2013年06月19日

ハルさん/藤野恵美



 最近、この本がいろんな書店で『模倣の殺意』ばりのコーナーがつくられて猛プッシュ



されている・・・なんでだろ。



 人形作家をしているハルさん、今日は一人娘ふうちゃんの結婚式。



 娘の結婚相手ともその家族ともまだ一度も会っていなくて(式場に行けば会えることに



なっている)、よろこびと不安に揺れるハルさんはタクシーに乗って会場に行く途中で、



妻である瑠璃子さんを亡くして以来一人で育ててきたふうちゃんの子供の頃の記憶が



順次によみがえり、その都度あった不思議な出来事も思い出して、式場に向かいます、と



いう連作短編集。



 ミステリとしては東京創元社のお家芸<日常の謎>系列ですが、ここは風変わりな



父親と浮世離れしつつも基本はしっかり者の娘の交流がメインの物語と思っていただけ



ればよろしいかと。



   ま、このイラストがかわいいんですよ。

    あたしは幼稚園で、お弁当箱からたまご焼きが消える事件(?)が好きですね。



 正直なところ、ハルさん頼りなさすぎ! 父親としてとか男としてとか、そういう肩書



抜きで考えてもぼんやりしすぎじゃ!



 そりゃ心配で瑠璃子さんは天国に行けないでしょうよ!、というくらい頼りない(でも



そんな相手を選んだのは瑠璃子さんだから、自分で責任取らなきゃいけないと思って



いるのかも。 だとしても幽霊?の瑠璃子さんに頼り過ぎで自分でヒントも見抜けない!)。



 さらに<一人娘の結婚>という大事を前にしても変わらない、というのは・・・ある意味



大物ですか?



 しかしあたしは「もうちょっとしっかりしろ!」と言いたくて言いたくて仕方がなくて。



 そもそも自分の娘を「ちゃん」づけで呼ぶこと自体どうなのかな、というあたしにも古い



価値観があるもんで(おかげでしばらく「ふうちゃん」のフルネームがわからなかったよ)。



 勿論、家庭の数だけ関係性はあって、どれが正しいとか解答は存在しないのですけど。



ふうちゃんには父親がハルさんで、多分よかったということなんでしょう。



 でも泣くほどのことはなかった・・・書店のポップでは「感涙!」とか「涙が止まりません」



みたいなこと書いていて、揚句には<涙活しましょう>みたいなキャンペーン(気分よく



涙を流すことでストレス解消!、みたいな)のポスターも貼ってありました。



 なんでも<○活>とかしなくてもいいんじゃないですか・・・。







 今朝のブロガリ緊急メンテナンスはなんだったんだろう・・・開けなくて困りました。



 やっと雨が降って、過ごしやすい気温になりました。



 でも、動きを止めると汗がだらだら流れてくるけど。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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