2012年03月01日

フィレンツェ連続殺人事件について

 『エクソシストとの対話』を読んでいて、「そういえばフィレンツェ連続殺人事件は結局その後どうなってるのかな?、と考える。 同じ筆者の『フィレンツェ連続殺人』を読んだのはだいぶ前だし、トマス・ハリスの『ハンニバル』にも取り上げられていたが(レクター博士がフィレンツェに潜伏していたため)、その後は聞かないし。
 連続殺人はアメリカで起こったものだとかなり研究書の類が翻訳されたりして情報があるのだけれど、そうじゃないとなかなかないですよね・・・まして未解決なら。
 というわけで『フィレンツェ連続殺人』の文庫が出ていたら買おうかなと調べてみたら・・・単行本のみ、絶版というお知らせ。 おいおい新潮社、しっかりしてください。

  フィレンツェ連続殺人.jpg というわけで図書館から“お取り寄せ”。
 ぱらぱらめくって、「おっ、かなり忘れてる!」と衝撃を受ける。 多分読んでる途中で思い出すでしょうが、初読の気持ちで楽しめるかも。
 で、この本を調べている過程で、なんと『母への遺書―フィレンツェ連続殺人事件の真実』という本が存在することを発見! 図書館よりゲット。

  フィレンツェ連続殺人事件の真実.jpg なんとイタリアの作家でありジャーナリストである著者が、この殺人事件の容疑者として告発されていたそうである。

 え、そんなこと『フィレンツェ連続殺人』には書いてなかったと思ったけど。
 どうもアルベルト・ベヴィラックァ氏はジャーナリスト故、イタリアの闇社会を告発していてその筋からの恨みを買っているから・・・ということであるらしい。 この本も普通のルポルタージュ・告発本というよりもかなり抒情的な作品っぽい。
 イタリアの闇は深いんだな!
 そんなわけで『GOMORRA』(イタリアのある闇組織を描いたルポルタージュ・『死都ゴモラ』の映画版)を見に行こうと決心したのでした。
 平和な国ってないのかなぁ・・・(まぁ、なにをもって“平和”とするかも問題ですが)。
 特別な利益を受けたい・自分さえよければいい、そんな気持ちを大なり小なり人間が持ってる以上、無理か。

posted by かしこん at 03:45| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
懐古庵さま<br>
<br>
おはようございます!<br>
フィレンツェ連続殺人事件に反応していただけるとは、うれしいです!<br>
長いスパンによる犯行・犠牲者の数・残虐性などかなり特異な事件だと思うのですが、<br>
事件に対する認知度、低くないですか(日本だけ)?<br>
おっしゃる通り、『切り裂きジャック』・『ゾディアック』にも通じるものを感じます。やはり<br>
未解決だからでしょうか?<br>
<br>
『母への遺書』は筆者の母宛の手紙という構成です。<br>
だからかなり主観的で、また筆者は詩人でもあるのでそのような技巧も炸裂しているらしく<br>
・・・読み終わりましたら、ご報告させていただきます!
Posted by かしこん at 2016年12月04日 13:13
『フィレンツェ連続殺人』は私の書棚にもしっかりあります。この事件は何となく釈然としないままで、そういう意味では「切り裂きジャック」とか「ゾディアック」などを思い出させますね。容疑者はいるけれど、どうも決め手が、という感じが。『母への遺書』は知らなかったので、ちょっと気になりますが、ルポ色が薄いのであれば機会があれば読んでみたいと思います。貴重な情報をありがとうございます。
Posted by 懐古庵りゅうこ at 2016年12月04日 13:13
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