2012年09月21日

ベルデアボリカ(全4巻)/坂田靖子



 『ベルデアボリカ』4巻目を入手。



 3巻目から一ヶ月後の刊行だったので、3巻は読まずに4巻を手に入れてから



1巻からもう一度最初から読むことにした。 おかげで、1巻では消化不良気味に



感じた設定もさっぱりと納得。 <坂田靖子初の本格ダーク・ファンタジー>、堪能



いたしました。



   といっても絵柄やトーンは相変わらずですし、

                  <ダーク>といっても限界はあるのですが。



 それでも、<剣と魔法の世界>で<シリアス路線>という看板は間違いではない。



 ほんのちょっと、<氷と炎の歌>のことを思い出してしまったほどだから(それに



比べればこっちのほうがずっとライトだし登場人物が少ないし短い話ですが)。



 世界は自分を受け入れているのか、否、自分が世界を受け入れるのか。



 自分が世界を見限ったなら、世界は自分を見限って当然なのか。



 なんというか・・・剣と魔法の世界には神も仏もないのだな・・・としみじみ。 つまりは



それだけ真剣に自分という存在の意味を考えているわけですが、時代的にはそんな



風に考えていられることも贅沢なんですよね・・・(生活するだけで精いっぱいの民と、



そんな国をまわりから守らねばならない王と)。



 魔法使いは道楽者でなければ務まらないのかも。



 あたしは魔法使いになりたいけれど、きっと王様に仕えてしまう勤勉な働き手なん



だろうな・・・かなしい。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック