2012年02月18日

ダーク・フェアリー/DON'T BE AFRAID OF THE DARK



 『デビルズ・バックボーン』・『パンズ・ラビリンス』とギレルモ・デル・トロ作品で



子供が主役なら間違いない!、と思って期待しておりました。 しかし実は脚本を



担当しただけで監督は違う人なのね・・・ここで何かに気づくべきでした。



 冒頭から、「いかにもゴシックロマン!」な鉄の門とお城が映りワクワクする。



が、“なにか”もまた比較的最初から姿を現しており・・・ちょっと、そこはチラリズムで



お願いしますよ!、と(別の意味で)泣きそうになる。



   気をつけて! やつらは暗くなるまで待っている。

                   背筋も凍るおとぎ話。



 オープニングから変わって舞台は現代。 キム(ケイティ・ホームズ)は恋人の



建築家アレックス(ガイ・ピアース)が古い屋敷を買い取って改築作業中、彼が離婚した



相手と住んでいた娘サリー(ベイリー・マディソン)を引き取ることになり、彼女とうまく



やっていけるかどうか心を砕いていた。 一方サリーは両親の離婚で傷ついて大人への



信頼感をなくしており、二人の初対面はいいものにはならなかった。



 一人で屋敷を徘徊するサリーは、ある日地下室で何も知らずに封印を解いてしまい、



屋敷にはある魔物が跳梁跋扈することに・・・という話。



   気持ち悪いものに触ってはいけません。



 あー、この女の子、『マイ・ブラザー』の子供たちの一人だ。 あの映画でも父親の



変貌ぶりに動揺し感情を表に出さなくなる、というような役だったが・・・仏頂面の似合う



子である。 傷ついた・ひねくれた性格という設定なので、子供らしくなくかわいくないのは



この映画的には必要だと思う。 それ故、後半以降の狙われる恐怖が活きてくるのでは、



と。 バスタブに逃げ込むがシャワーカーテンがあたかも襲ってくるようなシーンは



非常にデル・トロ的というか、いい感じの場面でした。



 しかし! “やつら”のビジュアルはなんとかならんのか・・・そこまではっきり描かれ



ちゃったら、怖くもなんともないのですが(しかも中盤で、本棚に挟まれて死ぬやつが



いるとわかってしまうと「踏みつぶしたらいいじゃないか」みたいな感じに・・・)。 そりゃ、



数がキリがないんですけども。 ホラーだと期待するからいけないんでしょうか、あくまで



“お伽噺”と考えるべきなのかもしれません。



 だとしたら、それはそれで結末はひどい話なんですけれども・・・。



   こんなキモい壁画(?)のある家に

                 そのまま住む気持ちがわからない。



 今ではトム・クルーズ夫人としてのほうが有名になってしまったケイティ・ホームズ



ですが、あたしは『ドーソンズ・クリーク』から見ているし『エイプリルの七面鳥』は



よかったし、まぁ子育てもあるから大変でしょうけどいい映画に出てほしいなぁ、と思う。



演技力はあるからトム・クルーズの名前抜きで評価してほしい。



 ちなみに『ドーソンズ・クリーク』のもう一人のヒロインだったミシェル・ウィリアムズは



いまや賞レース常連の女優になった・・・ティーンドラマから成長する人がいるって



うれしいですわ(しかし主役だったドーソンくんはどうしているのだろう。 親友役の



ジョシュア・ジャクソンは今『フリンジ』に出てますが)。



   あたし、ガイ・ピアースは好きですが・・・

                このお父さんはいいところなしだわ!!



 だからこそ、余計に「あのラストはひどいよ!」となります。



 なんでももともとはギレルモ・デル・トロが子供の頃見てトラウマになったというテレビ



映画『地下室の魔物』のリメイクとか。 オリジナルは未見ですが、メインストーリーの



内容に忠実なら、このラストは確かにトラウマになるな・・・。 女性だったら、小さい娘の



いる人と付き合うのは考えた方がいい、とすら思うかも。 もしくは、古い家を買うな、と



いうことでしょうか。



 よいところもあるんですが・・・ゴシックな雰囲気とか。



 でもそれもくっきりしたやつらの姿のせいで、台無しよ。


posted by かしこん at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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