2020年11月03日

ホワイトハウスファームの惨劇 バンパー家殺人事件 @ WOWOW

 10月のWOWOWプレミア、二週にわたって『ホワイトハウスファームの惨劇 バンパー家殺人事件』を放送(全6回)。
 1985年8月6日の未明に起きた、イングランド・エセックス州の農場<ホワイトハウスファーム>でバンパー家の三世代5人が銃で射殺された実際の事件をできるだけ再現したというドラマ。 これは観ないとヤバいヤツ!

  ホワイトハウスファームの惨劇P.jpg 
 1985年8月7日の午前3時頃、エセックス州のある町の地元の警察署に<ホワイトハウスファーム>の持ち主バンバー家の息子ジェレミー(フレディ・フォックス)から通報が入る。 父親のネヴィルから電話があり、姉のシーラが銃を持って家族ともめていると聞き、心配になったから警察に電話したという。 通報を受けて<ホワイトハウスファーム>に駆け付けた警察だが屋敷からは何の気配もなく、夜明けを待って突入すると、中にはネヴィルと妻ジューン、娘のシーラ、シーラの双子の息子ニコラスとダニエルの遺体が発見された。 トーマス・ジョーンズ警部(スティーヴン・グレアム)はざっくりとした全体の状況から「シーラが他の4人を殺してから自殺した無理心中」だと判断するが、スタン・ジョーンズ巡査部長(マーク・アディ)は細部を見て無理心中説に疑問を抱く。 調査を進めるにつれ、シーラの犯行説には無理があることがわかってきた。 では犯人は誰なのか。 巡査部長の疑惑は家族で唯一生き残ったジェレミーにつながっていく・・・。

 冒頭、「これは実話である」という日本語テロップだけが出るのが怖い。
 This is a true story. に対する訳じゃないんだ。 イギリスでは有名な話だからテロップを出すまでもない感じ? 日本から見るための補足?
 綿密な取材のもとに制作(一部名称などは変更)だという。 再現ドラマにしてはガチすぎる(まったく音がない状態でカメラ固定図が続く場面、ほんと怖い)。 少し色の抜けたような映像に、45年前という時間の壁を感じる。 役者の方々もみなリアルな手触り。
 通報・検視・死因審問・葬儀・逮捕・判決、という時間軸通りの流れ(第一話は回想シーンが主になるが)、4話でも行けそうなところをあえて丁寧に描くところ(サイレンサーをつけたままなら引き金に手が届かず、シーラは自殺できないと判明するところの静かな衝撃!)、ドキュメンタリーをドラマ化するときの模範解答のよう。 淡々と描かれるので、余計に一気見。
 それでいて断定は割けている。 ジェレミーは無実を今も訴えているという。
 映画やドラマのように、“その場面”を観た者は誰もいない・・・それはあらゆる事件においてそう言えるわけで、証拠だってすべてが拾われるわけでもないしすべてが開示されるわけではない。 必ず誰かの意図が介在されてしまう・・・わかってるけど、あらためて感じるとおそろしい。
 だから、できることは自分が罪を犯さないことだ、と思うしかないのだ。

posted by かしこん at 15:54| 兵庫 ☔| Comment(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする