2011年12月20日

ピザボーイ 史上最凶のご注文/30 MINUTES OR LESS



 オープニングの雰囲気が(3Dタッチではないが)『ゾンビランド』みたい!、と



盛り上がるが、監督同じ人だった・・・。



 “30分以内に配達できなければタダ”がウリのピザ屋で配達人をしているニック



(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ある注文に駆け付けたならば襲われて意識を失い、



気がついたら時限爆弾をつけられて銀行強盗を強要される。



 そしてまた別の場所では、資産を一人占めする父親憎さから殺し屋を雇おうとする



ニート的ダメ男が機械や爆弾の知識を持つ相棒(?)とともに依頼料10万ドルを稼ぐ



方法を考えていた。



 はじめ、颯爽と車を走らせるニックの姿を映すのだが、実は“30分以内”に間に合った



ことのないダメダメ配達人であることがすぐにわかる(アメリカのピザ配達って車なのか。



バイクって日本の事情のせい?)。 とりあえずこのままではダメだと考えているらしい



ニックだが仕事の代案はないようで、小学校の代用教員をしている幼馴染の親友チェット



(アジズ・アンサリ)に「そんな仕事辞めちまえよ」と言ってみたり、チェットの妹がいい



仕事を見つけて町を出ていくと知って反対してみたりとまわりが自分を置いていくような



感覚にも耐えられないダメ男である(じゃあ、まず自分が仕事につけ!)。



 ナレーションひとり語りもないため、『ゾンビランド』のときのような観客共感ポイントも



なければかわいげもない。 ただ身勝手なイヤなやつじゃん、と見えてしまうのがなんだか



悲しいのである。



   やたらかってなにーちゃんで残念。



 それに比べたらチェットのほうが、直前にニックと大喧嘩して絶交宣言をしていたにも



かかわらず、爆弾チョッキを着て現れたニックのために協力してしまうお人よし感



(本人は正義感だというが)全開で好感が持てる。 しかし若い男同士ってこんな中身の



ない会話しかしないのか(というか、ほぼ下ネタか)・・・というのにげんなり。 それは、



ニック&チェットだけじゃなく、もしかしたら十歳ぐらい年上なニート的二人組の会話も



同じ感じで・・・さらにげんなり。 ふと、『SATC』を見た男性がげんなりする気持ちって



こういうことなのだろうか、と考える。



   原因は親に愛されないこと・・・

            いいトシしてすべてを親のせいにするな!



 殺し屋がマイケル・ペーニャだったり、資産持ちの父親役の方もよく見たことある人



だったりとキャスティングにも遊び心は感じますが、いかんせん「爆弾チョッキをきせ



られて無理矢理銀行強盗させられた現実の事件では、テレビカメラの前でチョッキは



爆発してその人は死んでしまった」という事実を思い出してしまうので、このネタで



コメディつくるとは悪趣味すぎないかとも考えてしまい・・・。



 今の現実では現悪という基準だけでは何も語れない、ということなのかもしれないが



(『ゾンビランド』にもそういう要素がありました)。



 笑いどころはあるのですが、もうちょっとテンポをよくした方がよかったような(82分



なのにもっと長いような気がする)。 オタクな映画ネタも満載ですが、あたしが好き



だったのはチェットの妹に「フェイスブック見てる?」と聞かれたニックが「もうやめた」と



答えたところですかね。



 あと、ニート的二人組の片方が車の中でノリノリで音楽を聴いているところで、もう



片方が苛立ってカセットテープ(!)を引き抜き、「ナンパに行く大学生じゃないんだから



こんなの聴くなよ!」と怒鳴るところ。 字幕には出てませんでしたが台詞では「Matchbox



Twentyなんか聴いてんじゃねーよ!」とあり、でも実際そこで流れていたのはThird Eye



Blindだったのであった。 と、多分見た人によってツボの台詞・場面があるのでは



ないかしら。



 しかしいちばんの問題は、四角い顔のインド系の人の顔を見たらどうもM・ナイト・



シャマランに見えてしまう、というあたしの顔認識能力の低さなのであった(声の違いは



わかるんだけどな〜)。



 むー、ジェシー・アイゼンバーグは早口芝居だけの人と思われないか、心配になる。


posted by かしこん at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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