングの惑星探査航路はほんとに宇宙空間を進んでいるようなスペクタクルで胸が



躍りました(ここも3Dの効果あり!)。



 まぁ、難しいことを考えずにスカッとしたい!、というときはやはり『スター・トレック』



いいですね。 一作目がもう一回見たくなってしまいました。


posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かしこんさん、おはようございます。<br>
この映画も例に漏れず見ていません。<br>
しかし、ベネディクト・カンバーバッチの最近の人気ぶりはすごいですね。<br>
この映画のプロモーションで来日したときも、ベネ様と呼ばれてました。<br>
言葉から特定な地域を連想させないような、低い単調な声でしゃべるような役作りをしたと言っていました。<br>
そう言えば、ナショナル・ジオグラフィックス・チャネルでもナレーションをするほどに、彼の声は『武器』ですよね。<br>
Sherlockでは、むしろワトスン役のマーティン・フリーマンの演技に惹かれました。<br>
スタートレックのTVシリーズは私が子供の頃にやっていましたが、だいぶ後になって再放送で全部を見ました。<br>
ちょっと滑稽な点もあるし、熱心なファンではありませんが、毎回ちょっとしたメッセージが含まれている作りは面白いなと思っていました。<br>
これも、そのうちDVDで見てみようかな。<br>
一時期、J.J. エイブラム物にハマッたことがありますが、見る人の心をもてあそぶかのような展開にちょっと辟易気味ではあります。
Posted by コドモ・ドラゴンの父 at 2016年12月04日 13:14
コドモ・ドラゴンの父さま<br>
<br>
お返事遅くなりましてすみません。<br>
私も『<a href="http://blog.zaq.ne.jp/g-f-daydream/trackback/687/" target="_blank">SHERLOCK</a>』の記事に書いたんですが、マーティン・フリーマン素敵です!<br>
このドラマではベネディクト・カンバーバッチよりもマーティン・フリーマン演じるジョンのほうが好きです。でも、ワトソンあってのホームズ、ホームズあってのワトソンですから、この二人はセットでいてほしい。<br>
カンバーバッチ作品としては、『アメイジング・グレイス』・『裏切りのサーカス』がいい味出していると思います(彼の出演作品を全部見ているわけではないですが)。<br>
<br>
J.J.エイブラムスは大丈夫なんですかね・・・『LOST』はしっかり終わると言っていたのにあのていたらくだったですし。<br>
今度は次のスターウォーズ三部作を任されたということですし・・・一時期のジェリー・ブラッカイマーのように勢いが止まったら大変なことになるのでは。<br>
<br>
まぁ、スタートレックは単純明快、裏のテーマも読みとり自由なのでまさに“娯楽大作”です。<br>
気分を盛り上げたいときに是非、DVD見てみてください!
Posted by かしこん at 2016年12月04日 13:14
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