2011年12月19日

マーガレットと素敵な何か/L'AGE DE RAISON



 予告でエスカレーターを逆走しようとするソフィー・マルソーがあまりにかわいらし



かったので。 しかも監督は『世界でいちばん不運で幸せな私』の人だというでは



ないか! キュートだがひとひねりのある内容かなぁ、と予測して。



 キャリアウーマンとしてバリバリと仕事に生きるマーガレット(ソフィー・マルソー)の



40歳の誕生日、職場にひとりの公証人が一通の手紙を持って現れる。 その差出人は、



7歳の自分だった。



   ある日、かつて少女だった私から手紙が届いた

                    私の明日はキラキラと輝き始める―。



 過去の自分なんか関係ない、そんなことはもう忘れた、と考えるマーガレットだけれど、



今だって仕事のシチュエーションに合わせて机の引き出しから世界中の偉大なる女性の



写真を取り出し、「今日はマリア・カラスかしら? それともエリザベス・テイラー?」と



メンタルトレーニングをやってる姿は少女そのものではないか!、とつっこみたいほど



自分を見失っている(しかも彼女の仕事が原発の推進・売り込みなので今の日本人から



見るといささか複雑である)。



   現実第一主義といいつつ、手紙を前に少女に戻る。



 「子供の頃に思ったような大人になってる?」という問いかけに立ち止まらずに



いられる大人はどれくらいだろう。 勿論マーガレットは少数派ではないので一度は



手紙を放り投げながらも、次々届く手紙にいつしか引き込まれて“なりたい自分”を



模索していく・・・のですが。 子供の頃からマーガレットは頑固で気が強く、それは



今も変わっていなくて、「これ、ソフィー・マルソーじゃなかったら成り立たないのでは?」



というほどよく考えたら身勝手な女性の話に思える部分も。



 ダメダメな男かと思われた現在のマーガレットの婚約者マルコムが実はいい人だった



から、ふらふらと揺れ動くマーガレットを支えてすべてを受け入れてくれる人だから



よかったよね、ということに。 女の人生は男選びが重要なのね〜。



 ポップでキュートな映像は期待どおりでしたが・・・ま、求めたのはソフィー・マルソーの



かわいらしさなのだからこれでよかったのかも。 誰しも考える自分の“素敵な何か”は



違うから、それを愛したらいいだけのこと。 底の浅い自分探しとはちょっと違うって



感じられたのはよかったかな〜。


posted by かしこん at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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