2010年11月19日

SP 野望編

 なんか見るつもりは全然なかったんですけどね・・・21時以降に上映になってたのはこれだけだったのだ(そこまでして映画を見るのか?、と自問しているが、どうもあたしはどんどん映画館で映画を見ることにとりつかれているようだ)。
 『SP』のドラマは見ていましたが・・・どうも『24』っぽいというのと、陰謀の陰には某国あり、悲しいかな日本国内にも某国のスパイ・洗脳された者が沢山入り込んでいる、という日本国内の現状を思うと洒落にならないことを描いていたので見ていて気持ちが沈んだのよね・・・だからあまり入り込めなかったというか、距離を置いていた。
 フィクションだというのにね。 いや、一見荒唐無稽なフィクションだからこそ、なんか痛々しかったのだ。
 さて、劇場版であるが・・・前後編かいっ!
 岡田准一くんはドラマ終了後もワークアウトを続けていたとのことで、キレのあるアクションを披露してくれますが・・・臨場感を生みたいカメラワークがその動きを撮ることを微妙に邪魔しているように感じてしまったり。 
 しかし冒頭の井上薫(岡田准一)がすごいというならスーツ・メガネの男(丸山智己)もすごいのでは・・・丸山くんも相当のワークアウトをしたのでしょうか?
 むしろ岡田くんよりも丸山くんすげー、と思ってしまったあたし。
 そして新キャラクターは、この人さえ出しておけば間違いないと思われているに違いない、香川照之。 二世でもなく個人の人気のみで勝ち上がってきた政治家、しかも与党幹事長を例によって怖い感じでやっております(またその無口な秘書が堀部くんで、やりすぎぎりぎりの空気を保ってるのがおかしくてしょうがない)。
 すごいなぁ、香川照之、仕事を選ばないなぁ(実写版『あしたのジョー』の丹下さんもやるんでしょう・・・)。

  SP野望編2.jpg 『ゴールデンスランバー』の役にも通じる。
    岡田くんは主演ですがジャニーズなので画像がありません。

 そうかぁ、ウリはアクションなのかぁ、と思っていたら、ちょっとした爆破シーンなどCGがしょぼすぎて目を疑う。 国家的一大事に官邸に向かう官房長官を警護するSPの行動も微妙(何故相手が銃や刃物を出しているのに素手で戦うのか? SPって拳銃携帯許可出ないんだっけ?、と困惑した)。
 移動を歩いて3キロって・・・何かあったときのために、そういう職に就いている方々は官邸の近くに(それこそ歩いて行くのに支障がない程度の距離に)住んでるんじゃないの? 高い議員宿舎は何のためなの? なんかよくわからないんだけど。
 そしていろいろ複雑な状況にいることがわかっていながら相変わらず手錠を持ってくるのを忘れる井上くん、それはギャグですか?(ここまで来てそれだとちょっといらっとしてくるぜ)
 「大義のため」と危険な刺客を送ってくるやつらもかなりイタいが、刺客もまた相当イタい(ギャグかこれは・・・)。 ボウガンの矢で肩を打ち抜かれたSPさん、刺さったところと抜けたところがずれてますよ!
 と、大変緊張感のない仕上がりです。

  SP野望編1.jpg 彼には期待したのに。
 尾形さん(堤真一)も思ったほど出番は多くないし・・・はっきり彼の気持ちがわかるわけでもないし。
 そう、なにがびっくりって、結局この前編では二人(井上と尾形)の対立軸がはっきりしただけだという・・・あのう、それはテレビシリーズの最終回でもうわかっていることなんですが・・・。
 2時間半になっていいから、一本にまとめるべきだったんじゃないのかなぁ。 内容が薄くて何も残らない。
 また、尾形さんが言う。 ドラマの最終回とはニュアンスが変わっているが。
 「残念だよ。 とても、残念だよ」
 その台詞、この映画にそのままそっくりお返ししたいわ〜。
 テレビシリーズとまったく同じテーマソングを使ったのはすごくいいことだが、だったら余計テレビのスペシャルドラマでよかったのでは・・・疑惑が、拭えない。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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