2012年02月28日

第84回アカデミー賞授賞式



 なんだかんだで、決まりました。



 主要結果は以下の通りです。



■作 品 賞 『アーティスト』



■監 督 賞 ミシェル・アザナヴィシウス (『アーティスト』)



■主演男優賞 ジャン・デュジャルダン  (『アーティスト』)



 主要3部門を『アーティスト』が独占する形に。 あまりフランス人に見えないジャン・



デュジャルダンはジーン・ケリーやジェイムズ・スチュワートのようないかにもハリウッド



正統派男優のような雰囲気を醸し出し、そして監督やプロデューサーのコメントは



アメリカ映画黄金時代を支えた先人たちの賛辞であふれていた。 これ、台湾の『海角



七号』を日本人が見たら泣かずにはいられないように、アメリカ映画人のハートを撃ち抜く



作品だったような気がする。 だから保守層の多いアカデミー会員の多くが一票を投じた



のだろう。



■主演女優賞 メリル・ストリープ (『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)



 メイクアップ賞で『マーガレット・サッチャー』が受賞したのでメリルはないかと思って



いた。 演技というよりもそっくりさん的なりきりぶりをメイクで評価したのかと。 でも、



授賞式始まる前から「メリルが獲って当然・そろそろあげてもいいんじゃないの」的空気が



満ち満ちており、ノミネート発表後からどのような工作が行われたか非常に気になる



ところです。 でも、あれだけのベテランでも、やっぱりもらえればうれしいんですね。



 主演女優賞の発表が主演男優賞よりも、監督賞よりも後、という進行具合で「あぁ、



メリルなのね・・・」とわかってしまいましたよ・・・(かなしい)。 ルーニー・マーラや



ミシェル・ウィリアムズにはまだまだこの先がありますからね!



■助演男優賞 クリストファー・プラマー (『人生はビギナーズ』)



 そんな中、あたしの大本命のクリストファー・プラマーの受賞はめでたい!



 またスピーチも素敵だ! ノミネートされた他の俳優たちにもエールを送り(マックス・



フォン・シドーにだけ「ディア・マックス」と呼びかけていたのが微笑ましく、マックス・フォン・



シドーも穏やかな笑顔で拍手を続けていた)、これが長編2本目であるマイク・ミルズ



監督への賛辞、共演者ユアン・マクレガーをも称えつつ、ちゃっかりお茶目にしめくくると



見せかけて最後には妻への愛と感謝を。 クリストファー・プラマーの奥さん、すごく美人!



■助演女優賞 オクタヴィア・スペンサー (『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』)



 名前を呼ばれた瞬間、腰が抜けて立てなくなったみたいなオクタヴィア・スペンサーが



超キュート。 三人のうちだれか獲るだろうと言われていましたが、まさにその通りに。



女性としては、『ヘルプ』を是非見たいです。 ただ、ノミネート時に情報がなかった



『アルバート・ノッブス』がすごくあたしのツボにはまりそう。 その昔、カフェの給仕として



働くために男装しなければならなかった女性の物語、ですよ! グレン・クローズや



ジャネット・マクティアがリアルに男装! みたい、これは絶対見たい。



■脚 本 賞 ウディ・アレン (『ミッドナイト・イン・パリ』)



■脚 色 賞 アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ

          (『ファミリー・ツリー』)



 ゲストの三谷幸喜が、日本の映画賞も脚本賞と脚色賞とわけてほしい!、と吠えて



いたのが印象的。 あたしも、そう思います。



■美術監督賞 『ヒューゴの不思議な発明』



■作 曲 賞 『アーティスト』



■主題歌賞 “Man or Muppet”(『ザ・マペッツ』)



■撮 影 賞 『ヒューゴの不思議な発明』



■編 集 賞 『ドラゴン・タトゥーの女』



 『ドラゴン・タトゥーの女』は結局一部門でしたが、フィンチャー監督お得意分野で



よかった。 編集賞のみならず、スタッフに与える賞の受賞者もみなさんそこそこ



いいことをおっしゃる。 裏方であろうが表彰するときは一緒、みたいな感じも日本



映画界にはほしいところです(でも日本の職人気質のスタッフさんたちは結構口下手



だったりするのだろうか・・・意外に木村大作さんクラスがごろごろいるかもしれんし、



日本アカデミー賞運営委員会?は是非参考にしてほしい)。 



■音響編集賞 『ヒューゴの不思議な発明』



■音響録音賞 『ヒューゴの不思議な発明』



■衣装デザイン賞 『アーティスト』



■メイクアップ賞 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』



■視覚効果賞 『ヒューゴの不思議な発明』



■長編アニメーション賞 『ランゴ』



 ま、ここは順当に『ランゴ』。 ゴア・ヴァビンスキー監督にはやりたいことやって、また



普通の映画の世界に戻ってきてもらいたいと思う(両方やるというのならそれはそれでよし)。



■短編アニメーション賞 『モリス・レスモアの不思議な空飛ぶ本(原題)』



■長編ドキュメンタリー賞 『Undefeated(原題)』



■短編ドキュメンタリー賞 『Saving Face(原題)』



■短編実写映画賞 『The Shore(原題)』



■外国語映画賞 『別離』(イラン)



 外国語映画賞は、今回のノミネートと関係なくいち早く日本での公開予定が組まれて



いたので、多分これだろうと予想(いい作品であろうと期待)。 受賞スピーチでは「戦争や



政治の影に隠れてしまっているイランの文化が世界に広まるのは光栄なことです」みたい



なことをおっしゃっていた。 イランの前はペルシャ。 日本だってここから文化的な



影響は受けているもの、応援したくなりますよね。





 『マネーボール』のジョナ・ヒルくんがメガネをはずしてタキシード着たら意外にハンサム



だったり、いつもはじけたことをするベン・スティラーが初プレゼンターではしゃぎまくる



エマ・ストーンをグチ混じりになだめる役だったりしたのも面白かったし、なによりウィル・



フェレル&ザック・ガリフィナーキスがほぼ無表情で息の合ったぐだぐだぶりを見せて



くれたのがよかったです。



 メモリアル・トリビュートは文字がいつもより見にくかったけれど、ピーター・フォークの



出現のさせ方にたまらない愛情を感じました。



 特にサプライズのない授賞式だったけど、だいたいこんなもんなのかな?



 ま、所詮お祭りですので、評価は自分で見て決めたいのです。 それでも、これだけの



作品がこれから日本で公開されるかもしれない、という「ショーケース博覧会」のような



気もしてきている今日此頃。



 あとはスピーチを聞いて、好きな役者さんをより好きになる場、ですね。



 さ、見てない映画がたまってきたぞ! 行かねば!!


posted by かしこん at 03:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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