2011年05月31日

ソウル・キッチン/SOUL KITCHEN



 おいしいもの大好きです。 そんな気持ちに火をつけてくれるような予告編に



つられ、¥1000の日に鑑賞。 予備知識ゼロだったので、ドイツ映画であることに



途中まで気づかなかった・・・。



 大衆食堂的レストラン“ソウル・キッチン”を経営し・料理人でもあるジノス



(アダム・ボウスドウコス)のもとに、ある日仮出所した兄イリアス(モーリッツ・



ブライブトロイ)が「形だけでいいから雇ってくれ」と頼みに来る。 働き口があれば



刑務所に戻らなくていいし、働いている時間は保護期間中も門限が延長されるから。



 しぶしぶサインするジノスだが、ジャーナリストの恋人は上海に赴任するといい、



キッチンの模様替えのため荷物を運んで腰を痛め、このままでは店も開けられず



不運続きのわが身を呪う。 そんなとき、たまたま恋人のファミリーパーティーに



参加したレストランで失礼な客にぶち切れ、その場でクビになったシェフを見かける。



 彼の料理を気に入ったジノスは雇うことにするが、加工食品大量使用のメニューが



気に食わないシェフは「自分の料理を出させろ」と言う。



   フルメンバー?登場。



 このシェフが、むちゃくちゃだけどかっこいい!



 彼に料理を習いながら(というか手伝わされながら?)、生の食材を使っていかに



素材のおいしさを引き出すか、食事をする時間の大切さを引き出すのもまた料理の



持つソウルである、と学んでいくジノス。



   まさに「炎のシェフ」!



 しかし常連客はいつも通りの“大衆食堂”を期待していたわけで、聞いたことのない



メニューなど食べる気にはならない。 一気に客を失うが、あることをきっかけに



シェフの料理のおいしさに気づいた人々が集まり始め、一気に店は順調に。



 が、そうはうまくはいかないもので、店の土地を狙うジノスの幼馴染の不動産業者が



出てきたり、遠距離恋愛の恋人とはうまくいかなくなるし、腰はいつまでも治らないし、



兄貴はなにかやらかしそうだし、と伏線がすべて回収されていく様子は(想定内の



展開ですが)意外にも「ダメ人間も捨てたものではない」という「いい話」になりました。



   しょーもない“兄弟愛”がばかばかしくて

    (途中腹も立ちますが)よい。 家族ってそんなものなのよねー、的なあきらめに

    似た愛情とでも申しますか。



 もっとドタバタできたようにも思えるし、もっとリアリティ寄りにできたようにも



感じられるし、なんかこじんまりとまとめちゃったなぁ、と残念なところもないわけ



ではないけれど、ファンタジー一歩手前のコメディということで(本当の悪人が出て



こない感じとか、登場人物それぞれがキャラ強すぎとか)、あたしはわりと好きです。



 が、ダメ兄がほんとに改心したのかとか、ジノスがシェフのソウルをほんとに今後も



受け継ぎ続けられるのか・・・とかの不安も若干よぎりますが(それくらい兄弟が



あまりに頼りない)、いつかふらっとシェフが帰ってきてくれるのを待ちたいと



思わせる映画だったかな(というか帰ってきてほしいなぁ、是非)。



   しかもラストをロマンティックに

    しめくくっちゃうところにはびっくりだ!けど、ちゃんと伏線張られてるんだよね〜。



 こういうお店が近くにあって、常連になりたいよなぁ・・・という願望にも火を



つけられたりして。



 上映後、何故かくじ引きがあり、あたしは“食べるラー油”をいただきましたが・・・



あたしは食べないのでこんなのもらっても(しかし他の賞品にもこれといった



ものはなく)。 ドイツ映画なんだから、どうせならドイツの食材がよかったなぁ



(と、タダでもらっておきながら図々しい感想でした・・・)。


posted by かしこん at 03:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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