2011年02月01日

ろくでなし啄木@シアターBRAVA!

 ほんとは啄木の啄の字は違うんですけど・・・表記できないのでこれで。
 三谷幸喜生誕50周年記念スペシャル第一弾、『新選組!』の三人の顔合わせで送る三谷脚本初のエロティック・サスペンス!・・・だということを帰宅後にパンフレットを読んで知りました。

  ろくでなし啄木.jpg そうですね、ポスターからも無駄に色気が。

 啄木の記念碑の前で、20年振りに出会うトミ(吹石一恵)とテツ(中村勘太郎)。
 すっかり有名人になってしまった啄木(藤原竜也)だが、二人にとっては「はじめさん」であり「ピンちゃん」だった。 が、ある日を境に彼は二人の前から姿を消し、三人の微妙な関係と友情は終わりを告げた。 一体、あの日に何があったのか、トミはテツに問う。
 “一夜の出来事を、その場にいた三人それぞれの視点から振り返る”という『羅生門』形式なれど、同じことが繰り返されつつも解釈次第でずれが生じるあたり、あたしは『ノイズ・オフ』を連想してしまいました(そのあたりで笑いが起きるから余計に、ですかね)。
 石川啄木といえば『ローマ字日記』のせいで「実はいやなヤツ」というイメージが定着していたあたしですが、世間的にはあまりそうではないのか??? 『ローマ字日記』については終盤少し触れていたが、観客の受けはいまいちだった(ってことは知らないってことよね。 でも今品切れ重版未定だそうで・・・それはあたしがもうトシってことか?!)。
 冒頭のシーン、ちょっと年を食ったテツさん、喋り方や声が「中村勘九郎?!」って感じでびっくり(勿論、現・勘三郎ですが今より若い時の感じなので)。 またキャラクターが「深く考えてなさそうだが人のよさはとびきり、ふらふらしてそうだけど地に足が付いている」という感じなのでますます勘九郎さんにだぶります。  なんか勘太郎くんはまっすぐ生真面目くんというイメージなので・・・(いや、それが『新選組!』の平助から来てるってことは自分でもわかってますよ)、なんだか父親に露骨に比べられちゃう役でかわいそうな感じがしてしまった(って、比べてるのは誰なんだって話ですが)。
 そう、『新選組!』とは全く違う役柄を今回三人には与えられたのだと理解しますが・・・すみません、正直、期待したほどでは・・・。
 いや、三人はそれぞれがんばっていたと思うのですよ。 わざわざオープニングのために土砂降りの雨を降らせるのもすごいですし。 あえて伝統的な演劇的手法のセットも三谷脚本としては珍しい。 しかし、脚本が・・・どうも・・・あたしには「フツー」だったんですよ。 なんというか、心の響くものがなかったというか。
 あ、『ソーシャル・ネットワーク』観たあとだったからかな。 天才かもしれないけど人として未熟なヤツのそばにいるのは大変、ということでもあるから(けれど時がたてば「それもまた得がたき体験」と思えるようになるということなのか)。
 まぁ、“エロティック・サスペンス”だというのだから別に心に残らなくていいのかもしれません。
 吹石一恵嬢はなんかこのままいくと今の鈴木京香のようなポジションに進みそう・・・コメディエンヌの才能のある人を「お色気おねえさん」のイメージに押し込むの、やめてもらえませんかね!

 そして平日に18:30開演はつらい・・・。
 どんだけ長いのかと思えば、15分の休憩をはさんで終演予定時刻は21:15。
 19:00スタートでも22時前に終わるじゃん!
 これだけ納得がいかなかった。 なんで18:30スタートなの?

posted by かしこん at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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