2013年02月26日

第85回アカデミー賞授賞式



 アカデミー賞が、発表になりました。



 ノミネート関連で日本で公開しているやつは授賞式前にできるだけ見たいなぁ、という



野望は、からくもついえました。



 放送してくれるWOWOWはありがたいんですが、日本側の出演者にもう少し配慮が



ほしいかな・・・レッドカーペットでのスターの取材に尾崎英二郎さんと中野美奈子さんを



派遣していましたが・・・尾崎さんは現役のハリウッド俳優なのでいろんな人に顔が利くし、



質問もしっかり映画の本質から外れていないかつ直球だったりして気持ちいいのだが、



中野さんは自分が緊張して舞い上がっちゃっているのかもしれないが、その英語が



スターの方々に通じていないことがたびたび(何度もいろんな人から聞き返されていた)。



聞くこともまずは「今日のドレス素敵ですね〜、誰のデザインですか」だし。



 去年も思ったけど、ここは尾崎さん一人に任せちゃっていいと思う!



 で、東京のスタジオには司会のジョン・カビラと高島彩の他に、ゲストとして三谷幸喜・



前田敦子・斎藤工・町山智浩がいるわけですが、完全に前田さん、浮いてます。 映画



好きを公言してらっしゃるようですが、天然なのか、『ted』の字幕を担当した町山さんに



「お上手でしたよね」と言ってスタジオ中から失笑を買っていた(そのことに本人が気づいて



いるのかいないのか・・・町山さん、プロですから)。



 みんなを返答に困らせるゲストを呼ぶな! 見てる方も困る!(でも新規加入者獲得の



ためには、アカデミー賞が敷居の高くないイベントと視聴者に思ってもらうには素人も



必要なのかなぁ)



 ともかくも、結果ですが・・・。



作品賞 『アルゴ』



 結局のところ、「ベン・アフレックに監督賞ノミネートしてあげられなくてごめんなさい」



大会だったような気が・・・。 大本命!と騒がれた『リンカーン』がこの結果となれば、



所詮アカデミー賞も水ものというか、アメリカ人にも判官びいきってあるのかな?



監督賞 アン・リー(『ライフ・オブ・パイ』)



 というわけでもうけた格好になったのがアン・リー。 台湾映画で3000人規模のスタッフを



使うプロジェクトマネージャーとしての手腕が買われたのかな、という気もする(キャスト・



スタッフも多国籍ですからね)。 そして、実は「もういいんじゃねー、スピルバーグ」という



空気もあるのかも(個人的意見を反映させております)。



主演男優賞 ダニエル・デイ=ルイス(『リンカーン』)



 出たら獲る男、ダニエル・デイ=ルイス。 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』からもう5年だ



そうである・・・そりゃ、PTAも新作とりますよね。 タキシード着てても、ちょっと素の彼は



ぼんやりして見える(今年の髪型のせいだろうか)。 受け答えはウィットに富んでいて



いいんですけどね。



主演女優賞 ジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』)



 「そのうちオスカーを獲る女優になるだろう」とは思っていたけれど、こんなにも早いとは!



 階段で蹴躓いて倒れても、さらりと切り返してスピーチできるとは只者ではない(でも



すぐに助けようと駆け寄るヒュー・ジャックマンはまたも男を上げたぜ)。 たとえば地方



出身者独特の頑固さや気取らなさ感が彼女からはいつまでも漂ってくる・・・いい意味で



このままでいてほしいですなぁ。



助演男優賞 クリストフ・ヴァルツ(『ジャンゴ 繋がれざる者』)



 毎年激戦区と言われる助演男優賞、しかも今年はノミニーがみな受賞経験者ということも



あり、誰が獲ってもおかしくない分、誰なのかの決め手に欠ける状態だったが・・・クリストフ・



ヴァルツですか。 またタランティーノがらみですな。



 で、この人はタキシード着て授賞式にいると<ちょっとインテリ系の普通のおじさん>って



感じになっちゃうんだよなぁ。 映画から受ける押しつけがましさやアクの強さがカケラも



なくて、それは全部演技ってことなんですよね。 スピーチでも他の候補者への敬意を先に



あらわすし、この腰の低さ(?)がアカデミーに好かれる理由なのか。 だったらさっぱり



報われないディカプリオくんってなんなんだろう・・・。



助演女優賞 アン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』)



 まぁ、ここは本命というか、多くの人が彼女に獲ってほしいという空気、出てましたからね。



脚色賞 『アルゴ』



 ここらへんから「『アルゴ』、優勢!」の流れが出てきましたよね。



脚本賞 『ジャンゴ 繋がれざる者』



 タランティーノの<意味のない会話を聞かされているのにまったくイライラしない>という



技術は改めてすごいな、と感じてました。 個人的には『ムーンライズ・キングダム』にも



期待してましたが(まだ見に行けてないですが)。



撮影賞 『ライフ・オブ・パイ』



美術賞 『リンカーン』



音響編集賞 『007 スカイフォール』・『ゼロ・ダーク・サーティ』



録音賞 『レ・ミゼラブル』



 ま、これは「スタジオのみならず屋外の撮影でも、本番で歌わせる」という方針をやりきった



という意味で録音賞は送らなければならないでしょう。 舞台でやっていることをそのまま



映画にしたってだけですけど、それを可能にした技術は大変なことです。



編集賞 『アルゴ』



 編集賞を獲るのなら、そりゃ作品賞を獲らないとダメでしょう。



作曲賞 『ライフ・オブ・パイ』



歌曲賞 『スカイフォール』 by アデル



 アデルの歌を聴いて、シングルでいいからこの歌がほしくなった!



 演出も『スカイフォール』のオープニングイメージをそのまま反映させたものだった。



 ゴージャスなアレンジに目(耳?)を奪われがちだけど、007シリーズの音楽のメロディ



ラインは実はオーセンティックナのかも、と『ゴールドフィンガー』の主題歌も聴いて思い



ました(『ダイヤモンドよ永遠に』も聴きたかったなぁ)。



衣装デザイン賞 『アンナ・カレーニナ』



メイク・ヘアスタイリング賞 『レ・ミゼラブル』



 このあたりはコスチュームプレイが強いですね。 『ホビット』を応援してしまいましたが、



『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のあとでは新鮮味がないのは確かだ。



視覚効果賞 『ライフ・オブ・パイ』



外国語映画賞 『愛、アムール』



 やはり、当然の結果というか。 こんなタイトルでありながら、見るのが苦痛な映画である



らしい。 さすが、ハネケ!



長編アニメ映画賞 『メリダとおそろしの森』



 これはちょっと意外だったな。 ピクサーだから?



短編アニメ映画賞 『紙ひこうき』



 候補作の紹介をするフッテージを見ただけでわかった。 この作品だけ、他の候補作と



テイストがまったく違ってた(というか、他がちょっと似ていた?)。



短編実写映画賞 『リッチーとの一日』



短編ドキュメンタリー賞 『イノセンテ(原題)』



長編ドキュメンタリー賞 『シュガーマン 奇跡に愛された男』



 短編やドキュメンタリーは配給しづらいので買い控えが起こっているそうですが、オスカー



獲るとやはり別で、問い合わせが殺到するそうです。 ここから、次の世代のすごい監督や



キャストが出てくるかもしれませんからね。



 授賞式司会のセス・マクファーレンは、ちょっとよくわかりませんでした。 やはり、笑いの



ツボが違う・・・。 23世紀からカーク船長が交信してきたのは面白かったけど。


posted by かしこん at 05:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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