2012年03月09日

TIME/タイム /IN TIME

 期待しておりましたSF大作『タイム』をやっと見て・・・。
 「あれ?」、とちょっと肩すかし。
 き、期待しすぎたのか・・・? でも、面白くないわけではなかったんだけど。
 『ガタカ』がよすぎたのかしら?、と考えつつ思ったことは、主役のジャスティン・ティンバーレイクがあたしの好みでは全然ないからではないかということであった。

  TIMEポスター.jpg 全ての人類は25歳で成長が止まる

 テクノロジーの進歩により老化を克服した人類は、25歳になった瞬間から腕についている体内時計が1年の余命を刻み始める。 これを増やすためには働いて時間をもらわなければならない。 通貨がお金ではなく時間=自分の寿命となった世界の物語。 現代の格差社会を如実に皮肉っております。
 設定はとても素敵というか、SFマインドが非常に盛り上がるのですが・・・出オチ?
 スラム街で母親(オリヴィア・ワイルド)と暮らす青年ウィル・サラス(ジャスティン・ティンバーレイク)はある日、場末のバーで飲んだくれている富裕層の男(つまり時間をいっぱい持っている)ヘンリー・ハミルトン(マット・ボマー)を助ける。 スラム街では一時間や二時間をめぐって殺人も起きるのだ、彼の持っている10ケタの時間は見るからに被害を招くから。 しかしヘンリーはもう生きることに飽きたと言い、ウィルにこの世界の仕組みについて語る。 貧困層から時間を搾取している富裕層について。 そして自分の時間を眠っているウィルに渡し、姿を消す。
 ものすごい単位の“時間”がスラム街に移動したことを察知した時間調整局のレイモンド・レオン(キリアン・マーフィ)はその犯人としてウィルを追うが、ウィルは数秒の差で母親を失い、この世界の仕組みを知るために富裕層たちのエリアへ乗り込んでいく。
 そんなわけで、登場人物はみなさん「見た目は25歳、実年齢は言わないとわかりません」状態(とはいえ、明らかに無理がありますよ、な方もいらっしゃいますが)。 ティムとお母さんも仲良し故恋人同士にも見えちゃうし。
 ただ、ティムが富裕層エリアに行ったとき、ホテルの人に「こちらの方ではありませんね」とすぐに見抜かれてしまう理由に納得。 時間をたっぷり持っている人は、急がない(つまり、お金を持っている人も)。 あたし、歩くの早いんだよな・・・。

  TIME2.jpg そんなティムに目をつけるシルビア(アマンダ・セイフライド)、またもビッチ気味の役どころ。
 最近悪役やあやしい人の役が多いキリアン・マーフィーですが、今回は悪役と思いきや自分の職務に忠実な男でした。 でも彼だけがある意味公平で冷静な視点の持ち主だったわけで、もっと<タイムキーパー>の役どころを掘り下げてほしかった。 すごくもったいない。
 時折全体に青が入る映像美とか、ティムの母親が息子との約束の場所まで走るところとか、ヘンリーの厭世感とかいいところはあるのですが、トータルとしては残念な感じになってしまうのは何故なのでしょうか?

  TIME1.jpg 安物の“ボニー&クライド”になってるから?
 あ、スラム街で人から時間を巻きあげているチンピラ・フォーティス(アレックス・ペティファー)がすごいいやなやつでむかむかしていたら、『アイアムナンバー4』の主役の人だった・・・むしろ、悪いやつのほうが似合うのか? あの映画が微妙だったのはそのせいか? 人でなしが非常にイキイキして見えました。 今後、彼の役者としての方向が変わるかも。 あと、マット・ボマーも“絵に描いたような美男子”ですが、そういう人が私生活ではゲイだと聞くと深く納得してしまうのも何故なのでしょう(あたしだけ?)。
 と、ジャスティン・ティンバーレイクにまったく興味がないことがばればれの感想です。 いや、元から興味がなくてもいいところを見せてくれればあたしはすぐ転ぶのですが、どうもしっくりこなかった。 アンドリュー・ニコル監督への期待は消えていませんが、やはりなんだか残念です。
 でもそういう映画ほど拡大公開されてヒットするって・・・どういうこと?
 結局、『ガタカ』の評価がさらに上がっただけ、という結果。

posted by かしこん at 04:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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