2011年07月23日

追いつかれました、けど

 ヴァランダー警部シリーズ第7弾、ついに邦訳!

  背後の足音1.jpg背後の足音2.jpg 背後の足音/ヘニング・マンケル
 実は先日(というよりもっと前だが)WOWOWで、これを原作にしたBBCが制作したドラマ『友の足跡』を見てしまっていたので、あらすじはわかっているんですが・・・シリーズファンとしては衝撃の展開! それ故に邦訳を待てずに先日(これもまたかなり先日)、英語版のペーパーバックを買っていたのでした。

  ワンステップビハインド.JPG One Step Behind
 これはスウェーデン語から英語にトランスレートされたもの。 洋書の、しかもペーパーバックを買うことがあまりないあたし、『解説』とかないことは想定内でしたが目次すらないことに唖然・・・。 日本の翻訳本は、親切だなぁ。
 で、基本的に読書は日本語で行うものと思っているあたし、いくら読みたい物語でも英語だと時間がかかる・・・。 ペーパーバックの形も微妙に読みづらい(厚い割に軽いのはいいのだが)。 ま、言い訳です。 なかなか進まないうちに東京創元社から早々に「発売しますよ!」のお知らせが入ってしまったので、じゃあ、待ってる方が早くない?、と気分的に挫折。 で、早速新刊を購入。 「追いつかれた」というよりも「追いついてもらうのを待っていた」が正確なところです。
 やっぱり日本人には日本語だね! ペーパーバックでは微妙と思ったところ(なんでこんなに描写を重ねるんだろ、とか、“ものの腐る月”とか)もすんなり納得!
 スウェーデンでは8月は「暑い」ではなく「暖かい」なんだね! うらやましいよ!
 で、相変わらずヴァランダー警部はうっかりさん(?)で、自分の体の不調に困惑気味。 読んでるこっちが「それって○○病だって!」とすぐわかってしまうのに、病院に行って医師に会うまで予想もしていない警部。 もういい大人なのに・・・特に仕事にのめり込んでしまう男の人って、ダメですねぇ。
 まぁ、そんな“お悩みがち”なところがヴァランダー警部の特徴でもあるのですが。
 今後とも健康と女にだまされることに気をつけてお仕事がんばってください。
 そんなわけで上巻、「衝撃の展開!」までもう少しですごくドキドキ。
 『背後の足音』を読み終わってからペーパーバックを読んだら、すごくさくさく進むかも、と思ったりしている。
 ちなみに第8弾は、来年刊行予定とか! 待ちます!

 そして、忘れてはいけない新刊マンガ。

  3月のライオン06.jpg 3月のライオン 6巻/羽海野チカ
 出番少ないのに表紙とは、二海堂!、と思ったのは束の間・・・。
 ひなちゃん問題に多くを割かれるかと思ったけれど(実際割かれているんだけど)、ひなちゃんの内に秘めた闘志に加えて多くの人々の“戦う気持ち”がクローズアップされた巻に。
 零くん(主人公)の担任の林田先生がいい味出してるよなぁと思っていたけれど、ここにきて、「この人、あたしと似てるかも!」ということが発覚・・・。
 「オレが話をつけてやる」発言には激しく同意だった。
 いまのところいじめっ子女子の描かれ方が類型的だが、今後彼女たちの事情なども描いてしまって“基本、事情はあるけどみんないい人”解釈になるのか、あの担任教師ともども放置なのか、気になるところです。
 零くんは「人としての一般常識足らず」からちょっと成長しているし、更に将棋の腕は言うまでもなく。 しかしどんな世界に住もうとも、帰ってくる(心を許して訪れられる)家という存在、肯定的に話を聞いてくれる人(自分を心配してくれる人)、おいしいごはん、などなど地に足のついたものがいちばん大切である、ということを教えてくれる話でもある。 むしろそれがいちばん、大事なのだ。
 この先、更にヒリヒリする展開が待ち構えていそうだが・・・それでも明るい未来を信じられる。 読者には、それも大事です。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック