2011年05月25日

ザ・ライト 〜 エクソシストの真実/THE RITE



 もう、予告の感じが「アンソニー・ホプキンス怪演!」という感じだったので・・・



あたしあんまりエクソシストものにはひかれないんだけど(基本、ホラーはキライ



じゃないしむしろ好きですけどね、ゾンビものとか特に)、アンソニー・ホプキンスに



負けました(ちなみに公開延期になったのは、地震後に「こういう穏やかならざる



内容の映画を公開してもいいのか」という話し合いがあったためだそうですが・・・



どう関係があるのかいまいちわかりませんでした。 キリスト教徒の方なら関係



あるのかしら?)。



 冒頭に、「悪魔との戦いは今も続いている」というローマ教皇ヨハネ・パウロU世の



言葉が引用され、実話っぽさを強調! タイトルは“正しさ”的なほうかと思って



ましたが、スペル見たら『儀式』のほうでした。



 家業は葬儀屋だが、継ぎたくない。 でもとりあえず上の学校に行きたい、と



考えたマイケル(コリン・オドナヒュー)は神学校に入ることに。 信仰心以外の



教科の成績は優秀で、恩師からヴァチカンに研修に行かないかと誘いを受ける。



そこでは“エクソシスト養成講座”が開かれていたのであった。 神の存在と同様、



悪魔の存在にも懐疑的なマイケルだが、会ってきたまえと紹介されたのは<異端>



と言われつつも一流の腕をもつとされるエクソシスト・ルーカス神父(アンソニー・



ホプキンス)だった。



   とにかく迫力あり!



 エクソシストとか、悪魔ものって必ずと言っていいほど不意をついて人が車に



はねられるよな・・・この映画でもそのお約束は破られず。 とはいえ、予告で



煽るほどのホラー映画ではなかった・・・(ちょっとがっかり)。



 とはいえ、なんとなく「信仰とは・人間とは・生きるとは」をテーマに対話する



マイケルとルーカス神父の二人芝居の戯曲に変更できそうだな・・・とつい考えて



しまうあたしはなんなんでしょう?



 それにしても、「どう見ても結局ハンニバル・レクター」なアンソニー・ホプキンスは



そう見られることを楽しんでいるのだろうか?、と思うようなやり放題の怪演で・・・



仕事選ばないのかなぁ、実は。



   行われる<儀式>とは。



 「悪魔憑き」は真実なのかどうか、という回答はグレイゾーン(日本だって悪魔



なんて概念のない昔には「キツネ憑き」とか呼ばれてたこともあるわけだし)。 



他人から見たら精神病で片づけたほうが早い話でも、本人や周囲がそれを信じて



いなかったら意味がないわけで、ある意味プラシーボ効果としてのエクソシストの



存在をヴァチカンは育成しているのだろうか、と感じる。 勿論、もとにあるのは



信仰心の深さなり強さだったりするわけだが。



 てことは、いちばんコワいのは人間の思い込みや自意識?



 ルーカス神父の自宅には最初からネコやカエルが沢山いる・・・言われてみたら、



ある側面から見れば“使い魔”とされる動物ですよねぇ。 陰陽道の式神のほうが



かわいく感じられてしまったじゃないですか。



 しかし「相手のまことの名を知ることで相手を支配できる」ってケルト神話にも



ある考え方・・・世界中の一神教も、もとにある考え方は別にあるんじゃないのか



なぁ、と無宗教で絶対唯一神否定・八百万の神派のあたしは思ってみたり。



 『レポゼッション・メン』・『プレデターズ』のアリシー・ブラガ嬢がエクソシスト



講座を受けるジャーナリストとして登場してますが、彼女の存在が必要だったのか



微妙・・・(そのあたりも、二人芝居に置き換えられそうと考える要因)。 マイケルの



父親がルドガー・ハウアーだったんだけど、あまりに老けた感じでわかりませんでした!



 それにしてもマイケルくん、『THE TUDORDS』に出てる人なんだけど



アンソニー・ホプキンスに完全に存在負け、顔立ちも地味だからかなぁ。



   画面全体的にも、なんか地味です。



 しかもローマ(イタリア)を楽しめないアメリカ人でかっこ悪すぎ(バールやカフェに



入らずマクドナルドとは!)。 まぁ、注文方法がわからないという可能性もありますが、



アメリカの食事の貧しさ(加工食品全盛・手作り料理少ない)をこんなところでも



感じさせられるとは・・・日本の食生活は豊かだねぇ。



 まぁ、<信仰という生き方>の例を見せてもらったということかな。 このお二人の



モデルになった神父さんは実際にいるそうですし。





 ところで、『素敵な金縛り』の予告見たんですが・・・離婚報道のあとでは個人的に



三谷幸喜の好感度だだ下がりです(なんだか小林聡美は下がらないんだけど)。


posted by かしこん at 03:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック